スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

ウィンタースポーツ

【考察】羽生結弦氏「Echoes of Life」で11枚の白い扉が上下したり出入りしたり減ったりする理由を諸説のひとつとして考えるの巻。

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11枚の白い扉について考えていました!

少し時間が空いてしまいましたが、先日の「Echoes of Life」広島公演への参加を経て、また少し公演について考えておりました。当初から気になっていつつも、何となく「扉がたくさんあるなぁ」で一旦置いたままにしていたルームに存在する11枚の白い扉について、改めて公演映像を見返しながら解像度を上げようと取り組んだのです。自分なりにはいい感じに解釈できた気がしておりますが、作り手の考えは作り手のみが知るものでありますので、諸説のひとつとして話半分で見ていただければ幸いです。

↓「Echoes of Life」未見の方はぜひ公演をご覧になるといいと思いますよ!テラサで配信中!



映像中の「ルーム」に登場するほか、本編最終盤の「全ての人の魂の詩」ではリンクにズラリと並び、そのほか公演の各所で舞台装置として登場する白い扉は全部で11枚あります。デザインは1枚ずつ異なり、演目が進むごとに順番に開いていくようです。開く順番は、ルームで並んだ状態で言うと、左側大外→右側大外→左側外から2枚目…といった形で、左右交互に外から順に開いていきます。ナイフとフォークの使う順みたいな感じですね。

各扉はそれぞれ演目とリンクしており、最初に扉が開くのは2演目めの「産声〜めぐり」を演じる手前です。開いた扉を通ってNovaはルームから出てリンクに現れ、リンク上に舞台装置として登場した扉をくぐってNovaはまた映像世界に戻ります。この扉をくぐる際の向きは公演内で常に統一されており、ルームからくぐるときは内開きのようにドア板が手前側に来ている状態でくぐり、リンクからくぐるときは逆にドア板が奥側に行っている状態でくぐります。このことから、このドアは「ルーム」と「リンク」をつなぐ装置なのであろうと推測できます。

ルームを出るのは「言葉を音として表現する」ためですので、ルームで思考し、扉をくぐってリンクでその思考で得た言葉を「音」として表現し、またルームに戻って思考をつづけるといったことなのではなかろうかと思います。なので、あの白い扉はルームと映像中のディストピア世界とをつなぐ出入口という位置付けなわけではないのだろうと思います。実際あの白い扉は映像中のディストピア世界には一度も現れません。ルームへの入口となるのは光の線で描かれる通路であり、それは問いが浮かべばどこにでも現れますし、案内人?のチカラで出現させてNovaをルームに引きずり込むことも可能です。そして、そのようにルームへと移動した際に、ルーム内の白い扉が新たに開くことはありません。つまりあの白い扉は、ルーム内の別室(=リンク)への道なのではないでしょうか。

そういう意味では、現実世界にいると思っている観衆は実はルームのどこかにいる魂なのかもしれません。「Utai IV -Reawakening」の手前ではスクリーンに案内人が映し出され、リンクに椅子が置かれている場面がありますが、あれこそが「この会場はルームのなかですよ」という作り手からのメッセージなのかなと思います。観衆であるあなたもまた、このルームに入ることができるし、このルームのなかにいるのですと。誰の心のなかにもルームはあるのですと。「RE_PRAY」では観衆をゲームの世界に巻き込んだ羽生氏ですが、今回はルームという哲学の小部屋のなかに観衆を巻き込んでいるのでしょう。

そのように観衆がルームのなかに巻き込まれた場面で案内人が椅子に向かって語っていた言葉、そのときNovaに浮かんでいた問いというのは「この世界での私の役割とは?」というものでした。この物語は終幕においてNovaが「命の役割」を見出すことで終わるように、数多くの問いのなかでもストーリー上の核となるのが「命の役割」という問いであり、それは観衆に対しても「この機会に考えてみるのはどうでしょうか」と投げかけられている問いでもあるのかなと思います。

