スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

野球

松井監督休養のカンフル剤が早くも切れかけの埼玉西武ライオンズ界隈に求められる、お花畑と呼ばれるくらいに「FUN」な心構えの巻。

08:00
我々はどこで今井達也さんを交代させるべきだったのか!

監督休養&代行登場というニンニク注射みたいなカンフル剤に「き、効く〜」と上機嫌だった埼玉西武ライオンズファンの皆さん、こんにちは。ベンチや選手の雰囲気はともかく、SNSの雰囲気だけはガラリとよくなって試合後に荒れ狂うファンが激減したここ一週間ほどはバルサンを焚いたあとの古民家みたいに穏やかな世界でした。「まぁ、いずれまた出てくるんだろうが…」とは思いつつ、このまま何事もなければいいのになぁというささやかな願いを抱く程度には安らいでいました。

しかし、物事の結果は時間とともに実力に収束していきます。実力のある選手を個人的感情で封印しているとかならともかく、いる選手をアレコレひと通り使った結果として低迷している「圧倒的実力」はたとえ誰が監督をやろうともひっくり返せるものではありません。10回打席に立ってヒット1本の選手も、その1本が最初の打席に出れば「打率ナシ、打率10割、打率5割、打率3割3分3厘、打率2割5分、打率2割…」と6打席目くらいまでは甘めに見てもらえるだけで、結局最後は「打率1割」に収束するのです。「打率ナシ、打率0割、打率0割、打率0割、打率0割、打率0割、打率0割、打率0割、打率0割、打率0割、打率1割」だと終始めちゃくちゃムカつきますが、試行回数が増えればちゃんと「実力」に収束する、それが世界の理(ことわり)です。

そんな収束の予感がじょじょに見えてきたのが4日のタマブラVSキクトロ戦でのこと(※略し過ぎて耽美な同人誌みたいになりましたが埼タマ西ブラいおんずVS東キょうやクるトすわローず戦の意)。この試合、途中まではスワローズ先発の吉村貢司郎さんにライオンズ打線は抑え込まれ、あわや毎年恒例のノーヒットノーランを喰らうのではないかと期待させる展開でした。しかし、ノーノーの予感漂う7回表、ライオンズは外崎修汰さんがノーノーを両方いっぺんに消すソロホームランを放つと、さらに二死二塁からの代打策がズバリ的中し、何とこのイニング一挙大量2得点で逆転に成功したのです。

スワローズ側のSNSが「これが高津采配だ」「高津脳」「松井稼頭央を見習って休養しろ」などの罵詈雑言で荒れ狂う逆転劇。台所事情を知るライオンズ側としては「栗山敬遠すれば次は安牌だったのに」「そこも敬遠すれば次はピッチャーだったのに」「よしんば代打・中村剛也が出てきても今井さえ降板すればトータルで得だったのに」などと思ったりもしましたが、スワローズ高津監督にも何か考えがあったのでしょう。うん、そもそもそんなに警戒するほどの打線じゃないですからね。誰が出てきても全員勝負ですよね。

↓栗山巧さん、プロ野球史上15人目の通算400二塁打達成です!



この逆転の直後、ひとつ大きな分岐点がありました。栗山さんの逆転タイムリーツーベースのあと、申告敬遠を挟んで二死一・二塁となった西武は先発投手・今井達也さんの打順を迎えていました。勝ち試合の継投が確立されていれば即代打の場面ですが、残念ながらライオンズの救援陣は崩壊しています。6回1失点、球数85球のエースを降板させる判断は難しいところ。ここで渡辺監督代行GMは「続投」、そして「打て」を指示しました。

思うに、この試合の勝敗はこの時点で決まっていたのかもしれません。ここで今井さんに代打を送らないということは、この1点差で勝つという意味です。得点がまだ欲しいのなら迷わず代打を送る場面であり、「塁を埋めてくれてサンキューな」くらいに思っていないといけませんでした。打席に立つ今井さんを見て僕などは「なるほど、では今井はバット振らずor大げさな三振で引っ込むんだろうな」と思って見ておりましたところ、今井さんはカキーンとセンターまでかっ飛ばしたではありませんか。この采配には打席にいる選手が大谷翔平さんか何かとカンチガイでもしているのかと驚かされました(※プロ通算0安打の選手です)。

その後も取れるなら取りたいくらいの中途半端な色気を見せるライオンズは、8回表に先頭が安打⇒送りバントで一死二塁(※送りバントに対してSNS上に目立った采配批判ナシ)⇒センターフライで走者動けず(※落ちるのを見てからでも生還できそうな打球なのに、センターオーバーと決めつけで動いていたもので、相手の好プレー捕球により三塁にタッチアップできなかった二塁走者およびサードコーチおよび監督に対するSNS上での目立った采配批判ナシ)⇒ライト前安打を放つも走者本塁でアウト(※ライトが普通に投げたら絶対間に合わないタイミングなのに本塁に突っ込ませたサードコーチおよび監督に対するSNS上での目立った采配批判ナシ)という拙攻で無得点をキープ。「2-1で勝つ」という覚悟も決まらないまま、いたずらに攻撃時間を引き延ばしていきました。

それでも運気のいい日はあるもので、ライオンズが1点リードのまま迎えた9回表には岸潤一郎さんのソロホームランが飛び出し3-1の2点差に。この一発には「さすが松井監督が育てた岸」と僕もご満悦。多くのライオンズファンが勝ちを確信し、9回裏を迎えたのです。マウンドにはもちろん今井さん。「2-1で勝つ」采配をしていたものが運よく「3-1」になったのですから当然の続投です。この日はこのまま最後まで今井さんに託す流れであり、よしんば状態の急変などがあっても1失点までは続投という場面でしょう。もともと「2-1で勝つ」つもりだったわけですから。

ところが、今井さんが四球⇒三振⇒四球⇒三振で二死一・二塁としたところで、投手コーチと監督が慌ただしく動き出し、この状況で守護神・アブレイユさんを送り込んだのです。今井さんのこの時点での投球数は129球、9回裏を迎えた段階では109球。9回裏は少し球数がかかっていることは否めませんが、150キロ超え連発で球威にまったく衰えはなく、極端に登板過多という近況でもありません。決着まで投げさせるか、少なくとも1失点までは今井さんで行く場面だったでしょう。「2-1で勝つ」つもりの試合運びで今井さんに賭けたのですから、1失点までは許容すべき場面でした。

マウンドに上がったアブレイユさんは、走者がいる局面が苦手なのか、神宮のマウンドが合わなかったのか、「抑えは俺じゃないのかよ」とイラッときていたのか、今日は出番ナシと思って気持ちが緩んでいたのか、あるいはその全部なのか、スワローズの山田哲人さんに同点タイムリーツーベースを許します。後続は抑えたものの、今井さんの勝ちが消え、ライオンズ苦手の延長戦に突入しました。これは結果論でも何でもなく、交代するのであれば回の頭からアブレイユさんを送るべきでした。それなら「9回は守護神に託す」人事ということで納得感があります。あるいは今井さんが打たれてからであれば「打たれたんじゃしょうがない」でやはり納得感があります。続投はさせたが打たれる前に代えたというのは、いかにも中途半端。勝負よりも球数を気にするならなおのこと、すでに100球を超えていた回の頭で下げるべきでした。結局こうなるならば「7回表で代打を送って継投策」のほうが正着だったでしょう。どうやって勝つつもりだったのか、少なくとも筋道は通りますので。

↓それにしても、相手には山田哲人さんとか村上宗隆さんとかいてズルイですね!


