スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

フィギュアスケート

くまのプーさん×羽生結弦氏の特別展「SHOWER OF HEART -かがやくひかりのプレゼント-」で渋谷から世界に光が溢れ出した件。

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輝く光のプレゼントをいただきました!

くまのプーさん原作デビュー100周年にあたるという今年、プーさんを愛し、プーさんに愛された男・羽生結弦氏とプーさんとのビッグなコラボレーションが始まりました。東京・渋谷を皮切りに、京都、愛知、岡山、福岡、仙台と日本列島を縦断するように開催される特別展「SHOWER OF HEART -かがやくひかりのプレゼント-」です。10月2日から始まった渋谷TSUTAYAでの開催、早速僕も行ってまいりました。これまでも何度も荘厳な神殿を建立してくれた聖地・渋谷TSUTAYAでこのコラボの盛大な幕開けができるというのは、東京都民としても嬉しい限りです。

迎えた開幕当日、午前中から界隈の動きは活況です。たくさんの人が渋谷に集っているようで、ただでさえ人が多過ぎる渋谷がまるでプーシャワーのようにごった返している模様。幾多のプーシャワーを眺めてきた羽生家のプーさんも、その光景を目撃したら「今日はニンゲンがシャワーみたいだね」くらい思うかもしれませんね。僕は界隈からの楽しそうな報告にジリジリしながら、お仕事を終えた帰り道に渋谷へと急ぎました。

↓スクランブル交差点を眺めれば、輝く光のプレゼントが見える!
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↓早く展示の様子を知りたい方は動画にまとめておいたのでコチラでどうぞ!




京王井の頭線の改札があるあたりから通路を進めば、窓越しに見えるスクランブル交差点。一望するように渋谷TSUTAYAを眺めれば壁面にはズラリとコラボレーションビジュアルが並んでいます。この交差点はフォトスポットになっているようで、いつもたくさんの人がスマホを掲げてティックトックやインスタグラムやらの撮影&投稿をしているのですが、そうした人たちからもコラボビジュアルは大きな注目を集めているよう。

交差点を渡ってTSUTAYAに近づけば、道行くインバウンドの方が次々に「Oh!YUZURU」の声をあげて歩いていきます。まぁ僕もアルゼンチンに行ってリオネル・メッシさんのでっかい看板とか出ていたら「やっぱりアルゼンチンはメッシの本場やのー!」くらい言うと思うので、テンションが上がる気持ちはビンビンに伝わってきます。日本に来て、日本のGOATがでっかく出ていたら、そりゃあ盛り上がるというもの。THE日本という瞬間との遭遇で、観光の思い出も一層光り輝くことでしょう。

↓店舗外周部にも巨大な壁画が描かれていました!
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↓交差点正面の超大型ビジョンのほか、公園通り側入口上でもプロモ映像を上映!
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こちらのTSUTAYAさんは、1階が常設のイベントスペースになっており、新作映画のプロモーションであるとか、新作アニメの告知であるとか、日頃からさまざまなイベントを開催しています。基本的には誰でも自由に入れるようになっておりまして、このお店がセンター街と公園通りのちょうど間に位置することもあり、さまざまな人が行き交うホットスポットとなっています。

そのセンター街と公園通りをショートカットする感じで結ぶ店内通路に大型のパネル展示があり、その通路沿いの店舗奥側にイベントスペース、交差点側にグッズ販売スペースがレイアウトされているようです。今回の「SHOWER OF HEART -かがやくひかりのプレゼント-」ではイベントスペースの展示は自由に鑑賞ができ、グッズ販売スペースについては開催初期は整理券制での入場となっておりました(※最初の週末を過ぎたらフリー入場になる予定とのこと)。

↓店内通路には大型パネルでコラボレーションビジュアルなどを展示!
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↓羽生氏からのメッセージもドーンと掲出されていました!
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このパネルで仕切られたイベントスペースには3面の大型ビジョンが据えられ、そこではこの展示のためのオリジナルプログラム映像の上映のほか、このコラボレーションへの思いなどを語ったインタビュー映像(※全5章のうちのひとつとのこと)が上映されています。こちらは今後の巡回などもありますし、それぞれの目で見ていただければと思いますが、プーさんを正面向かせるのに頑張っていたという羽生氏の奮闘の模様(※ギュッと抱きしめるから正面向かないんじゃないかという気もするが尊いのでヨシ!)などが渋谷会場の映像では語られており、演技と解説をつづけざまに見られる嬉しい展示となっておりました。

そして、その演技で着用した伊藤聡美さんデザインによる衣装の展示も行なわれており、デザイン画や解説コメントなども添えられています。映像および衣装は撮影等は不可ということで、それぞれご自身でご覧いただければと思いますが、衣装の美しいグラデーションについてなど羽生氏からの推しポイントもインタビューで語られており、そんな話にも耳を傾けつつじっくりと拝見させていただく時間となりました。

↓店内装飾もほんのり衣装風味でヒラヒラしています!
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そうした映像・衣装展示の傍ら、ウェディングケーキみたいな三段重ねの展示台があり、そこにはこのイベントで販売されているコラボレーショングッズが多数展示されています。グッズは100種類以上ある(←煩悩の数くらいありそう)ということですので、もちろんすべてがココに並んでいるわけではありませんが、このグッズ展示は記念撮影などもできるということでしたので、買ったつもりで眺めるなんてのもいいかもしれません。

↓スターにお手は触れないようにお願いします!
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↓渋谷開催での限定グッズも拝見できました!
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ひとしきり展示などを拝見したあとは、お土産を求めるべくグッズ販売スペースに向かいます。店内の空きスペース(もしくは店舗外スペース)に整理券を持つ人が並んでおり、番号順に案内してくれる模様。グッズスペースに一度に入れるのは30人とか40人とかくらいの制限だったでしょうか。人が多過ぎて棚に近づけません的なこともなく、快適に買い物を楽しむことができます。