「命の役割」の問いは2枚目の扉(ルーム内の並びでは一番右)とリンクしており、公演第1部ではこの扉をくぐって「UTAI IV -Reawakening」が演じられます。演技後にリンクから扉をくぐって再びルームへ戻り、さらにディストピア世界に戻ったNovaはそこから戦いに身を投じていきます。この世界に残る憎悪と戦い、自身の正義を貫こうとし、自分とは何か、運命とは何か、やがて自分の過去と向き合いながら強さとは何かを思考していきます。その間に「Mass Destruction -Reload-」とリンクした3枚目の扉、「ピアノコレクション」とリンクした4枚目の扉、「バラード第1番」とリンクした5枚目の扉、そして「Goliath(2024Remix)」とリンクした6枚目の扉が開いていきます。

この間はリンク上にも映像にも扉は現れませんが、ステージ下にある舞台裏に入るための扉がルームとリンクをつなぐ機能を代替しているのだろうと思います(現実的に毎回扉を上げ下げするのも時間がかかって大変でしょうし、2回くらいやってみせればあとは何となくわかるだろ的な…)。そんなこともあって、衣装替えがあるわけではない「ピアノコレクション」と「バラード第1番」との間にも、「扉を開けるため」にあえて一度ステージ下の扉から舞台裏に戻る場面があるのかなと思ったりするのです(もちろん休憩もするんでしょうが)。

↓公演をご覧になった方はご存知でしょうが、リンク上には10枚の扉があり、場面によって下りてきます!
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↓扉の模様はすべて異なっており、たとえばこの四角がふたつ縦に並んだ扉は「Goliath」とリンクした6枚目の扉です!
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そして再び明確に扉が現れるのは公演第2部の冒頭です。リンクには2枚目の扉とNovaが現れ、しばし第1部での問いを繰り返しながら、やがてショートサイドでの早着替えを経て「アクアの旅路(Piano Solo Ver.)」が演じられます。この場面で特徴的なのは、Novaはこのとき扉を目視こそするものの「くぐらない」のです。あるときは扉の手前で反転し、あるときは手を伸ばしながらもくぐらずに引き返して、とにかくNovaはこの扉をくぐりません。舞台装置として見るならば、「くぐりもしない扉を一度下ろして、また上げる」というおかしなことをやっているのです。これが無意味な行為であるはずがない。

ここに僕は「RE_PRAY」での公演第1部と第2部とで選択ルートが変わったのと同じように、Novaが別の選択をしたという変化の示唆を感じます。第1部では「命の役割」に対して、本来VGH-257に与えられていた大量殺戮兵器としての役割というものがクローズアップされ、それに向き合うことになりました。しかし、その思考を変え、自分には戦い以外の役割があるかもしれない、あるはずだ、あってもいいのだという別の視点をNovaは持ったのではないでしょうか。戦いではなく命を大切にする方向での役割が。「アクアの旅路」の冒頭、「今なら、できる」のセリフのあとで扉はリンクから消えていきますが、それは「(思考を重ねた)今なら(再生という別の役割が)できる」ということなのかなと思います。「命の役割」という問いに対して、第1部とは異なる思考で異なる答えを見出し、異なる扉(7枚目の扉/ステージ下の扉が代替している)からルームに戻っていった(だから2枚目の扉はくぐらずに消えた)…そんな流れなのではないかなと思います。羽生氏が命のモチーフとしてしばしば用いる「水」をテーマとした「アクアの旅路」がここに配置されていることにも、そうした意味合いを感じます。

映像中で再び白い扉が現れるのは、塔のなかで「命の終わり」や「死」を意識し、案内人?にルームへと引き戻されたときのことです。このとき全体像は映っていませんが、左→右で外から順に扉を開いていったとき8枚目に当たる扉(右から4番目)はまだ閉じられています。「産声〜めぐり」から始まり「アクアの旅路」までちょうど7演目ですので、演目と開いた扉の枚数はしっかり符合しています。8枚目の扉を開けてリンクに現れたNovaは「Eclipse/blue」を演じ、第1部の「ピアノコレクション」と同じような哲学的思考を重ね、「記録が記すのは『過去』 臨むべきものは『未来』 生きている者の特権 なら、上手に使おうか」という考えに至ります。