サンタナさんかオスナさんください!

ウチも外国の選手で打線を補いたいです!


そして延長戦に突入した試合。貧打&救援弱のライオンズが1点勝負の延長戦を不得手とするのは当然のことで、10回表の攻撃も無策の三者凡退でササッと終了。10回裏には豊富な先発陣から救援にまわした松本航さんをマウンドに送ったライオンズでしたが、安打で無死一塁⇒送りバントを嫌がっての四球で無死一・二塁⇒三塁線の送りバントを投げても間に合わなそうなタイミングで拾ったうえ一塁に悪送球したら一塁守備に不慣れなファーストがポロリしてその間に二塁走者が生還、でサヨナラ負け。スワローズ側からも「高津のほうがマシだった」「大変ですねぇ…」「打たないわ守れないわ…」と同情される悪夢のような展開でライオンズは敗れました。まぁ、10回に負けるのか、11回に負けるのか、12回に負けるのかという三択で「10回負け」を引けたのは不幸中の幸いだったかもしれませんが…。

↓こうなるくらいの編成しかできない、それが「実力」です!


そして、その編成をしたのは監督代行GMです!

無限の責任がそこにはある!



とまぁ、あえて手厳しい感じの書き方になりましたが、これが「ものは言いよう」という実例です。負けた試合は結局どこかで負ける要因があるのですから、悪しざまに言おうと思えばどこどこまでも悪く言うことはできます。それとは逆に、勝った試合は何かいい場面があるのですから根拠なくポジティブにもなれるでしょう。采配などと言うのは、結果が当たれば讃えられ、結果が外れればけなされる、その程度のこと。そして、その結果はほとんどにおいて「実力」に収束するのですから、采配をあーだこーだすることには大きな意味はないのです。多少の運・不運で負けが込んだり、勝ちを拾ったりすることはあるでしょうが、それもどこかで「実力」に収束します。

ここ一週間ほど空気がよかった気がするのは、本当に采配が変わったからなのか、僕は疑問に思います。指揮官が違うのですから采配は当然変わっていますが、本当に変わったものは見る側の態度です。何をやってもけなそうとする悪しざまな人が束の間クチをつぐみ、「監督が変わったからここから勝つだろうウンウン」とニコニコしていたから空気がよかっただけ、というのが実態なのではないでしょうか。思いがけずラッキーな勝利もありましたし(※それがなければ普通に1勝2敗ペース)。きっとその手の人は、この日の悪夢のような試合でまた悪しざまに言い始めるのでしょう。そして、「俺たちを納得させるように説明しろ」などと監督コメントを要求するのでしょう。繰り返し、繰り返し。

それこそが、今本当に変えるべきことなのではないか、僕はそう思います。たとえ何があっても「負けたな〜」と思いながらニコニコしている、「お花畑」と称されるような態度こそが、真にファンに求められるべきものではないのかと。いや、お花畑こそがファンなのではないかと。「ファン」であるやなしやは、応援した年数や観戦した試合数で決まるものでもなければ、知識の量で決まるものでもありません。集めたサインの量やグッズの量、投じたお金の多寡、選手と個人的につながっているかどうかで決まるものでもありません。ファンとは「FUN」です。楽しんでいる人がFUNでありファンです。生まれて初めて見た試合でも、ものすごく楽しかったのならもうすでに「FUN」なのです。逆に、何十年見てこようが負けに怒り出す時点で、それはもう「FUN」ではないのです。

この日はこっぴどい負けとなったライオンズですが、それはそれで面白い負けを見た、という気持ちで引きつづき楽しく見守っていければと思います。ニンニク注射が切れて早くもイライラし始めている人も、球団が同じ過ちを繰り返さぬよう、今度はニコニコ見守っていただければいいなぁと思います。どの道「実力」ではそんなに勝てるはずがないのですから、せめてニコニコしていてもらわなければ、何のための松井監督休養だったのかわかりませんからね。皆の苛立ちを一身に背負って休んでくれた人のためにも、せめてニコニコして終戦を迎えましょう!

↓この先、負けるごとに「闘志がわいてきた」って言うかもしれませんが、ニコニコ見守ってください!

「闘志が無限にわいてきそう」
「無尽蔵の闘志埋蔵量」
「やる前から最大にわかしとけ」
「別にやる気ゼロでもいいから勝って…」
「必要なのは闘志じゃなく投資」

渡辺監督代行GM!同じコメント繰り返すと客がイラつくんで、毎試合変えてくださいね!

「どんだけ負けコメントのバリエーションあるんだよ」って言われるくらいに!



こっぴどい負けでしたが、切り替えてまた全員でひとつひとつやっていきましょう!

埼玉西武ライオンズのアイドル商法デーで松井稼頭央監督とチェキ撮影してご機嫌の直後、監督休養を聞かされ不機嫌になるの巻。

08:00
今年の野球観戦は引きが強過ぎます!

昨日は野球観戦をしてまいりました。できれば別のタイミングがよかったのですが、この週末に合わせて埼玉西武ライオンズがアイドル商法をやると言いますものですから、これは見ておかねばなるまいと出掛けてきたのです。現地に降り立ちますと、ここのところのチケット販売状況(※相手応援側のほうから先に売れる/コッチは全然売れない)の想定を裏切るような出足のよさ。やはりアイドル商法の効果が出ているのでしょうか。

↓やってまいりましたベルーナドームへ!
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↓駅前では勝つごとに増えるレオ人形がお出迎え!
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この日の対戦相手はオリックス・バ「ッ」ファローズさんですね!

向こうにも言っときますね!罠みたいな名前つけるなって!

あと、罠みたいな名前なんだから間違えられても怒るなって!