渋谷開催での限定グッズは、(当然と言えば当然だが)この日のぶんはすでに完売済とのこと。各日のぶんの在庫を用意しているようですので、これはまた再訪の機会にあたってみることにしましょう。僕も集めているクリアファイルなどを中心に厳選購入しまして、ショッパーやらノベルティやらもゲットしました。気になっていたクルクル回るアクスタも無事に買えまして、家で早速回しましたらこれがよく回ること回ること。ハンドスピナーくらい回るので、戦利品撮影が終わったあとも手遊びみたいな感じでずっと回してしまいました。

あまりによく回って気持ちいいものですから、両手でアクスタ回すとかも、アリかもしれないなってちょっと思いましたね。今後の公演会場などでファン同士がオフ会的な感じで待ち合わせをするときに「シャワハーのアクスタを両手に持って回してます」って言ったら、待ち合わせで見つけてもらえる可能性は激増すると思いましたよね。まぁ、待ち合わせそのものの成功確率はちょっと下がるかもしれませんが。

↓回るアクスタは今後の公演とかでも欲しいですね!
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アクスタ&回るアクスタでMEGALOVANIA再現とかもアリかもですね!

電池で回転させる系の台座とかもいいかもしれない!



仕事帰りの駆け込みでの訪問ではありましたが、展示も買い物も大いに楽しませていただき、週末の楽しい気分がグンと盛り上がる訪問となりました。来場者が大変多く、渋谷自体が常に大混雑の街でもありますので、運営もさぞや大変であろうななどと思っておりましたが、スタッフさんたちの仕切りがキビキビしており、そのあたりもとても好印象でした。撮影不可の展示についてのこまめな声掛けや、グッズ購入待機組の列のさばきなどしっかりされておりまして、気持ちのよい運営だったなと思います。

10月13日まで1階イベントスペースで展示が行なわれ、14日からはこれまで神殿を建立してきた地下1階のスペースに移動しての開催となるということで、通常のおかわり訪問はもとより、フロアを移動しての新鮮なおかわりも楽しめそう。渋谷にはそれなりに行く機会も多いので、何なら日々の癒しを求めてフラっと遊びに行ってもいいかなと思っているところです。森林浴、的な気持ちで。お近くの方はぜひ100エーカーの森林浴を一緒に楽しみましょう。遠方の皆さまは、えー、ジリジリすると思いますが、グッと堪えて、巡回をお待ちください!

↓素敵な展示をありがとうございました!
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今度は昼に行きますね!

楽しい10月になりそうです!


10月14日のスペシャルな発表についても楽しみにしております!

羽生結弦氏「REALIVE」アンコール公演遠征計画と「くまのプーさん」原作デビュー100周年コラボが「熊」でガッチリと結びついた件。

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九州行きキャンセルキャンセル界隈!

嬉しい報せが飛び込んできました。わずか2日間の公演という希少な機会により、世界のファンダムの多くが現地参加の夢を叶えられなかった羽生結弦氏の単独公演「Yuzuru Hanyu “REALIVE” an ICE STORY project」のアンコール公演開催が決定したのです!わー!わー!どんどんぱふぱふー!(←今聞いたみたいなテンションで数日前の発表を盛り上げていくスタイル)

アンコールの舞台となる地は羽生結弦界隈にとっても縁深い地・佐賀。2024年には「RE_PRAY」の2DAYS公演を行ない、地域を熱狂に包んだ思い出の場所です。あのときの地域を挙げての盛り上がりと「ほとめき」は数ある遠征のなかでも印象深く、SAGAアリーナの素晴らしい構えとも相まって、僕の胸にも温かい記憶が甦ってくるよう。チケットが取れるかどうかは一旦置くとして、またこうした機会が得られることをとても嬉しく思います。「RE」がつくヤツは全部佐賀に行く説、ぜひ地元でもまことしやかに信じていただけるといいのではないかと思います。言霊ってありますからね。

↓アンコール公演開催ありがとうございます!おめでとうございます!


↓佐賀遠征の思い出を動画にまとめてあって、我ながらエライと思いました!


YouTubeメンバーシップでは佐賀観光の動画もあります!

佐賀競馬行ったり大宰府行ったりイカを探したりの大遠征でした!



「そうだ、九州行こう」と思い立った僕。チケットの抽選日程などを確認しつつ、とりあえず宿だけでも押さえますかねとノッソリ旅行サイトなど見ますと、相変わらず界隈の動きが早い(!)。佐賀・鳥栖周辺のめぼしいホテルは瞬く間に押さえられ、部屋そのものがナイではありませんか。「もはや主だったところではHOTEL AZしかない」「ていうかHOTEL AZがいっぱいある」「HOTEL AZすごない…?」と九州地方の豪族みたいなものを発見したりしつつ、「残っている部屋は大体ログハウス」とかいうレベルのすさまじい部屋取り合戦となっていたのです。

もちろん僕もそれで慄く手合いではありません。前回の佐賀遠征の経験から「博多からでも全然佐賀に往復行ける」と把握しておりましたので、旅の拠点を博多に設ける方針に素早く切り替えたのです。しかし、こちらにもすでに界隈の手がまわっており、「キレイで安全な部屋に安く泊まれればそれでいいです」という希望ラインはすでに狩り尽くされたあと。もちろん予算に制限をかけなければいくらでも候補はあるわけですが、アパに3万円とかの話になると若干身構えるわけです。アパに3000円で泊まったこともある身としては、インフレ10倍拳でも浴びている気分。