この言葉の意味をどう取るかについて、初演後は「一生懸命頑張った過去が支えになって、いい未来に向かっていける」といったイメージでとらえていたのですが、公演の視聴を重ねるなかで「Eclipse/blue」と次の演目である「GATE OF STEINER -Aesthetics on Ice-」で共通する時計のモチーフが読み解く手掛かりになるのかなと思いました。「Eclipse/blue」の最後で、リンクに現れた時計の上で反時計回りにスピンしたNovaは、リンク上に残ったままスクリーンの映像を見やります。そこには赤い月のような輝く球体と、それを挟むように回転する街並みのようなものが映っています。その街並みでは同じ形のように見える塔や建物が、ちょうど反転した世界のように球体を挟んで上下逆位置でまわっています。「Eclipse/blue」後もNovaがリンクに残りつづける(ルームに戻らない)こと、時計の上で反時計回りにスピンすること、回転する反転世界、そして「GATE OF STEINER -Aesthetics on Ice-」。この一連の流れが示すものは世界の改変なのではないでしょうか。

「GATE OF STEINER -Aesthetics on Ice-」の出典である「STEINS;GATE」はまさしく過去に干渉して世界を改変する物語ですし、この2演目で共通する時計上での反時計回りの動きは時間の逆行を示すものと受け取れます。それこそが先ほどの言葉の意味なのかなと。過去は記録でしかなく、生きている者が臨むべきは未来なのです。「過去」は「今」からどう見えているかの記録に過ぎないものならば、「変えてしまえばいいのでは?」「上手に生きたらいいのでは?」「運命が頑なに姿を変えないなら私が変わって世界を変えればいいのでは?」というのが今を生きる者の特権ということだったりするのかなと。痛ましい過去であったとしても、振り返ったときにそれが光芒となるように、今を生きる者が「そう見ればいい」「そう生きればいい」。自らが世界を破壊した過去と見るか、誰かを愛し愛された過去と見るか、それは今を生きる者の見方次第だったりするように。

そんなことを示すのが、この「GATE OF STEINER -Aesthetics on Ice-」であえてリンク上に現れた白い扉(9枚目)と、そのくぐり方なのかなと思います。この9枚目をくぐるときNovaは「後ろ向きにくぐり」、そしてちょうど本来ドア板があるあたりで右手で突くような動きをするのです。「扉を開けて出てきたときの動き」が時間逆行で表現されているのか、あるいは改変前の世界を断ち切って「扉を閉める動き」なのか、いずれにせよ世界に何らかの改変が起きたことが示唆されている…僕はそのように思うのです。「Eclipse/blue」を演じたNovaは、同じ衣装で「GATE OF STEINER -Aesthetics on Ice-」を演じた並行世界へと移動したのだと。だからこそ、先ほど出てきたステージ下の扉をくぐってルームに戻るのではなく、別の扉から戻っていることを明示したのではないかと思うのです。

その後、映像中のディストピア世界では青い蝶が飛び、花が咲き、緑の芝生が繁り始めています。歩みを進めていたNovaは鏡面のような地面に反射するNovaといつの間にか入れ替わって教会のような建物へと向かっていきます。Novaが手を差し伸べた花がいくつもの姿に変化するように、スタート地点から枝分かれする電線のように、反転するNovaのように、世界にはいくつもの可能性があるのでしょう。いつか命には終わりが来るとしても、その終わりの瞬間まで、無限の可能性のなかで未来に向かっていくこと、問いつづけ生きつづけること、それを命の答え・命の役割としていく…そんな物語が描かれたのかなと思いました。

そして、最後の11枚目の扉をくぐって再びリンクに現れたNovaはこれまでの演目(問い)を反芻するように、「全ての人の魂の詩」の演目でリンク上に現れた10枚の白い扉をくぐっていきます。そのくぐる手前の動作は、扉とリンクした各演目の特徴的な動きの一部となっており(5枚目の扉の前の首をグルリと回すバラ1の動きなどが分かりやすい)、演目の順に対応する扉をくぐっていきます。その後、ステージ下の扉(=11枚目の扉に相当する)とオレンジ色のトンネルを通ってNovaはまたどこかへと向かっていったのではないでしょうか。もしかしたらあのトンネルのような空間は「ルーム」と「リンク」の間なのかもしれません。第2部冒頭で第1部のことを振り返っているときや、「Danny Boy」を演じているときのスクリーンにも別の色のトンネルが映し出されていましたので。

↓最後の11枚目の扉のデザインがポストカードに採用されているのも、きっと最後の扉だからなんでしょうね!
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↓ポストカードで開けている扉も11枚目ですし、オレンジの円のなかにいるNovaはエンディング後に「トンネルの先で振り返ったNova」なのかなと思いました!
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↓動画のほうが見やすく映っているのでコチラもご参照ください!