しかし、早くも僕の心の首は横に90度ほど傾き出します。この週末はアイドル商法をやると聞いておりましたので、ある程度「こういうことなんやろなぁ」と想像をしていたのですが、まるで日付を間違えたかな?くらいに想像とは違う感じになっております。たとえば記念撮影をするための日付入り立て看板的なボード。この日はアイドル商法と聞いておりましたので、「選手が壁ドンしてくれる風」とか「選手がプリンセスに跪く風」とかそういう感じのヤツになっているだろうと思っていたのです。ところが実際行きましたらば…

↓いつもと完全に一緒ですね…。
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うーん、ま、これは日付だけ替えてやりくりすることにしているかもしれないので現状でヨシとしましょう。ここが平常運転だとすると、「その辺の柱に貼ってある垂れ幕」とか新たに印刷・製造しないとアイドル風にならないものは基本いつものママなのでしょう。そこはできる範囲でやる努力目標ですから仕方ありません。この日のためだけに柱の装飾全部替えるとか、全選手ぶんのアイドル風写真を用意するとか、さすがにちょっとコスパ悪いですものね。

↓こういう柱の装飾が週末だけ別のヤツに替わるわけない!
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↓誰が出るのかわからないスタメンボードが都合よくアイドル風になるわけない!
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↓入場時にいつもの感じのサマーニットデザインユニフォームをもらいました!
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「あれ?もしかして今日って普通の試合なのか?」と自信がなくなってきたので球団公式サイトを開く僕。ドコモと楽天モバイルの電波が異常につながりづらい環境に悪戦苦闘しながらサイトを見れば、ハイハイ、どうやら別のところでアイドルイベントをやっているようです。入口のあたりは早歩きでスルーでよかったのです。情報によれば、アイドル風の選手と記念撮影をできるフォトスポットが三塁側デッキのほうに設置されていると言うじゃないですか。これこれ、こういうヤツを探していたんですよ。

↓アイドルグループに囲まれてる感じのフォトスポット!
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↓告知などで使ったキービジュアルと撮影できるフォトスポット!
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あー…なるほど…グループ交際か…。てっきり、ひとりずつの看板が立っていて、何なら首に手を回したり、アイスとアイスをくっつけて「愛すチュー」できるくらいの工夫のしがいがあるヤツになるんだろうとばかり思っていたので、若干の拍子抜け感は否めませんが、立て看板だって安くはないですしね。それに実際問題、順番待ちが発生しているわけでもなかったので、まとめて2枚くらいで必要十分だったのでしょう。大相撲でも一時大ブームになった「遠藤の抱き枕パネル」が国技館2階の隅っこに放置されてますから、コスパ重視の判断ならこんな感じかなと思います。

ただ、これで終わりではありません。次のはイイですよ。何と次はオリジナルチェキイベントです。地下アイドルが生活のために売りさばいているという魔法の換金グッズ「チェキ」。1枚がパチンコの特殊景品並みの価格で売買され、その代わりわりと何でもできると評判のアレをライオンズも堂々売っていこうじゃないかと。公式サイトで仕組みを見ればあらかじめ用意されたチェキフレームとの撮影ということで、「お互いに家族には見せられないね💗」的な写真は撮れそうもないですが、チェキをもらえるのはまぁまぁ楽しみです。

会場となるライオン像前に向かうと、そこには3人ほどの列が。ちょっと僕が出遅れてしまった説もあるのですが、撮影ブースを見ればチェキのフィルムが束で残っているので、どれだけ出遅れても売り切れ的な事態にはなりそうもありません。しばし観察してトータルで10人ほどの参加者を見たのですが皆さん女性のお客さんのようで、埼玉西武ライオンズの中心客層である「40代〜50代/男性/沿線住民」というプロファイルとは企画がマッチしていなかったのかもしれません。逆にチアリーダーのブルーレジェンズとガチで2ショットとかの企画のほうが客層にはハマったのかもしれませんね。まぁその企画の場合、このイベントで意図した女性ファン獲得とは真逆の成果が出そうではありますが(※チアはかわいくて好きだけど、そこに群がるオッサンはキモイので滅んでほしいし球場に行くのキモくなった的な反応)。

僕はウキウキしながら松井稼頭央監督のフレームを指名しまして、ツーショット風のチェキを撮影させていただきました。いやーね、もっとね、1時間くらい並ぶんじゃないかと思ってたんですが秒で終わりましたよね…。もしかしたら僕はあんまりメインストリームとは違う趣味趣向を持っているのかもしれませんね。雑貨屋とかケーキ屋とかパン屋とか大好きですし、アフタヌーンティーパーティーとかもやっちゃうし。「自分的にイイと思った」はアテにならないんだなというのを実感するような体験となりました。企画って難しいものですね。

↓素敵なチェキを撮影できていい記念になりました!
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その後は新作アイドルグッズなどをチェックしにグッズ売店へ。店内では似たような感じのユナイテッドアローズコラボグッズなどもあって紛らわしい感もありましたが、入口目の前でドーンとアイドルグッズが展開されておりまして、たくさんのお客さんがグッズを手に取っていました(※買ったかどうかまでは見なかった)。ライオンズ唯一の希望である武内夏暉さんのアクスタなどは早くも売り切れとなっておりましたし、アイドル風トートバッグなどは球場内で使用しているお客さんも多数いましたので、上々の売れ行きだったのではないでしょうか。少し安心しました。

↓店内ではアイドル風グッズを猛プッシュ!
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↓武内さんの首を傾げたタオルなども人気が集まりそうだなと思いました!
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「おっかしいな〜?」と感じる試合展開のときに使いましょう!

8回無失点で勝利投手の権利持ってたはずが、試合終わったら負けてたときとか!



そして、もはやアイドル商法とは関係ありませんが、絵馬を書いたら川越氷川神社に奉納してくれるというイベントにも参加してきました。各日100枚限定とのことだったのでコレは間に合わないかなと思いましたが、コチラも余裕で間に合いましてひと安心。川越氷川神社は縁結びで有名なマッチング神社ですので、この絵馬も本来は「武内キュン、ずーっとライオンズにいてね!約束だよ!」「ねぇ夏暉、私と15年契約結んで…」「大谷翔平さんが何らかのトラブルで仕方なく西武に来ますように…」とかを書くべきなのでしょうが、あんまり深く考えずに書いてしまったのはコチラの落度だったかもしれません。企画への理解度が不十分で申し訳ありませんでした。

↓ガチめの優勝祈願とかしちゃった!
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↓川越氷川神社の神様、よろしくお願いします!叶うといいな…!
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さて、球場周辺の見回りはこれくらいにして、いよいよ試合本編を楽しみましょう。今日はアイドル商法デーですので、相応の何かがあるのかな?と期待しながら席につきます。選手のプロフィール写真だったり、登場時の紹介映像だったりがアイドル風になっていたりしたら楽しいですからね。登場曲もJO1とかBE:FIRSTとかNumber_iとか縛りで、普段とは違う感じになるんだろうと思ったのですが…

↓特に普段との違いはないようでした!
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↓一応、大型ビジョンの右上隅にイベントロゴが出ていました!
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途中イベントももちろんいつも通りで、いつものオルガンといつもの電車ダンスなどを楽しみます。試合中ですので、もちろん選手がカッコよくダンスを披露したりするはずもありません。あえて違うと言えるとすればバファローブルが出てきたことくらい。試合自体も終盤まで両軍ゼロ行進で動きがないものですから、しょうがないので僕も球審白井の写真とかを撮り始める始末。アイドル商法を見に来たはずが球審白井の写真を撮影することになるとは、ちょっと想像外の展開でしたよね。

↓みんなのアイドル・バファローブルが来てくれました!
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↓みんなのアァーイッドル・球審白井が来てくれました!
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そうこうするうちに迎えた7回表、オリックスが三塁打(※外野手が対応誤る)からの犠牲フライで1点を先制。ライオンズの攻撃は残り3回ということで敗戦も覚悟したのですが、8回裏の攻撃では粘りを見せ、二死二塁から外崎修汰さん(※アイドル商法対象)のタイムリーで同点とすると、先ほど対応を誤った蛭間拓哉さん(※アイドル商法対象)もタイムリーでつづいて逆転。さらに岸潤一郎さんにスリーランが飛び出して一挙5得点。9回表に多少モタつきもありましたが、ライオンズが終盤の一気呵成で見事に勝利をおさめたのです。アイドル選手たちの活躍、なかなかよかったです!