この遠征計画の直前には、大相撲九州場所に行く想定で押さえていた宿をチケット争奪戦に敗れたことでキャンセルしていたのですが、まさかこんな短期間で再び九州遠征の日程を検討することになろうとは。旅行サイト側も「キャンセルしたりまた翌週に予約入れようとしたり忙しいヤツだな…」と思っていることでしょう。裏の裏は表みたいな感じでの九州遠征キャンセルキャンセル計画は、なかなか難航しておりました。

そんななか、僕の生息するお得界隈から別口で情報が寄せられたのです。先頃起きた熊本地震により九州地方全域において宿泊予約のキャンセルが発生していることを受け、観光需要回復のために「九州ふっこう応援割」なる制度が動き出すというのです。九州地方への旅行に対して最大60%の割引支援が行なわれるこの制度を利用すれば、3万円の高級アパも1万5千円とかの標準アパになるのです。10月1日以降の旅行に対して適用可能ということで、素晴らしく完璧なタイミングではありませんか。まるでこの制度を利用するためにこの日程を逆算して決めたような…逆算して決めたような…逆算して…逆算…もしかしたら逆算して決めてる説もあるのか…?お得情報で日程を決めたりはしないだろうが「支援のために何かできることはないか」から考え始めての超速アンコール公演開催決定はあるかもしれんね…?世界の人々に「生きて」と言いつづけるために命を燃やして演じている説まであるかもしれんからね…?

ピーーーーーン!

稲妻のようにすべてがつながったあの瞬間、「これがドーパミンが出るってヤツなんだな」とわかったような気がしました。博多から佐賀に苦もなく行けるのであれば、ほかのところからでも行けるんじゃないか。もしこれが逆算の旅であるなら、どこに行くのがことの始まりであるのか。せっかくなら行ったことない場所に行くほうが遠征の意味も深まるのではないか。そんな脳内議会が出した結論は「熊本」でした。そこから交通網やら復興割情報やらを調べていきますと、熊本中心部から佐賀会場へは新幹線などを使えば1時間少々で移動できる距離感だそうで、何なら我が家からディズニーランドに行くより早いくらいです。そして熊本県の復興割は他県に先駆け9月15日から予約が始まるとのこと。9月15日より前にこのアンコール公演を発表してくれた、そのタイミングのよさにはショーシャンクの空にのポーズで感謝しましたとも。

こういう支援制度が動くだけあって、熊本県は旅行予約なども活況でないのか、相場としてもお安めで、部屋も選び放題といった状況。すべてのタイミングが噛み合ったことで、僕も納得のプランを組むことができまして、あとは公演チケットを当てるだけということになりました(←ここが一番難しそうだが…)。大相撲九州場所遠征を考えていたときは相撲仲間と博多!天神!中州!屋台!などと思っていた僕ですが、今は私欲から目が覚めたように、九州で一番に訪れるべき場所として熊本城が脳裏に浮かんでおります。まだ日程を組めていない界隈の皆さん、ログハウスしか宿が残っていなくて難儀している皆さん、熊本は有力な選択肢なんじゃないのかなと思いましたよね。攻略法とかまでお伝えする余力はないのですが、16日10時より旅行サイトじゃらんでは熊本復興割を再販する予定だそうですので、トライしてみてもよいのではないかと思います。「クーポン付け替え」だの「複数タブ待機」だのといった攻略法は旅行ブロガーとかが書いていると思うので、ぜひお調べください!

↓じゃらんの復興割はクーポン自動適用なので、宿決めて部屋決めて10時に予約画面にいればチャンスありですよ!

10時にじゃらんに入るんじゃないですよ!

10時に「あとは予約するだけ」の状態で待ってるんですよ!

プロは先に予約取って「10時に変更」するんですが、そこまでやらなくてもよいです!



さて、九州遠征の計画が進行するなか、羽生氏界隈ではほかにも動きが。今年原作デビューから100周年を迎えるという「くまのプーさん」とのコラボレーションに関して、ディズニー公式アカウントよりティザー映像が公開されたのです。その投稿には「さらに10/14の原作デビュー日にはスペシャルな発表も…!?」という気になる一文も。これはちょっと第1回全日本プーさん投げ選手権でも始まるんじゃないかと期待せずにはいられないですよね。

↓「ティザー」で「スペシャルな発表」ってことは何らかの本編があるんですよね…?


プーさんの世界に実在の人物が入り込んでいるというだけでコラボの到達点みたいな感じもありますが、これがまだ「ティザー映像」だと言われると、この映像からつながる何らかのさらなる本編が来るということを当然考えてしまいます。はたしてこの先にある何かが、追加で来たりするのでしょうか。映像を見れば100エーカーの森のような背景がしっかり描き込まれたうえで、共演するのにちょうどよさそうなプーさんが動いておりますので、ライン高めで想像するなら実写映画「シン・プーと大人になった僕」全世界公開は視野に入れておきたいなと思うところ。

まぁそれは「演技はしない」という羽生氏側の意向で実現性低めだとしても(←すでに十分演技を披露していると思うのだが…)、かねがね提唱している「プーさんのハニューハント」リアルアトラクション化であるとか、プーさんをイメージした黄色のアンダーウェア+赤のチビTスタイルでの特別プログラム公開などは、十二分に候補に入ってくるところでしょう(※片手あげの連続ジャンプで風船につかまって飛ぶプーさんを表現等)。

そしてさらに映像をねっとり見ていくと気になる部分が。まず映像の冒頭で、羽生氏は笑顔を見せながら何かしら言葉をつぶやいています。読唇術は得意ではないのですが、羽生氏側の引用リポストのコメントが「やっと会えた」でしたので、「ひさしぶり」とか「懐かしい」とかそんなことでしょうか。

その後、映像ではプーさんが現れ、羽生氏が見ていたものは何らかの本であることがわかります。抱き合って笑顔を見せたふたりは、木に腰掛けて先ほどまで羽生氏が見ていた本を一緒に見始めます。その姿は共通の思い出を振り返るかのよう。そしてふたりは歩き出し、100エーカーの森のどこか…はちみつの木でもありそうな場所へと向かいます。先ほどまでふたりで見ていた本をしっかりと携えて。