とまぁそんなことを3日間ほど考えていたのですが、ひとつ疑問が残っています。この白い扉を見つめるなかで気になったのが、ルームにある扉とリンクに現れる扉が何故か反転していることです。ルームの映像では扉に向かって「右側にドアノブがあり、左に引いて開く」形です。しかし、リンクに現れる扉を同じ向きから見ると「左側にドアノブがあり、右に引いて開く」形になっているのです。「大道具さんが間違えちゃった、てへぺろ」とか「実はこのドア、押しても引いてもどっちにでも開くタイプなんです」という可能性もゼロではありませんが、ここにも何らかの意図があるのかもしれないなと思うのです。

ひとつ考えられるのは、このドアによって「公演会場は反転した並行世界」であると示しているのかなということ。公演会場もルームとつながった別室なのだとしたとき、そのルームからつながるディストピア世界と観衆がつながってしまったら、何となく落ち着かないですよね。そこで、ルームとリンクは不思議なチカラでつながっているけれど、「このリンク及び会場は反転した並行世界であり、ディストピア世界とは別の世界です」ということにしてくれたのかななどと思いました。ちょうどNovaが鏡面のような地面で反転するときと同じく、鏡面のようなリンクで反転した並行世界を観衆は見ている、みたいな話で。現実の世界にも恐ろしい戦争はありますし、ディストピアになる可能性もあるわけですが、そうとは限らない別の並行世界なのであれば、また未来は変わっていくかもしれないですからね。

まぁそれだとNovaの衣装も反転するんじゃないのかとか扉の上下も反転すべきだろ的なツッコミどころもあって実際よくわからないのと、これはネタバレ云々とか関係なく何らか明確な答えがもらえそうな気がする疑問なので、もし今後の質問タイムなどでチャンスがあれば「何で扉の開きが逆なんですか?」は聞いてみたいなと思いましたよね。こういういろいろ考えたことが誰かのヒントだったり、きっかけになればいいなと思いますので、ぜひ皆さまも「Echoes of Life」の世界を楽しんでいただければと思います!


考察した結果、ポストカードにゾクッとしたのは個人的にも収穫でした!

羽生結弦氏「Echoes of Life」広島公演に参加し、厳島神社や原爆ドーム・平和記念資料館を巡る大人の修学旅行をしてきた件。

08:00
広島で大人の修学旅行を堪能してきました!

本日はお出掛けの記録です。羽生結弦選手アイスストーリー3rd「Echoes of Life」広島公演の2日目に行ってまいりました。チケットの当落状況と旅行手配の兼ね合いなどもあり、2日目の参加となりましたが、この機会に、この公演で、広島の地に赴けたことはとても貴重な体験となりました。平和への想いと祈りを新たにするような時間でした。素晴らしい時間を、本当にありがとうございます!

↓現地の雰囲気などは動画にまとめました!遠方の方も行った気分でご覧ください!


正月気分も脱した1月4日、ANAの翼で奮って向かった広島。1月3日に行なわれた広島公演初日のレポートなどはあまり見過ぎないように薄目で眺めつつ、「まずは現地を堪能」という意気込みで観光から始める気持ちです。個人的にも広島は初訪問でしたし、この地にはこの公演のテーマでもある「命」というものに思いを致すために特に訪れたい場所もあります。しっかりとそのあたりを心におさめてから公演へも向かいたいもの。

飛行機とバスを乗り継いで広島駅まで到着すると、そこには風の噂で聞いていた大羽生神殿が現れたではありませんか。駅へと向かう人が通る地下通路を囲むように設置された柱たちに据えられたCSテレビ朝日&テラサでの「Echoes of Life」広島公演中継を知らせる告知たちは、広告という枠組みを超えたアートのよう。その一柱ずつにお仲間が集い、楽しげに記念撮影などをしています。同じポーズをとってみたり、横に並んでみたり、柱に備え付けてあるベンチに座ってみたり。この旅の間にここを何度も通ることになりましたが、いつも多くのお仲間が集まっており、大変な盛り上がりでした。5日の公演後には撤収されてしまいましたが、羽生文化遺産として登録&保存してほしいような空間でした。素敵な広告&お出迎えに感謝・感謝・感謝です。