↓松井監督も殊勲の選手たちを出迎えました!
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と、いい気分で帰りの電車に乗っておりましたところ気分の悪い報せが。何と、松井監督の休養(※という名の更迭)が発表され、監督代行としてGMの渡辺久信さんが指揮を執ることになったと言うのです。今こうなっている要因というのは「西武が親会社で所沢が本拠地だから」という根本原因(※血筋みたいなポイポイ変えられないもの)を除外すれば、GMの編成に責任の大半があるわけですので、「監督」「編成」の両方が責任を問われ、その結果として監督の更迭と「お前が編成したチームで勝てるかどうか、お前がやってみろ」という指令が下ったのでしょう。東京に勤める人が自分の住む場所を決めるときに初手で「西武池袋線沿線」と「西武新宿線沿線」を切る感じで、誰かがGMと監督を切ったのだ、そう理解しました。

しかし、率直に言って、誰に替わったとしても大きな変化はないでしょう。先発投手陣は12球団でも秀でた顔ぶれだとは思いますが、中継ぎは補強効果が早々に剥落して並かそれ以下となり、唯一の勝ち筋であった「相手を0点に抑え、間違って1点取って勝つ」も難しくなってきました。そして、打つほうは極めて貧弱で深刻です。この日のスタメンを見てもプロ通算安打が「24本」「63本」「141本」「152本」「151本」とかが半分以上を占めている有様。5人分足した本数が、相手の1番打者・福田周平さんの556本に及ばないのです。本来なら打線に「1人か2人」しか入れられないような育成&お試し中の選手でガチ打線を組んでいるのです。

「お前はアウトでいいんだ」「俺たちに任せろ」「思い切ってやってこい」と言ってやれるような環境もないなかで、経験も成功体験も、当然のこととして技術や状況判断も伴わない段階の選手にプロの一流の働きを期待するのは酷と言うものです。打線に「強打者」はおらず(中村剛也さんが唯一該当するかなというくらい)、打つ方は「普通に2軍(あるいは3軍の上のほう)」と言っていい軽量級です。投手力と采配で接戦に持ち込んでも、内野ゴロや外野フライすらまともに打てないのではやはり苦しい。

そういう状況に陥ったのは育成の問題ではなく目利きの問題です。近年の選手獲得状況を振り返ってみても野手に関して「当たり」と言えるのは2016年ドラフトの源田壮亮さん、2014年ドラフトの外崎修汰さんまでさかのぼり、「大当たり」と言えるのは2013年の森友哉さん&山川穂高までさかのぼります。外国籍選手も2014年のエルネスト・メヒアさん獲得以降は獲っては捨て獲っては捨ての繰り返し。つまり「10年間野手の大当たりがひとりもいない」のです。育成云々と関係なく、1位指名さえすれば獲得のチャンスがあって、いきなり侍ジャパン級だった牧秀悟さんや村上宗隆さんだってこの10年の間にいたわけですから、目利きが悪かったと言うほかありません。投手は相応に目利きができていますが、野手の目利きがまるでできなかった、それがこの10年でした。

そんな状態で2軍監督を任せられたところで何ができるはずもなく(※育成下手なのではなくマックスまで育ててコレ説)、監督になって1年や2年で状況が変わるはずもありません。ほかならぬミスターレオ松井監督の指導者としてのキャリアを終わらせるかもしれない処遇と思えば、選手を総入れ替えできる「7年700敗まで待つ」程度の時間を与えてしかるべき状況だったと僕は思います。誇り高い松井監督は、その状況も含めて何とかするのが自分の責任と言うのでしょうが、1年2ヶ月で松井監督を更迭するような肝っ玉であれば、そもそもオファーを出してはいけなかったと僕は思います。それなら「監督になれただけでも望外の喜び」と思ってもらえそうな赤田監督とかにしておけばよかったのです。赤田監督だったら「どんな監督でも最低3年は時間を与えるべき」と言っている僕だって成績次第では就任1年目の5月には休養を提案しますとも。そのあと嶋監督とか高山監督とか熊代監督とかガチャガチャすればいいでしょう。もしかしたら当たりがいるかもしれませんし。

交流戦になれば対戦相手も気分も大きく変わるという、そのキッカケすら奪い取って(あるいは松井監督自らがそのキッカケをチームのために活かしてほしいと願い出たかして)更迭というのは、今後を見据えても禍根を残す失着だったと僕は思います。この処遇を見れば、ひとつもオファーがない監督以外はもはや西武のオファーを受けないでしょう。当面は「思い出に一回監督をやれたらいいなぁ」と思ってくれる人でつないで、ドラフトで大当たりを引くのをじっと待つ感じがいいのではないでしょうか(※新聞で他球団の指名を見て被せるのを推奨/目利きではなくクジで勝負)。

そんな状況ですので、このあとの構想に入っているであろう西口文也さん、栗山巧さん、中村剛也さんの監督就任についてはチームが強くなるまで断固として僕は反対します。どうせ長くて10年の監督職です、彼らにまで失礼をするくらいなら、球団が身売りをして勝手に強くなってからの監督就任でも遅くはありません。どうしても頼みたいと言うなら、ドラフト・外国籍選手の獲得含めて全権委任のGM職を先に5年やらせてからにしてください。そうでなければ「育成失敗」とか「采配に難」とか彼らの能力とキャリアにアンフェアなケチがつきますので。実態は「編成の目利きに難」「能力上限が低かった」だったとしても。

結果だけを要求する監督がいてもいいです。

でも、そうではない監督もいます。

一緒に夢を見たい、そういう監督が。

夢を見る準備ができるまで、そういう監督にはオファーをしないでほしいと思いました。かくも失礼なのであれば、僕は夢を見るのを我慢します。寿命の限り、ノンビリと野球を楽しみながら、過去の黄金の思い出を反芻し、いつかうっかり夢が見られそうな時期が来るのを待ちます。待つことは苦ではありません。そこに野球と試合があれば十分「楽しい」ので何の苦もありません。ただ、失礼は耐えかねる。恥ずかしくなる。西武ファンのひとりとして、松井監督への非礼、謹んでお詫び申し上げます。そして縁のある楽天イーグルスの皆さま、もし叶うならば、松井監督に汚名を雪ぐ機会をどうぞお与えください。今後の選手たちにも「計画的に西武以外と縁を持っておきなさい」と伝えるようにしようと思います。そうでないと失礼によってすべてが閉ざされてしまいかねませんから。大事な選手ほど涙を呑んで他球団へ送り出すように努めます!