で、この本、ふたりで並んで見ているときに表紙側が見えるのですが、表紙に「Dear YUZURU」と書いてあるような気がするのです。映像が微妙に白くボカされていてクリアではないのですが、赤文字DearのDにプーさんがしがみつき、2行目には天側だけ赤色になったプーさん風カラーリングで「YUZURU」と書いてありそうな気がする。だとすると、これはプーさんから贈られた本で、その贈り物を受け取ったことをきっかけに羽生氏は100エーカーの森を訪れた、そんなストーリーなのかなと思うのです。となると、そんなきっかけとなる本、思い出を甦らせる本、実在の人物が100エーカーの森に入り込む本、そんなものが本編としてやって来たりすることもあるのかなと。

たとえばシャワハー(いわゆるプーシャワー)の場面などを中心に、羽生氏とプーさんの写真だけをひたすらまとめた写真集「Winnie-the-Pooh: Dear YUZURU」(新作カット多数/ティザー映像のセットで撮影)の刊行。あるいは100エーカーの森を訪れた友だちのユヅルをもてなそうとプーさんがドッタンバッタンして最後はみんなでハチミツまみれになって笑い合う絵本「プーさんとはちみつとはにゅゆづ」などの刊行があったりするのではないか。映画化などよりもむしろ現実路線として、そういった可能性もあるのかなと思うわけです。

「絵本が出ればどのみち映画化では?」「映画化したら特別ナレーション出演はあり得るのでは?」「よくわかんないけど演技とナレーションは羽生氏のなかで別扱いな気がする」ということで、一周巡ってやっぱり映画化なのではないか(!)と僕などは思うのですがいかがでしょうか。あまり想像を豊かにすると真に受ける人が出そうなのが心配ですが、それぐらいのことが起きてもいいと思うんですよね。100周年なので。全世界にリアルプーさんムーブメントを起こすメガスターなんて100年に一度生まれるかどうかもわからないと思いますので、現実路線を一旦忘れてドーンと大きくやったほうが楽しい、僕はそんなことを思う者なのです。

↓200周年に同じことはもうできないですからね!きっと!


200周年担当者:「プーさんを好きな有名人はいっぱいいるんだけど」

200周年担当者:「プーさんと言えばこの人、がほしいんだよね」

200周年担当者:「あー、世界各地でプーさん投げられてる有名人とかいないかなー」

まぁ、ほぼほぼ、空前絶後じゃないですかね!



ということで、「熊本」と「くまのプーさん」でクマ関連ニュースでした!

くまのプーさん100周年を記念した羽生結弦氏コラボ着せ替えプーさんを拝見し、もう一度「プーさんのハニューハント」の夢を見るの巻。

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噂のプーさんを見てきました!

空前絶後、唯一無二のフィギュアスケーターとして知られる羽生結弦氏。そんな羽生氏はくまのプーさんを愛し、くまのプーさんに愛された男としても世界に広く知られています。そんな羽生氏がプロとして現役真っただ中にある今、「くまのプーさん」が原作デビュー100周年を迎えることはただの偶然とは思えず、運命と言わずにはいられません。我が家のプーさんぬいぐるみは、すべてのプーさんを代表するような雰囲気で「やぁ、100年前からキミを待っていたよ」と微笑んでいます。

すでに各方面でイベントや記念グッズなどが生まれるなか、くまのプーさん×羽生結弦氏というコラボレーションからもさまざまな動きが始動。ディズニーさんからは「SHOWER OF HEART -かがやくひかりのプレゼント-」と題して、このコラボレーションならではの特別な演技映像、特別インタビュー、全国6都市を巡回する展示会・コラボグッズなどのお知らせが、まさにプーシャワーのように届けられました。東京会場にはもちろん足を運ぶつもりでいますが、特別インタビューは全5章だてで、各会場ではそのうちの1章を鑑賞できるといった話もあり、この先の旅行・遠征計画などにも影響していく、これぞ100周年という一大プロジェクトとなりそうです。

↓200周年の担当者が「100周年強ぇぇ」ってなりそうですね!


そして、講談社さんからは「プーさんへ 羽生結弦とくまのプーさん メモリーブック」と題した記念書籍が刊行されるとのこと。羽生氏からプーさんへのお手紙、愛用の私物プーさんに囲まれたおひるねポスター、独占ロングインタビュー、羽生氏がプーさんと過ごす時間をとらえた撮り下ろし写真などなど充実の内容に加えて、羽生氏の衣装をまとった特別なプーさんも付属するのだといいます。SEIMEIとバラード第1番の衣装を再現した着せ替え仕様プーさんは、ふたりの強い絆をついに明らかにするかのようです。こうなると逆に羽生氏が丈の短い赤のヘソ出しTシャツを着ている写真とかも載っているんじゃないかと、100年に一度の想像の翼がグングンと広がっていくよう。通常なら叶わぬ夢も、100年に1回だと何かあるかもしれませんものね!「100年に1回のお願い!」って言われたら人間弱いですもんね!

↓果物を持っているとかの段階を突き抜け、堂々誕生した衣装着せ替えプーさん!