↓この広場全体を神殿と化すすごい規模の広告でした!
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↓屋根の雰囲気もあって文字通りの「神殿」の雰囲気に!
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↓駅へと行き交う人は見ずにはいられない存在感!
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到着後まずは日本三景のひとつに数えられ、世界文化遺産にも登録されている厳島神社へ。電車を乗り継いで現地へ向かえば、車中はもちろん、島へと渡るフェリーにも、現地の神社にもたくさんのお仲間が。「Echoes of Life」広島公演の大成功を祈念して絵馬など奉納してきましたが、相当な数の同じ感じの願いが捧げられておりました。厳島神社に祀られる三女神は技芸の神としても信仰されているとのことですので、ご利益もきっとあることでしょう。僕は何か慎ましく「広島公演の大成功」と限定的に願ってしまったのですが、ほかの人の絵馬を見ると千葉公演やその後のnotte stellata公演の成功も祈っていたり、何なら生涯にわたる健康を祈っていたりされており、「その手があったか」と僕も感心することしきり。ぜひぜひ叶うといいなと思います。

公演前には会場からほど近い平和記念公園へ。原爆ドームや平和記念資料館など、これまで写真や映像で見るだけであった場所を自分自身の目で見て、体験しました。そして、知識として知っていたことを遥かに超えて、強い衝撃を受けるような資料と偉容に圧倒されました。そして、圧倒されていてはいけないのだと反省しました。ここにあるものは人間が実際に起こしたことであり、またいつ起きても不思議はないことです。天災ですらなく、人間が自らこんなことを引き起こしたのかと思うと、沈み込み、恐怖するような気持ちになりました。直接それを見聞きした人はもはや多くはない80年近く前のことではありますが、これから先の人も知らなければいけない、知りつづけなければいけない、そう思いました。実際に足を運ぶことができてよかったと思います。公演に向けても、身も心も引き締まるような思いがしました。

↓羽生氏関連で日本二景を拝見したので、次は天橋立に行きたいですね!
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↓写真で見ると「写真で見た場面」と同じかとは思いますが、体験を心に刻んで一歩進めた気がします!
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そのほかにも広島城などさまざま足を伸ばして観光に勤しんだわけですが、本当にどこもお仲間をたくさん見かけました。多くの方がツアーグッズのパーカーやボアブルゾンを着ていたり、バッグを使っていたりするので、それがまるで「制服」のようで、修学旅行にでも来たような気分です。ある意味で、これは修学旅行だったのかもしれないなと思います。西日本の学校であれば広島のこのコースは代表的な修学旅行プランでしょうし、やはりできるだけ若い時期に行ってほしい、行かせたい、そんな気持ちになるような場所でした。楽しく推しているなかで、人生で体験しておくべき大切なものも一緒に得られるなんてありがたいことだなと思います。何やら荘厳な気持ちで公演に向かう、特別な日です。

↓ひとしきり修学ののち、公演会場・広島グリーンアリーナに到着です!
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遠征組や初日参加組を含めたリピーターもいるようで、現地は穏やかな空気に包まれています。来場時点で全身グッズ装備という人も多く、グッズ販売や協賛企業さんのブースの行列などもスムーズに進んでいる模様。僕もさいたま公演の際にひととおり購入&体験はしておりますので、ゆったりとした気持ちで企業ブースを再訪したり、グッズの販売状況などを眺めたりします。グッズ販売のブースでは、グッズではない海苔かお菓子か何かの透明な瓶をアクスタに被せている展示も。運営サイドと顔を見合わせながら「ほほぉ…」「いろいろ把握済みということですな…」「ではいっそ千葉公演では公式の海苔かお菓子をビン詰めで出していただいてですね…」と微笑み合うような気持ちになりましたよね。公式グッズとして海苔が出てきたら、界隈以外からは何のことやら意味不明かもしれませんが!