松井監督の(多分)最後の試合を観戦できたのは、不幸中の幸いでした!

埼玉西武ライオンズが劇的な逆転負けで早くも自力優勝が消滅し、ライオンズ界隈は「FUN」とは何かを問い直す修行待ったなしの巻。

08:00
目指せ他力CS進出!

ちょっと個人的に多忙で更新間隔が空いてしまいました。「一生空けてろ」「やっと断筆したと思ったのに」「残念、生きてたか」などの声も遠くに聞こえますが、聞こえるだけで心に響くことはありません。世界のさまざまな悲しみに囚われることもなく元気にご飯食べたり遊んだり平和を謳歌しておきながら、自分への悪口にはこの世の終わりみたいに悲しむなんて身勝手な繊細さがあるはずがないのです。

さて、そんな元気いっぱいの僕が自分への修行と思って見守っているのが埼玉西武ライオンズの容体です。脈拍・呼吸・血圧などが全部低下し、そろそろ死ぬんじゃねぇかな的な容体のライオンズは、18日に大きな節目を迎えました。まだ5月だというのに、この日の試合の敗戦をもって「自力優勝消滅」の運びとなったのです。優勝の地力は開幕前に消滅していると思っていたわけですが、そういう意味では意外にもったほうかもしれませんね。余命3ヶ月から4ヶ月生きた、くらいには!

↓2024年も埼玉西武ライオンズへの熱いご声援をありがとうございました!



歴史上でも指折りの早さでの自力優勝消滅という事態に、修行の足らないライオンズファン界隈は騒然としました。このファン界隈には1980年代〜1990年代の一時期に美味しい想いをした中年男性しか存在しておりませんので(断言/あとは全員沿線住民なのでは?知らんけど)、オールスター前に自力優勝が消滅するとかしないとかの経験自体が非常に乏しいのが実態。大抵の球団において8月か9月くらいには消滅している自力優勝が5月に消えようが4月に消えようが大差ないはずなのに(余命3ヶ月なのに2ヶ月で死んだら医者にキレるのかという話)、何故かうろたえたり憤ったりしています。

そもそも今年このような際立って速いペースでの自力優勝消滅となったのは、ホークスがダントツで強く、ライオンズはそのホークスと11試合も消化していて、そこで2勝9敗と大負けしているからに過ぎません。今季残りの対戦14試合で全部勝っても逆転できないというだけの話(※まぁまぁすごい話ではあるが)であり、逆に言えば今季1試合もホークスと戦っていなければまだまだ自力優勝の可能性は残っていましたし、最後にまとめて25試合やればどんな成績でも最後までマジックナンバーの対象になるんじゃないのかという話でもあります。対戦相手と対戦順に左右される程度の出来事で、本当の弱さなど測れるはずもありません。

リアルに弱いんだろうとは普通に思いますけど、少なくとも「自力優勝消滅=弱い」では、ない。そんなエビデンスはどこにもないのです。野球データ至上主義者が「勝利数や打点は意味のない指標」とか言って、自分でひねくり出したヘンな指標(足したり引いたり適当な係数を勝手に決めたり)を珍重しているのと同じくらいの確かさで、これは確かなことなのです。こんな出来事に意味はない。だから傷つきうなだれる必要もない。容体で言えば「異常に体温が低い」みたいなことに過ぎません(←まぁたぶん死ぬんだろうけど…)。修行の足りないライオンズファンの皆さん、元気を出してください!

↓なんだまだ1勝2敗ペースか!これでもまだシーズン95敗ペース!夢のシーズン100敗は遥か遠い!


これでまったく勝負にならないほど弱いということであれば、「弱くて申し訳ございません!オイシックスとくふうハヤテの敗者と入れ替え戦をやらせてください!」くらいのことを言って落ち込むのかもしれませんが、チーム状況はまったく悲嘆するようなところはありません。松井監督が繰り返すように「間違いなくよくなってきている」と僕も思います。医者だって「顔色はよくなってきていますよ」「今日は少し外に出てみましょうか」「桜を見ておきましょうね」くらいのこと言うでしょうよ。すぐさま優勝云々みたいな話にはならないだけで、「よくなってきていますよ」と僕も心から思っています。

自力優勝消滅が決まった試合などもプロフェッショナルとして恥ずかしくない試合を演じてしっかり負けることができました。初回、立ち上がりから先発が連続四球で無死一・二塁のピンチを築いたときには「自分のチームが負ける方に賭けてる説」も浮上する勢いでしたが、その後の相手強力クリーンナップはしっかり抑えて見せました。内野ゴロの間に1点を失うことになったのは「まさかこんな場面で」と完全に油断し切ったバッテリーの隙を突いてダブルスチールを仕掛けたホークスが上手かったからであって、ライオンズがプロ未満の弱さだったからではありません。お客さんもホークスを褒めることはあってもライオンズに「金返せ!」となるようなことはありますまい。

その1点で終われば「つまんない試合…」と言われたかもしれませんが、2回表の攻撃ですぐさま若林楽人さんのツーランで逆転した展開などは、休日にふさわしいエンターテインメントでした。若林さんは先日千葉マリンでの試合で痛恨の落球があった選手です。決して言い訳はしませんが、強風に煽られる厳しい条件での落球でした。決して風を言い訳にすることなくバットで取り返す心意気と、この日の8回裏に見せた転がりながらフライを捕りに行くガッツは、「風じゃないな」「うん風は言い訳じゃないな」「風じゃなくて目測の問題だもん」とライオンズファンの胸を熱く震わせるものでした。誰もが認める一流選手になって、早くオードリー春日さんと始球式コントをやってほしい…そう思います。

その後、僅差の投手戦を演じつつ、8回裏に最近転向させた自慢のセットアッパーを送り出し、そこで相手の逆転ツーランを引き出すという終盤演出力など見事と言うほかありません。この日が先方のイベント試合(ピンクフルデー/乳がんの早期発見・治療を目指す啓蒙活動を兼ねる)だったこともあって、打席に入る際に大型ビジョンで「近ちゃんがいてくれる安心感🌞包容力にキュン💗」とか表示されてから逆転ツーランが生まれた流れは芸術的でさえありました。結果的に1点差の負けですので、初回の「油断100%でダブルスチール決められた」で負けていても同じだったわけではありますが、一度逆転して再逆転させたことでホークスの皆さんにとっても盛り上がる試合となり、ライオンズにとっても劇的な自力優勝消滅となったわけです。これはプロ未満の球団には決してできないエンターテインメントですよね。

↓ピンクのドームを近ちゃんへのキュンが満たす!