そんな着せ替えプーさんが全国各所の書店さんで9月4日から展示されていると聞き及び、「ぬいぐるみに衣装着せる界隈」としてもこれは見逃せぬと、早速東京での展示店舗となる聖地・有隣堂アトレ恵比寿店さんに行ってまいりました。いつもながら多数の写真パネルの展示や、充実した既刊の陳列で光り輝くような店内。その一角、レジで会計を終えたら気づかずにはおれないような絶好地に着せ替えプーさんはおわしました。

アクリルケースにおさめられ、SEIMEIの衣装をまとって台座ごと回転するプーさん。背後にはバラ1衣装も展示され、羽生氏からのメッセージパネルも据えられています。回転するプーさんを眺めていると、穏やかで優しい時間が過ぎていきます。YouTubeとかでたまに出てくる「フワーッとした癒し映像」みたいな感じで、このプーさんが回っているのをずっと見ていたくなるような気持ち。プーさんから教わり、僕の座右の銘でもある「何もしないをする」を今この瞬間僕はできているのではないか、そんな満たされた気持ちになりました。

↓やってまいりましたおなじみ有隣堂アトレ恵比寿店さん!
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↓充実の展示コーナーの中央に着せ替えプーさんが!
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↓とりあえず静止画で回っている感じをお楽しみください!
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じっくりとプーさんを拝見しますと、唐草風の模様がプリントされた生地に、金の刺繍や煌めくラインストーンが付けられ、背中の首元あたりには五芒星を施すなど、細かいところまで衣装の再現を図っているよう。肩口からのぞく紫の色や、袖口に巻かれた水色の布は、平昌五輪のSEIMEIを思い起こさせます。光る糸を使っているのか、回転するなかでプーさんの目がキラキラと輝くのも印象的でした。

カタログスペックでは高さ約20センチということでしたが、実際のモノを見ると大き過ぎず小さ過ぎずでほどよく存在感があり、ぬい活などをするにもよさそうです。羽生氏(およびホソナル活動に励むお仲間の皆さん)のぶんまで甘いホットケーキを食べてくれる、そんなパートナーとして連れ立って出かけるのも素敵だなと思いましたよね。「ホットケーキふたつください」「こっちはプーさんが食べるぶん」「プーさんが食べきれなかったら私が食べるだけ」理論で行けば、罪悪感の少ないスイーツタイムを満喫できそうです(食べ過ぎたときの罪悪感よりもフードロスの罪悪感が勝るの意)。

↓羽生氏もプーさんが衣装を着てくれて「うれしいよ」とのこと!
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↓ぬいぐるみ側のサイン入りタグがチラリと見えていました!
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↓既刊コーナーにはプーさんの本もあってさすがの充実ぶりでした!
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ほかの展示などを見ている間にも「回るプーさんに癒される」お仲間たちが次々に現れ、それを見てほかのお客さんたちも「羽生選手のプーさんだ!」と気づくなど、たくさんの人に広がっていった「くまのプーさん」100周年を記念する特別なムーブメント。かつてリンクで見た、あの特別で美しい「心のシャワー」を胸に甦らせながら、この記念すべき年を楽しんでいければいいなと思いました。

羽生氏界隈では「言いつづければいつか夢が現実になる」という不思議な奇跡がときとして起き(言霊?)、これまでも「作画CLAMP」とか「ゆづ×ゆず」といった半ば冗談みたいな始まりであった祈りや願いが現実になる瞬間を目撃してきました。そのひとつとして、もうかれこれ10年とか15年とかたくさんの人が擦っている「プーさんのハニューハント」というのがあるのですが、ついに時が来たのかもしれませんね(!)。

このプーさん100周年の機会を見送ると、次は羽生氏100周年かプーさん200周年がチャンスになると思われますが、ちょっと両方とも僕は死んでると思うので、ぜひ今、プーさん100周年の今が最初で最後のチャンスと思って祈りたいなと思います。最初に思い浮かんだアトラクションという形でも、100周年を記念するパレードという形でも、映像や絵本、グッズなどでも形式にとらわれない大きな祈りを捧げていこうと思いました。ナイとは思いつつも、ナイと思って祈らなければ夢は夢のままですからね。改めまして「くまのプーさん」100周年おめでとうございます。いろいろ楽しみにしています!

↓回転するプーさんの様子などは動画でまとめておきました!


この回る台もいいですね!


自分で作ることを考えたら衣装2着+ぬいで2万円強はお買い得と思います!

羽生結弦氏×伊藤聡美さん写真集「Couture on Ice」出版記念衣装&写真展を訪問し、東京タワーで素敵な夏休みを満喫の巻。

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「Couture on Ice」衣装&写真展で充実の夏休み!

本日はお出掛けの記録です。この夏の最楽しみお出掛けとしてカレンダーに赤丸をつけていた、羽生結弦氏×デザイナー伊藤聡美さんのコラボレーションによって生まれた写真集「Couture on Ice」の出版を記念する衣装&写真展に行ってまいりました。

向かいましたは展示会場となる東京タワー下の複合商業施設・東京タワーフットタウン。東京タワーは以前GUCCIさんのブランドアンバサダーに就任した際に特別なライトアップを拝見したりなどもした縁のある場所です。1並びを特に意識する人が、高さ333メートルのタワーと結びつくのも何かの運命なのかもしれません。夏休み気分もグンと増幅されて、足取りも軽やかです。

↓こんにちは東京タワー!
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↓ちなみにGUCCIさんの日本上陸60周年記念ライトアップはこんな感じでした!


東京タワーに到着しますと夏休みということもあってか親子連れなどが大挙押し寄せています。僕も微笑ましい光景にうなずきながら「恐竜関連イベントとかを楽しむのだろうな」などと思っていますと、なかには中学生くらいの息子さんがEchoesのTシャツを着てテンション高く駆けていくのを、後ろからグッズ装備のお母さんが見守っている親子連れにも遭遇。理想の親子を見た思いが募って、何ならちょっとお小遣いでもあげたいような気分になる一幕も。

そんなお仲間たちの気配にテンションを上げながら、まずはグッズ販売などを行なうTTA STOREさんへ。グッズ販売は整理券制で実施されており、そちらはしばし待機という感じでしたが、グッズとは別に特典付きメインデッキ展望チケットだけ販売してくれるということだったので、衣装&写真展の前にメインデッキを拝見することにします。