↓組み合わせると真の意味がわかるグッズとかもいいかもですね!海苔とかドアとかベンチとか!
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↓ひとしきり散策を終えたあとはいよいよ「Echoes of Life」広島公演です!
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公演そのものについては帰京後にCS放送の録画など見直したうえでと思いますが、特別な地で刻む特別な公演であった、そう思います。このツアーのなかでもひと際大きな意味を持つものだったのだろうと。物語のなかで主人公Novaが思索していく「命とは?」「生きるとは?」は自分自身の問いでもあり、この広島という地で体験したことたちと重ねることで、一層の重みと深みをもってこの問いと向き合えるような気持ちになりました。

そうした意味では、この日の羽生氏のコンディションというのもよりこの問いを心の奥深くまで届けるようなものだったのではないかと思います。本編終了後のMCでも本人は「疲労」としか語りませんでしたので、怪我や病気はなく「疲労」であると言葉通りに受け止めますが、大変な「疲労」であったのだろうと思います。ジャンプではかなり苦労していたようですし、「Goliath」の演目では振り付けのひとつである後転をまわり切れずに戻ってしまう場面もありました。それ以外の場面でも何度も身体(おそらく足)を叩いて自分を奮い立たせるような姿や、声をあげて気合を入れるような姿、しきりに首をまわしてほぐすような姿が見られ、これまで見てきた試合や公演を通じてもここまでの厳しい状態というのは記憶にないほどです。直前に腰を痛めて絶望的な状態で迎えたという「Gift」でさえもそれを隠し通した人が、ここまで「疲労」を滲ませるとは。

第1部の終盤、10分以上ひとつながりで演じるピアノコレクションから競技会相当の「バラード第1番」、そして激しいバトルを演じる「Goliath」へとつなぐくだりは「疲労」との壮絶な戦いのようでもありました。Goliathの途中、魂の叫びのようにリンクに響かせた叫び、演技の一部なのか心の声なのかはわかりませんが座り込んで激しくむせ返るような涙声、そしてメイクも落ちるほどに目元を拭う仕草。そこには演者としては不本意な部分もあったのかもしれませんが、鬼気迫るような迫力がありました。この地で演じること、この機会に演じること、それをやり遂げること、演者がそこに立ちつづけた背後には「命とは?」「生きるとは?」の問いがやはりあったと思います。自分が生きて何をするのか、いつか終わる命と知りながらそれでも何故生きるのか、その問いと向き合う姿がこの日の公演にはあったと思います。あれほどの「疲労」のなかでも、そこに立ちつづけたことこそが羽生氏の「生きる」なのだろうと感じました。ならばコチラも観衆の「生きる」として、不安や恐れは飲み込んで「楽しむ」を尽くそうと、そう思いました。

その結果として得られたアンコール中の「ナゾのツボにハマって笑い上戸になる」という希少な場面(←マジでツボがわからなかったよ!)や、自分も含めて「我々羽生ファン」とまとめ出すツッコミどころ満載のトーク(←自分で自分のファンという建付けも可能っちゃ可能ではあるが)や、雪肌精さんのコピーをもじってか「妥協せず、羽生結弦のように(次回に向けてコール&レスポンスを仕上げるように)」と求めてくる距離感の近さなどなど、いつもよりも砕けていつもよりもむしろ饒舌に、「疲労」が心や言葉の構えを取り払ってしまったような時間は、互いに頑張ったことへのご褒美のように思えました。最近さらに勢力を拡大している男性ファンに向けて「男性!」と呼び掛けてくれる場面もあったりして、嬉しい思い出もいただきました。

「私は最強」に乗せての最後の周回、歌わないですよでおなじみの羽生氏が「みんなは(最強!)」と歌い上げたとき、そして「広島最高!」と叫んだとき、ファンとしてとても嬉しくなると同時に、プロとしての頼もしさを感じました。この日・この会場ですべての人が最強で最高だったかはわかりません。途方もない「疲労」を感じていた人もいれば、初見のコール&レスポンスでミスって不本意だった人もいるでしょう。帰りの電車や飛行機の時間が決まっていて、已む無く途中退出となった人もいただろうと思います。それでも、その日できるすべてを尽くしたのなら、それが精一杯生きたたったひとつの「今」ですし、それを認めて大切にしていくことが無数の枝分かれのなかから望む未来に向かっていく道のりなのだろうと思います。みんな最強で最高だった。みんな「生きる」をやり抜いた。そう認め合える空間を生み出した人に、改めて感謝と敬意を捧げたいと思います。この思い出深い一日を胸に、この先も「生きる」をつづけていけたらいい…いや、つづけていきます。そしてまた、無数の枝分かれのなかからこういう素晴らしい日につながる未来にたどり着けるよう、頑張っていこうと思いました!

↓戦いのあとのように第1部後のリンクに刻まれたマークを描く美しい軌跡!
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↓名残を惜しみつつ、また自分の日常という「生きる」に帰ります!
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広島という街に来られて、この公演を観られたこと、心から嬉しく思います!