「近ちゃん」なんて呼ばれて、親しみやすい雰囲気ですね!

ウチもアブレイユさんのこと「あぶさん」って呼びましょう!

そして「あぶさん」コラボで越乃寒梅飲みながら野球するのです!



とにかく、状況はまったく悲嘆するようなものではありません。ただただ「相手が強い」「強い相手とたくさん当たっている」だけです。対戦数は決まっているのですから、シーズン終盤にかけては揺り戻しのようにいい時間も来るはず。大切なのは、自分たちの時間が来たときに不貞腐れて勝手に負けてしまわないようにすること。松井監督の言う通り、「ひとつずつやっていく」「最後の最後までやっていく」「切り替えていく」ことしかありません。

僕のそれなりに長い野球観戦歴のなかでは幾多の暗黒チームを見てきました。空気が悪くなり、監督の顔は土色になり、ベンチ全体が淀んでいるチームもありました。しかし、松井監督は決してうつむくことはありません。不貞腐れることも投げやりになることもありません。アメリカで孤独な戦いを繰り広げてきた松井監督にしてみれば、この程度の劣勢の何が苦境かと思っていることでしょう。

チームは一朝一夕に強くならないにしても、ひとつひとつ積み重ねていけば大きな変化につながります。その「ひとつひとつ」をやれるかやれないか、落伍者と成功者の違いはそこにあります。「毎日モチベーションを何にするか自問自答している」などと観ているだけの側がうなだれてどうするのか。モチベーションはそこに愛するチームがあり、試合があることそのものです。勝つから日常を頑張れるとか、負けたら日常を頑張れない、なんて打算的な話ではない。楽しい=FUNであり、楽しくないのならFUNではないのです。楽しい、それが出発点で、それがすべてです。

率直に言って「修行が足りない」その一言に尽きます。

そういう意味では松井監督のもとあと5年ほど修行をつづけまして(7年700敗を修了の目安に)、ひとつふたつ身売りの噂話などを乗り越え、目の前にある「ひとつひとつ」を楽しめるようになることが、界隈全体にとっても先決なのかなと思います。FUNではない人は映画でも見て気分を切り替え、FUNな人だけが集う空間に一新されれば、イベント施策などももっと盛り上がるでしょうし(コラボ先のメーカーのデザインセンスにケチをつけたりしない前向きなFUN集団の意)。「皆さんお薬でも飲んでます?」と聞かれるくらいに、楽しそうな人だけが集うベルーナドームにすること。今季・来季・再来季・明明後季の目標はそこなのかなと思いました。ライオンズファン界隈がそれを達成できた頃には、チームも勝っているような気がしますからね!(※最低5年くらい掛かりそうの意)

↓???:「ムカついちゃうよね?ざまあw♪」


ほんの少しでも煽られている気がするうちは修行が足りません!

これはライオンズが負けたこととか弱いこととは無関係の流行曲です!



ということで切り替えまして、野球は「他力CS進出」を目指しましょう!

埼玉西武ライオンズ界隈が「身売りしろ論」を必死に燃やしていたところ、親会社が全物件対象の「聖域なき流動化」でハシゴを外した件。

08:00
身売り論を燃やしていたら、聖域なき流動化が始まった!

「野球がない日は平和だなぁ、いっそ毎日なきゃいいのに」という逆説的な達観に至っている埼玉西武ライオンズファンの皆さん、こんにちは。まぁ埼玉西武ライオンズファンはこのブログを読んだりしないかもしれませんが、とかく昨今のライオンズ界隈は殺伐としていて非常に風通しが悪いように思います。ここまで読んだ人が「おたくの球場みたいにな!」というツッコミを入れるところまでがセットなのですが、とかく薄暗く淀んだ空気が漂っています。

どの球団も暗黒時代のひとつやふたつは過ごしているものですが、その点でまだまだライオンズ界隈は未成熟だなと感じます。1勝しただけで「アカン!阪神優勝してしまう!」と盛り上がっていた阪神さんや、1勝しただけで「\横浜優勝/」などと騒いでは「優れて勝るの意味です」などと主張していた横浜さん、プロ野球をいち早く推し活コンテンツ化し10年間でAクラス1度という2010年代に真摯にオリ姫と向き合ったオリックスさん、そういった暗黒卿と比べると勝つのも下手だが負けるのも下手だと言わざるを得ません。

勝負事であるスポーツエンターテインメントにおいて勝ったり負けたりするのは当たり前であり、「負け」は正当な商品です。負けて怒ったり、負けにクレームを言うのはオカシイのです。手抜きや不正でもしているならともかく、一生懸命やって負けたらそういうものだと思わないといけません。飲食店と同じで、懸命に作ったものがマズくて気に入らない場合、黙ってほかの店に行くしかないのです。「勝ち」は約束されていないサービスに過ぎないのですから。

もし「あー負けた!悔しい!でも楽しかった!また来よう!ありがとう!」と思えないのなら、映画やアニメなど「主人公が基本的に勝つ」コンテンツを楽しむほうが幸せでしょう。勝った相手が気持ちよく喜べるように上手に負けることは、お互い様の持ちつ持たれつのひとつ(※朗らかに悔しがる大人の演技力)。その点でライオンズ界隈は、身売りによる所沢移転からの45シーズンでBクラス10度・最下位わずか2度だけの「天国時代しかなかった」球団ですので、修業が足らないのだろうと思います。「ライオンズファンはいつも楽しそうだなぁ」と言われるようになるまでは修業、修業、修業の日々なのです。

↓こちらのファンの方は、手作り感あふれるフリップで楽しそうであります!



昨日おとといあたりはSNSなど開くとまたお怒りのご意見が多数並んでおりました。どうしたものかと見ましたところ、西武は身売りをしろだのするだのしないだのと揉めていた模様。ザワつきの再生産をしたいわけではないので元ネタを掘り下げはしませんが、まぁそういうことを考えてしまいがちな土壌があり、そうした話を受け流せない余裕のなさがあって、触る者みな傷つける感じなのかなと思いました。

個人的な意見を述べれば、「ライオンズの身売りには反対」「身売り自体には肯定的」「でも現実的に厳しそう」といったところ。僕は西武ライオンズのファンですし、家からも近いですし、思い出も思い入れもありますので、ずっとこのままつづいてくれたらいいなと思います。弱くてもダサくても構いませんので。早く球場が老朽化して、何かの法律に引っ掛かり、建て替えざるを得なくならないかなぁとは思いますが。

ただ、個人的感情とは別に、意欲と資金力のある企業が球団を持ちたいと言うのなら、そこに委ねるのは悪い話ではないと思います。ソフバンさんやDeNAさんのように親会社が変わって上昇気流に乗った球団はいくらでもありますし、何より西武ライオンズ自身が身売りによって黄金時代を切り開いた球団です。身売りを悪とする理由などないのです。昨今の「育った選手が全員抜けていく」状況を根本的に解決できる道は、有り体に言って身売りくらいだろうと思いますし。