↓TTA STOREさんの前にはグッズを求める人だかりが常にできていました!
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↓特典のポストカードはEnergy様でした!
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メインデッキに上がりますと親子連れを中心に、さまざまな推し活的な人やインバウンド観光客の方などでにぎわっています。僕もせっかくなので東京の景色を眺めつつ、「あれがAQUA体感フェアをやった東京ミッドタウンだよ」とか「GIFTをやった東京ドームはあっちの方角だよ」などと天空からの名所巡りを堪能していきます。

ただ、この展望室で見守る本命は外の景色ではありません。こちらのメインデッキ1階にあるシアタースペース・Club333にて「Couture on Ice」特別スライドショー映像が上映されているということで、そちらを拝見しに来たのです。Club333に到着すると、傍らで行われているVRバンジージャンプイベントを尻目に、多くの人が映像を凝視しています。

僕もその席に加わりますと、一斉に皆がスマホを構えたではありませんか。なんと大変ありがたいことに、このシアターで上映される映像のスケジュール表が壁に貼ってあり、皆さんそれを見て「次がCouture on Ice映像だな」と把握したうえでスマホを構え、撮影に臨んでいるのでした。その一糸乱れぬ統率と、それはそれとして東京500年の歴史をまとめた映像を興味深げに見守っていたりする姿は、まさに推しから広がる見聞といったところ。

個人的にも「東京タワーの鉄骨を留めるために真っ赤に熱した鋲をトングでつかんで作業場に投げる職人と、それを金属のバケツでキャッチする職人」というCGみたいな工事作業風景には「昭和スゴッ」と驚きの声をあげずにはいられませんでした(※有名な逸話で「死のキャッチボール」などと呼ばれているとか)。もう一度やろうとかやるべきとかは思いませんが、僕らがいる現代東京はそうした凄みの上に建っているんだなとしみじみ思いました。

↓Club333での特別スライドショー映像を堪能!
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↓東京500年シアターとPERSONZも何かガッツリ見ちゃいました!
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その後は整理券制によるグッズ購入の時間などを経て、いよいよ衣装&写真展の入場時刻に。東京フットタワー3階にあるタワーギャラリーに向かいます。会場前にはついたてでの仕切りがされており、入場時刻になると当該グループのみがなかに入れる仕組み。時間入れ替え制(各回35分)となっており、余裕のある人数でじっくりと展示を拝見できるのは嬉しいところ。

列を作って待機しておりますと、係の方がフライヤーと来場者特典のステッカーを配布してくれました。僕の回は「Moonlight Sonata」デザイン画のステッカーをいただきました。こちらの特典、運営さんよりあらかじめいつ何が配布されるかのスケジュールが公開されており、繰り返し訪問する際の計画も立てやすくて、ありがたいなと思いました!

↓来場者特典のステッカーをいただきました!
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↓事前の告知で夏の計画が立てやすい!


そしていざ入場へ。スペースは大きな会議室くらいのほどよい感じですが、そこを充実の展示群が満たしており、各回35分の鑑賞時間では足りないくらい。まず入口付近にはこの展示会の立て看板を置きつつ、CLAMP先生からのフラワースタンドがあって目を引きますし、記念撮影が捗るキービジュアルの展示、そして各種グッズの展示などが行なわれています。このグッズ展示までの区画は撮影やシェアもOKということで、皆さん譲り合いながら撮影に励んでいました。グッズも実際に手に取って確認できるということで、スタート地点だけでも10分とか15分とか立ち止まってしまいそう。

しかし、本番の展示はそこから先です。写真集におさめられている6種の衣装の写真パネルとデザイン画の展示では、大判で見られるありがたさに加えて、写真集には未収録のカットも展示されているというのですから見逃せません。写真集未収録の作品にはパネルの下に金色のシールが貼ってあるというのでチェックしていきますと、うろ覚えですが全体で30点の衣装写真パネル展示があるなかで13点が未収録作品のようでした。特に「Knight of the White Peacock」の写真パネルは5点すべてが写真集未収録作品のようで、これは足を運ぶ喜びも増すというものです。

スペース内には「Knight of the White Peacock」「Moonlight Sonata」「Energy」「Sakura」の衣装実物の展示に加えて、「Fire Bird」で着用したティアラの実物が展示されておりました。伊藤聡美さんのデザイン画を見て、その指示書きやデザインと実際の衣装実物を見るという往復は、なかなかに贅沢な時間。「Knight of the White Peacock」の胸元で虹のように輝く装飾と、その輝きを見事にとらえた写真パネルを交互に見たり、「Moonlight Sonata」の重量感を実物から感じてみたり、「Sakura」の細やかな刺繍を感嘆したり、充実の時間を過ごさせていただきました。メイキング写真もパネル化して展示されていたりなどして、「Couture on Ice」というプロジェクトの世界観を味わえる素敵な時間となりました。これは夏休みに東京旅行をされる皆さんにとっても、見逃せないスポットとなりそうですね。

↓CLAMP先生からのフラワースタンド!
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↓ここで記念撮影するしかないキービジュアル!
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↓グッズ実物の展示も拝見できました!
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あっという間の展示会35分間でしたが、前後のイベントやら東京タワーそのものの観光やらグルメやらを含めて一日たっぷり楽しめる夏休みの素敵なお出掛けとなりました。フットタウン内には、メインデッキの入場券があるとVRゲームを1回無料で体験できるお店なんかもあったりして、そのあたりの連鎖も含めて「東京タワーで楽しい夏休みを」という推し様からのプレゼントなのかなと思ったりしましたよね。

この日は行かなかったのですが、メインデッキよりさらに上層のトップデッキは近年リニューアルされたそうで、遠方の方もこの機会に東京遠征&タワー観光旅行なんかもいいのではないでしょうか。タワーとツリーをはしごしたりなんかしたら、THE東京って日になりそうですしね。まだ7月ですが、夏のスタートダッシュがバッチリ決まったなと思います!