クリスマスイブに「羽生結弦 notte stellata 2025」の開催が発表され、靴下いっぱいの新情報が届く素敵なクリスマスとなった件。

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クリスマスプレゼントをいただきました!

昨晩のイブそして今日のクリスマスとつづく聖なる夜を皆さまはいかがお過ごしでしょうか。僕は例年と同様にテレビに向かってぶつぶつ独り言を言いながら、明石家サンタなどを見て他人の不幸話に舌鼓を打っておりました。こんな話をするとM1グランプリで見たバッテリィズのエースさんから「みんな幸せになったほうがええやろ!何で不幸を競い合うねん!」みたいな優しくて正しい怒りが飛んできそうな気もしますが、自分の幸せを諦めた人間には他人の不幸くらいしか楽しいものがないんですよ…!

そんななか、僕の汚れた心を洗うように届いたクリスマスプレゼント。何と!来年も!約束の3月上旬に!聖地・宮城県で!羽生結弦氏が復興への祈りを捧げるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2025」が開催されることが発表されたのです。当然あるだろうと思っていたことではありますが、実際に発表されたこと、それがクリスマスイブという魂が贈り物を求める日程での発表であったことは、主催側の心遣いが感じられるような嬉しいタイミングでした。これなら自分で自分にeギフトを贈って、「誰かにeギフトを贈ると自分ももらえるキャンペーン」で何かもらった感を無理やり演出する必要もありません。VGN(ベリーグッドニュース)をありがとうございます。世界にメリークリスマス!

↓notte stellata開催決定のお知らせをいただきました!


↓羽生座長から「メリークリスマス」のご挨拶もいただきました!

このアカウントの3ヶ月ぶりの投稿がクリスマスのご挨拶というサプライズ!

どのチャンネルから時候のあいさつが来るか、そのドキドキ感も味わえるシステム!



お知らせを受けて早速僕も旅の計画を立て始めたわけですが、そこには早くも戦慄するような状況が。「まるで何かが起こることを以前からわかっていた」かのように、その週末の仙台市街のホテル代が高騰しているのです。コスパ高めの人気の宿に予約など入れようとしたら「その日程の受付はただいま行なっていません」的な強制ストップが掛かっていたりして、すでに水面下では活発な動きが行なわれている様子があるではありませんか。

別口の某イベントでは関係者向けに「3月7日-9日は大型スポーツイベントが開催される可能性があり、開催された場合は仙台市内のホテルの予約が困難になる」として、早めのホテル確保を促していた事例も見受けられました。どうやら世間は「やる前提」でとっくに動き出していたようなのです。なるほど言われてみれば、僕も今年も当然やるだろうと思っていたわけですし、やるとなったら3月11日に一番近い週末になるのは自明なわけですから、何なら1年前、2年前からでも先んじて動くことはできたわけです。まぁ第1回の開催が発表されていない2年前に動けるのはさすがにエスパーかもしれませんが。

箱根駅伝に沸く神奈川県・箱根温泉周辺では、常連さんがその年の駅伝を見たあとに翌年の予約を済ませて帰るのだと聞きますが、「羽生結弦 notte stellata」も翌年分の予約をしておくくらいの気持ちで動いておきたい、それぐらいの意識を持ってもいい出来事なのだなと今さらながらに痛感しました。そうしたら僕が選ぶ常宿さん(※アパ…?)からも「3月の旦那」として毎年手厚くお迎えいただけるようになることでしょう。「毎年のことですみませんが来年もよろしくお願いしますよ」「かしこまりました、1207号室をご用意してお待ちしております」「それではまた来年、桜の咲く頃に…」なんて関係性を築くことができたら、ちょっと人生が豊かな人みたいな雰囲気も出ますよね(※アパでもその雰囲気出るかな…?)。

いやー、今年はJREバンクなるJR東日本の銀行の特典で「(新幹線を含めて)運賃が4割引」になる割引券をゲットしておりまして、その割引券で東京〜仙台間を片道6850円ほどで移動できる計算になることから、例年よりも旅先での観光や食事を充実させられるだろうと踏んでいたのですが、気分としては「1勝1敗」といった心境。何なら複数公演行くとなった場合にも、JRE割引券フル回転で連日往復したほうが安いんじゃないか説まで浮上してくるほどです。まぁこれも嬉しい悲鳴というヤツでしょう。こうして賑わうからこそ旅の楽しみも公演の楽しみも増すのですから、ある程度のところで折り合いをつけつつ、いい計画を練っていければいいなと思います。宿云々の前に、そもそものチケットが取れるのか取れないのかという話もありますし。25日のキャスト発表、26日のCM放送、そして27日の「???」発表など、ひとつひとつのステップを楽しみながら近づいていけたらいいなと思います。

↓クリスマスと絡んだことで情報出しも「アドベントカレンダー」のような贈り物に!