「2004年の球界再編騒動を知っていれば軽々に身売りなどとは言えない」と言う人もいますが、それもアレルギー反応に過ぎません。人間は必ず死ぬように、企業も球団も永遠ではないのです。プロ野球の球団を誰も買わない誰も持ちたくないとなったなら、当然のこととして数は減るでしょう。数が減ったら10球団1リーグなんて話も出るかもしれません。でも、そうなったらそのとき、です。誰も欲しがらない球団を愛してしまったのなら、それも自分の選択として、思い出を抱きしめて生きるだけのことです。

とは言え、現実的にライオンズの身売りはかなり難しいでしょう。本拠地をそのままに球団運営するのは新球団にとってまったく旨味がありませんので移転は必須条件でしょうが(※西武としては電車に乗って家賃払ってくれたら最高だろうが…)、移転するにしてもそんな商圏はどこにあるものか。巨人が築地の新球場に移りライオンズが東京ドームに移るといった玉突きが許されるはずもなく、地方の大都市にはすでに先客がいます。候補に挙がっていた新潟も静岡も2軍のチームが出来てしまいました。

ありそうなのは大宮公園球場を本拠地として、所沢ではない「真の埼玉県」で頑張るという建付けですが、その縛りのなかでの買い手は限定されるでしょう(※ファッションセンターしまむらとか?)。今はスポーツビジネスに参入するにしても選択肢は数多くあります。プロ球団は野球くらいしかなかった時代とは違います。よほど前のめりでなければ「ヤクルトが売りに出るまで待つか」となると思うんですよね。ヤクルトが売りに出たら買うところあると思いますからね。

↓「ファッションセンターしまむらイオンズ」が誕生した暁には、イオンズのアパレルはすべてしまむら製になるはず!

イオンじゃないけどイオンっぽい球団名で、イオンでセールやる誤解を生みそう!

西武百貨店関係ないのに西武っぽい球団名の球団みたいに!



そんな身売り論で悶着しているなか、9日に発表された西武ホールディングスの中期経営計画では、「東京ガーデンテラス紀尾井町をはじめとして聖域なき流動化を実施」と不動産転がしを今後の事業の核とすることが宣言されました。流動化と言えば聞こえはいいですが、含み益のある不動産を売って、その資金でどこかの不動産の価値を高めて、それを売ってまたどこかの不動産の価値を高めて、売って買って育ててを繰り返すという意味です。

その一丁目一番として、旧・赤坂プリンスホテル跡地にある東京ガーデンテラス紀尾井町も2025年3月期中に売ると言うのです。かつて北白川宮家があった東京の一等地を、売れば再びは戻ってこないだろう土地すらも聖域なく流動化するのであると。1040億円をかけて2016年に再開発したばかりだというのに、売ると。赤プリは売るけど、西武ドーム(+ライオンズ)は絶対に売らない、なんて話があるはずありません。聖域なき流動化とはそういうことです。今は売っても誰も買わないかもしれませんが「絶対売らない」なんてことではない。株をゴニョゴニョしたことで大株主N社の影響力も完全になくなり、決断しやすい環境も整いました。そういう意味では、身売りはあり得るもの、ひとつの選択肢として常に念頭に置き、そのうえで自分の行動を決めるしかないのです。

たくさんお金を落として球団の価値を高め、「これは持ったままのほうがいい」と思わせるのもいいでしょう。あるいは西武ホールディングスの株を買って、売ろうとしても株主として反対するというのも手。もしくは巨万の富を築いてファンを代表して自分で買うのもいいでしょう。どうしても耐えられないことがあるなら、「ご意見」ではなく行動で備えるしかありません。話が出てからプラカード持ってデモやっても誰も聞く耳持ちませんからね。いずれにせよ金も出さずに「タダで反対しよう」なんて虫のいい話はないのです。とりあえず、案2で西武ホールディングスの株を買っていただくと、現物が値上がりして僕も喜びますのでNISAで買ってください!よろしくお願いします!

↓紀尾井町のホテルはすごくいい感じでしたが、赤坂行かないので泊まる機会がないですよね!
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↓資産を活かせる人に売って、運営に一枚噛む感じでいけたら身軽でいいですね!



「電車に乗って家賃払って街づくりしてくれる」企業があれば、すぐ売ります!

225円チケットに釣られた哀れな埼玉西武ライオンズファン、筒香嘉智さんの復帰戦即逆転決勝スリーランが羨まし過ぎて泣くの巻。

08:00
悔しさと、切なさと、羨ましさと!

過ぎ去りしゴールデンウィークを懐かしむような気持ちでお出掛けの記録を残しておこうと思います。連休最終日、僕は横浜にいました。目的は「おかえり225割」なる割引チケットを購入した横浜DeNAベイスターズVS東京ヤクルトスワローズ戦の観戦です。「チケット代が225円!」という謎のテンションで盛り上がってはみたものの、よくよく考えたらまだ西武のタダ券が手元にあって横浜までの交通費が倍くらいするので「あれ?西武行くほうが安上がりだったか?」と思ったりもしましたが、まぁいいでしょう。横浜楽しそうですし、行き帰りで気が滅入ったりもしませんし。

↓早速ですが横浜スタジアムに到着しました!
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試合前に球場エリアをそぞろ歩けば、各種の売店やカフェっぽいスペース、キッチンカーなどが出て、まるで公園のようにたくさんの人が盛り上がっています。球場エリアにこだわらずとも、周辺にはいくらでも何でもお店があって目移りするほど。球場エリアの飲食店の数では我らがメットライフドームも相当なものと自負しておりますが、徒歩圏までカウントする一般的ルールの世界に帰還しますと「これが本物のボールパークかぁ…」と唸らされます。あんまりじっくり見て回るとショックばかり受けそうなのでとっとと入場することにします。

↓東京五輪の会場になったという自慢が展示してありました!
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↓入場時に何らかのカードゲームの何らかの能力を持つ何らかのカードをもらいました!
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↓明るくて風が吹き抜けて気持ちいいー!球場施設以外の人工構造物も見えるぞ!
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くーーーー、この日が土砂降りならハマスタでは野球できないですけどね!

んあ?「そのときは中華街でご飯食べて帰る」ですって?そりゃよござんした!



さてこの日の注目は何と言っても筒香嘉智さんの復帰です。「おかえり225割」なんてやるくらいなので、もともとこの日に筒香嘉智さんの日本復帰戦があるのではないかと予測されてはいましたが、どうやら本当にそうなりそうな気配。2軍での成績は「調整途上」といった感じでしたが、新聞記事では5月6日に1軍昇格とまことしやかに書いてあります。一部ファンからは「時期尚早」「営業判断」「野球を知らない背広組」といった声もあがっていたものの、実際に現地に向かえばベイスターズファンは再会への期待感で盛り上がっています。筒香さんのユニフォームを着ている人やタオルを提げた人もたくさんおり、筒香さんに会えることの喜びを強く感じている様子。やはりSNSのご意見は当てになりません。「ご意見」なんてものは、基本的に文句のある人しか言わないものですからね。

↓三浦監督も知らなかったっぽいことで「ご意見」は盛り上がっていました!