↓館内の散策の模様などと合わせて現地の雰囲気を動画でお楽しみください!



東京は連日の猛暑がすごいので体調に気をつけて足をお運びください!

100万回言った気がする「ゆづ×ゆず」コラボがこんなにも尊い形で姿を現し、疲れた身体に元気と勇気が幾重にも溢れてきた件。

07:00
ゆずが歌い、ゆづが舞う!

疲れた心が洗われるような、包まれるような、励まされるような、そんな時間を過ごしました。6月11日、東日本大震災から15年と3ヶ月を経たタイミングで公開された、ゆず×羽生結弦氏のコラボレーションによる震災伝承ソング「幾重」のスペシャルプログラムを見たのです。これまで幾度もこの震災を思って舞ってきた羽生氏ですが、またひとつ思いを重ねるようなプログラムが形を成し、いつかこの目で見たいものリストに新しい目標が書き込まれたような気持ちです。

↓ゆずさんからゆづコラボレーションのお知らせ!


↓スポーツ報知さんから幾重にも重ねる一問一答のお届け!






東日本大震災から15年にあたり、NHKとゆずさんとが制作したこの震災伝承ソング「幾重」。作詞はゆずの北川悠仁さんが手掛け、作曲は北川さんと原摩利彦さんが共同で手掛けているとのこと。映画「国宝」の音楽で知られる原摩利彦さんは、先頃行なわれた羽生結弦氏の「REALIVE」公演にて、次回作の前日譚となる「Prequel : Before the WHITE」の音楽を手掛けた方でもあります。東北、震災、そして生まれた縁や絆が、文字通り幾重にも重なっていく、そんな世界が心に広がっていくようです。

「幾重」の世界観をフィギュアスケートで表現したという羽生氏のスペシャルプログラム。「伝承」が礎ではあるけれど、それは記憶そのものや出来事そのものを伝えるような取り組みではありません。そのときの思いと、その後の思いと、これからへの思いと、自分の思いと、あなたの思いと、誰かの思いと…実際にこれを手掛けた人、それを助けた人、関わった人、伝えてくれた人、たくさんの思いを汲み取って、幾重にも重ね合わせるような取り組みだと感じました。きっとそのなかに、時を超えて人に響くものがいろいろな形で織り重ねられているのだろうと思います。

歌が先にあるものですので、まずそちらから見ていきますと、この歌を歌っているであろう「私」がいて、震災を念頭に置いた何かの悲しみによって失われた「あなた」がいて、ふたりの日々を思う時間が歌われていきます。それはまさに幾重にも重なるような時間です。冒頭「私」は「明日の空に手を伸ばす」「振り返る昨日は遠い」と語り、静かに、もの哀しく、「あなた」のいない世界が広がっています。

それはもしかしたら、震災のような悲しみで「あなた」を失った日なのかもしれません。聴く者はきっとこのくだりに震災を思い、「静かに海は ただ揺れていました」の情景にあの津波の手前や後を思うのでしょう。あれほどのことが起こるとは思わせもしなかった、静かに凪ぐ海。そして、あれほどのことを起こしてしまったあとで、何事もなかったかのようにまた静かに凪ぐ海。そんな情景に胸が締め付けられるような始まりです。

しかし一方でこの歌は、その情景を必ずしも震災のみには限定しません。海の前で不安にさいなまれる「私」が「あなたの微笑み」によって「明かりを灯す日常」を得たことがある、「あなた」がそう「変えた」ことがあるという過去の幸せな体験を連ねる構造とすることで、暗から明への転換は人生において幾度も繰り返されることを示唆するのです。今、「私」はおそらく暗い時間にいる。けれど、かつても同じように暗い時間にいた「私」は、「あなた」によって救われていた。あの日、世界を明るく変えてくれた「あなた」がいて、今再び暗い時間にいる「私」は、あの日の「あなた」を思い出している。繰り返している。

そのとき、かつての暗い時間と異なるのは、「私」が「あなた」と出会っていることです。私が置かれている時間の暗さはかつて以上かもしれないけれど、今の「私」は「『あなた』と出会ったあとの『私』」なのです。だから、「あなた」は不意に蘇りますし、「会いたい」という気持ちが生まれますし、「届けたい」という想いが溢れます。その記憶や時間や愛は、かつての「私」なら流せなかったであろう涙を流させ、微かな光と温もりをそこに生み出すのです。それは「無」ではないのです。

すべてが失われたようであっても、すべてが「無」になりはしない。

「無」ではない、そうやって世界を見渡せば、「『あなた』と出会ったあとの『私』」にはたくさんのものが残っているのです。いくつもの「何気ない仕草ひとつ」が「私」を救ってくれていました。「絡まった糸」を解くように、何度も何度も繰り返し繰り返し「あなた」は救ってくれていたのでしょう。「私」が挫けそうになるたび、かつてあった同じような時間に「あなた」がしてくれたことが、何度も何度もいくつもいくつも蘇り、また同じように救ってくれるのです。そう気づけば、「会えない」ことには慣れなくても、「あなた」といた時間と同じように歩き出すことができる、そんな気がしてくる。もう流す涙に宿るのは微かではない「確かな光」で、感じる温もりは触れただけではなく「重ねた」ように強いのです。

それは「過去」から来るものですが、「過去」が変えられないということは、何がどうなったとしてももう失われることも奪われることもない永遠であるということでもあります。たとえこの世界の悲しみが「あなた」を奪ったとしても、「私があなたと出会った」ことは変わることのない永遠です。だから何度でも何度でも「未来を拓く」チカラとなる。このフレーズは、宮城県石巻市立大川小学校の校歌の「未来をひらく」というフレーズから影響されたものだといいますが、あの震災でもとりわけ大きな悲しみに覆われた場所から、希望の言葉を取り出すのは、「あなたを失った」ことではなく「あなたがいたこと」に目を向けるような、そんな心の転換を生むような気がするのです。

「聞こえる? 私の声」と呼び掛ける「私」には、「あなた」の様子を確かめるすべはありません。

けれど、「聞こえる あなたの声」と呼び掛ける「私」は、「あなた」を確かに感じています。

幾重にも聞こえるその声は、「私」の「行方」に永遠に響きつづける…とてもとても強い明日への希望を謳った、そんな歌なのかなと思いました。





羽生氏はこの「幾重」の世界を、歌詞のひとつひとつ、音のひとつひとつを掬い取るように表現していきます。身にまとう衣装の波打つようなシルエットは「悲愴」のようでもあり、白く揺蕩う「notte stellata」のようでもあり、これまでこの震災からの復興に羽生氏が捧げてきた祈りが幾重にも思い出されるような姿です。海と波のようでもあり、空と雲のようでもあり、いろいろな情景を重ねることができそう。

暗い照明のなかハイドロブレーディングで「静かな海」をリンクに広げた羽生氏は、あえてゆったりとゆっくりとするような静かで大きな動きをつづけた序盤から、トリプルトゥループや両手をあげてのダブルフリップなどを含めたジャンプ的な動きを連続させるサビへとつなげて、まさに「あなた」への想いを溢れさせるように跳びます。回転するだけならもっと回せるわけですが、それよりも、ゆったりと大きく衣装の幾重ものはためきを魅せるような舞です。サビ終盤にかけてはいわゆるドーナツスピンで幾重にも繰り返される時間を感じさせてくれますが、そこに「あなたの手の温もり」を乗せてくるだなんて。「ここはスピンだな、ドーナツだな」「やっぱり歌詞的にも手を重ねないとだな」「右手でエッジを握って、左手も重ねよう」ということなのかなと想像しますが、思いつくのも実行するのも凄まじいなと思いますよね。

その後、歌が2番・Aメロに戻るインターバルでは、前転から膝を抱えて座る特徴的な動きを見せた羽生氏。取材記事によれば「過去のパートから現在のパートに変わるところ」という解釈で、「失われたものと進んでいるものが、実際に目の前にある」というような感情で振り付けたのだといいます。陸上の演技であれば「振り返り前を向く」といった動きでも過去と未来を転換できそうですが、フィギュアスケートではその動きは演技の全体にわたって常に行なわれる類のものです。そのあたりを念頭に置いて、あえての前転だったりするのかなと思ったりしました。途中で一回後ろを見ることにもなりますし。

そこからは曲想が希望に満ちるのに寄り添うように動きも軽やかになり、「歩き出す」と口ずさみながら、2度目のサビでは前向きの空中姿勢をたっぷりと見せるように、まるでスキップでもするかのような跳躍をふたつ。そして、3度目のサビではトリプルトゥループ、両手をあげてのダブルフリップ、トリプルサルコウ、トリプルループ、さらにアクセルで明日へ向かって跳ぶという幾重にもジャンプを連ねるハードな構成で、この曲を表現していきます。

レイバックイナバウアーなどを見せて向かう終幕部では、トゥをトントンと突いて入るスピンを「幾重に」に合わせるように二度重ねました。何度もリンクに触れるようにしてまわるシット姿勢でのスピン、フィギュアスケート的なシメの定番でもあると同時に「重ねた手の温もり」を示す姿勢でもあるビールマンスピン、そこから音楽の長い響きが本当に途切れるまで舞をつづけ、振り向き、前進し、祈るようにして演技を終えた羽生氏。震災に向き合ったゆずさんや原さんたちによる音楽と、その音楽に向き合いながら自身の震災への思いも重ねた羽生氏と、表現の多重奏を見るような、尊い時間を感じることができました。100万回言ってきたような気がする「ゆづ×ゆず」が、こんな尊いものとして現れるなんて、感謝を捧げずにはいられない…そんな気持ちになりました!



ここからはもうすっかり余談なのですが、最近になってようやく読んで沼っていた「葬送のフリーレン」という漫画があるのですが、この曲を聴きこのスペシャルプログラムを見ながら、フリーレンのことを思い返していました。すでに亡くなってしまった勇者ヒンメルと過ごした日々を、「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう」と悔いながら同じ道のりを旅するフリーレンが、何度も何度も過去に気づき、過去に癒され、過去に救われていく、そんな物語と重なるところを感じていました。

あの物語のなかで、もう何も起こさぬ過去でしかないヒンメルの存在が、フリーレンの未来を変えつづけていくこと、それは勇者ヒンメルとフリーレンでなくとも誰にとってもあることなのかもしれないなと思ったりしました。「この人のこと何も知らない」と悔いたはずの人が、実はもうすでにたくさんのことを受け取っていて、たくさんのことを知っていると気づく、そんなことがどこにでもいる「私」と「あなた」でも成立するのかもしれないなと。であるならば、ヒンメルを亡くしたあとのフリーレンの旅が再び「くだらなかったと笑い飛ばせるような楽しい旅」であったりするようなことが、「私」や「あなた」にもあるのかもしれないなと。

勇者ヒンメルならそうしたから。

あなたがきっと見ているから。

たとえそれが失われた過去であっても、未来を照らすことはできる。失われた過去であるからこそ、永遠にその光はつづく。そんな希望をもって自分も日々を過ごしていきたいなと思いました。いろいろあって疲労なども重なっており、低空飛行がつづいているのですが、素敵なものを見ると元気と勇気がわいてくるんだなぁとしみじみ思う、そんな今です。共に前へ、進んでいくのが生命、そう思う今です!


サッカー・ワールドカップも始まりましたし、元気に生きないとですね!

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婦人公論 2017年 12/27、1/6 合併特大号

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