迎えたスタメン発表では、6番レフトに筒香さんの名前が。応援団も待ちかねたように「さぁ打て筒香 飛ばせ空の彼方〜」の応援歌を大合唱。僕も気分を出して一緒に歌わせていただいたりなどして、「メジャーリーグ挑戦から愛する選手が帰って来た日」の気分を疑似的に味わわせてもらいました。レンタル彼女に恋をした的な哀しい話かもしれませんが、ジンワリとこみ上げてくるものがありました。特に待ってたわけでもないのに「おかえりー!おかえりツツゴー!」って叫んじゃいましたよね。本当にお羨ましい…。

↓メジャーに挑戦した選手が古巣に帰ることって本当にあるんですね!



↓初回の守備でフライをキャッチしただけでスタジアムは大盛り上がりです!
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筒香さんに復帰後初打席が巡ってきたのは2回裏でした。一死二塁という状況だったこともあり、外目の厳しい球での勝負となり、筒香さんはバットを振らないままに四球となります。フラットな気持ちで思ったのは、「これで今日は100点」ということ。ゴールデンウィークに本拠地の試合で復帰し、空は快晴、風は強いけれど暖かく、スタメンに名を連ね、守備をし、打席に立ち、出塁したのです。これ以上何を求めるでしょう。「会えた」ただそれだけで全員が納得したはずです。たとえ、この出塁ですぐに代走を送られたとしても。

しかし、野球の神様は素晴らしい球団とファンには贈り物でもするのでしょうか。筒香さんは後続の二塁打で三塁まで進むと、犠牲フライで生還します。筒香さんがホームに帰ってきたとき、誰とはなしに「おかえり筒香!」と叫んでいました。埼玉西武ライオンズファンの悲しいベースボールコンピューターは「オ…カ…エ…リ…?」と、その言葉の意味をつかみかねていました。選手が何をしたときに「オカエリ」という言葉を使うのだろうと。「サヨナラ」は知っているけれど「オカエリ」は知らない僕は、むせび泣くベイスターズファンに紛れて少し泣きました。「200点や…」「筒香さん、あなた野球の神様に愛されてるよ…」「おかえり225…お祝いにビール代も225円にしてくれ…」と。

↓打席に立つ姿を見られてすでに大満足でした!


その後、筒香さんは2打席めに走者を進塁させるセンターフライを放つと、3打席目にはフェンス直撃の二塁打を放ちます。オオオオ!と轟くスタジアムの歓声のなか、「一部のファン」もすでに手の平をクルクルし始めていました。復帰戦で早速ヒットが出て、3打席ともしっかりチームに貢献する打棒。アメリカでの挑戦で錆付くことなどまったくなく、筒香さんはハマの星として輝いていました。試合は劣勢でしたが、明日の新聞は「おかえり筒香 二塁打で花添える」でイケるでしょう。これは300点満点の復帰戦です。9回裏あたりにもう1打席あるかもしれないけれど、そろそろお役御免だろうか…そんなことを思いました。客観的冷静に考えて、復帰初戦からフル出場でなくていい、負荷は低めがいい、今日はここまで、そう思いました。

しかし、野球の神様はそれで終わらせてはくれなかった。2-5の3点ビハインドで迎えた8回裏横浜の攻撃は、先頭倒れたあと二塁打⇒安打(+1点)⇒三振⇒四球とつないで、二死一・二塁で筒香さんの打席を迎えます。「お前に託す」とでも言うような目でネクストに視線を送って一塁に向かった宮敏郎さんと、チームの主砲として一打逆転の打席に向かう筒香さん。久々の再会のはずが、とっくにひとつのベイスターズになっている、男たちの美しい光景。そして大応援団の大歓声が響くなかで、筒香さんは打ちました。ひと振りでとらえた打球は、打った瞬間にそれとわかる軌道でベイスターズファンが待つライトスタンドへ一直線。起死回生の復帰戦逆転決勝スリーランホームラン。漫画のような、夢のような一打で、筒香さんはハマに堂々凱旋したのです。1000点、1000点満点の試合です。こんな試合を225円で見させていただいて申し訳ありません!

↓こんなことってあるのか…?あっていいのか…?復帰戦での逆転決勝スリーランホームラン!


これはベイスターズファンの一生の宝!

今年見た試合のなかで一番感動しました!



筒香さんのホームランによって横浜は見事に勝利。照明を落としたスタジアムではファンたちが持つ青いライトが灯り、勝利の歌を響かせます。火花が噴き上がる花道を通ってお立ち台に向かうのは、もちろん筒香さん。何という幸せな光景だろうかと、眩暈がしました。こんな試合に立ち会ったら一生忘れないだろうと、クラクラしました。そして、こんな試合を自分事として見る未来は存在するのだろうかと黒い影が脳裏によぎり、グッタリしました。ないものねだりは詮無きことですが、この幸せは眺めることしかできない種類のものなんだろうなと、涙がポロリしました。メジャーリーグ挑戦からの復帰者いまだゼロを貫く我が埼玉西武ライオンズにおいては見られないだろう夢を見ながら…。

これも修業だと思って頑張るしかありません。出たくて出たくてたまらない様子で出て行った選手に「最初の対戦で満塁弾連発」されたりすることも、物見遊山で出掛けた試合で「メジャーからの復帰&即決勝弾」という夢に立ち会ったことも、きっと野球の神様が悲しき埼玉西武ライオンズファンに課した修業なのでしょう。そうであってほしい。だって、修業だと思えばいつか報われる日も来そうな気がしますが、ただの現実だった場合、どんな徳を積もうがただただ同じことが繰り返されるだけと察してしまうので…。

どうぞ皆さま、そんなに毎日野球ばかり行くわけでもない僕が、こんな神懸かりで、何故か見ていて辛くなる試合に現地で立ち会っている剛運を羨んでやってください。僕はきっと今年の野球観戦の思い出を、この先もアチコチで面白おかしく話すだろうと思います。「ウチもサケの稚魚はたくさん放流してるんですけどね!」「誰も帰って来やしない!」「川か?川が死んでるのか?」みたいな感じで。顔で笑って心で泣いて、この悔しさと切なさと羨ましさを乗り越えられるように修業を頑張ります!

↓街の明かりがとてもキレイなブルーライトハマスタ!何とまばゆい勝利の宴か!
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↓横浜DeNAベイスターズファンの皆さん、素晴らしい夢を見られてよかったですね!おめでとうございます!
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埼玉西武ライオンズファン修業(ハードモード)で心を鍛えていきます!

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婦人公論 2017年 12/27、1/6 合併特大号

僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)

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