情報という名の贈り物、ありがとうございます!

今年の「???」も楽しみにしています!



この日はコレに加えて「Echoes of Life」さいたま公演の模様を届けるディレイ・ビューイングが各地の映画館で上映されていたり、ハイアール・アクアのテレビCMが各方面の番組の合間に流れていたり、1月売りのファッション誌「装苑」で羽生氏が表紙をつとめることが告知されたりと、界隈がそれぞれにクリスマスプレゼントとして情報発信するかのような賑わいがありました。お正月に向けても、広島駅では「Echoes of Life」広島公演を見据えての交通広告が展開されて荘厳な神殿化していたり、宮城ではkhb東日本放送での新春特番「スポーツのチカラで宮城をもっと熱く 独占!羽生結弦 30歳の誓い」の放送が告知されていたりするなど、年末年始も存分に「推し」て過ごせることはすでに約束されています。充実の日々です。

こうした楽しみがたくさんあると、体調管理に努めて元気に過ごしていこうという意欲も一層強まるというものです。今年の年末年始は9連休になる方が多いとのことで、僕も「みんなが9日間休むなら10日間休んでも目立たないだろう…」と10連休を楽しむ予定ですが、豊富な時間に甘えることなく、シャッキリと過ごしていけるといいなと思います。そのなかには2025年最大のお出掛けとなるであろう広島行きも控えておりますので、絶対にインフル・コロナその他にかからない、そういう意識で年内残りの営業日は可能な限り出社を回避していきたい…そのように思う次第です。「今日で年内最後だから」的な理由ない解放感で行なわれる納会とかは、ホント別にその日である理由は特にないので、謹んで辞退させていただきます!

↓今年の「???」を待つ間に昨年の「???」を見返したりするのもいいですね!


イブの夜に見たら「聖なる夜」感がマシマシになりました!

今回もまた奇跡の出会いに期待しています!



目覚めたら靴下いっぱいの情報が届いていた、そんなクリスマスでした!

羽生結弦氏出演Haier・AQUAのCMが12月24日から放送されるので、今年のクリスマスプレゼントは冷蔵庫と洗濯機に決定の巻。

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サンタゆづが来ればトリコロール!

ひと足早いクリスマスプレゼントのお知らせが届きました。羽生結弦氏がブランドアンバサダーをつとめる白物家電の世界的メーカー・HaierさんとAQUAさんの羽生氏出演CMが、12月24日から関東・関西・宮城で順次放送されることが、17日に行なわれた「ハイアールグループグローバル戦略・ハイアール日本市場ブランディング発表会」にて発表されたのです!

↓ハイアールさんは「自分VS自分」篇と題して、世界ナンバーワンをさらに超えることを誓う!



↓アクアさんは「終わりなき挑戦」篇と題して、挑戦しつづけることを誓う!



↓メイキング映像を見ると、アイスリンク仙台での撮影にはグループ副総裁も訪れていた模様!




発表に合わせて配信されたプレスリリースなどを見ると、CM中で披露している4回転トゥループは予定にはなかったもので、ハイアール・アクアのブランドフィロソフィに共感した羽生氏が、自身も世界一のジャンプに挑戦したいとの思いで演じたものなのだとか。まるでCGのように滑らかに決まったジャンプは、空中の軸の美しさ、角度、着氷、フリーレッグの決めや着氷後の滑らかで淀みない軌道まで含めて、「No.1」を宣言するにふさわしい出来栄えでした。これ以上の4回転トゥループはなかなか想像できないくらいに美しい逸品。音楽で言う「クチからレコードが鳴ってる」くらいの感覚で、CGで作ったかのようにさえ思えてくる完璧な実施は、さすがCM映像に遺すだけのことはあります。

出演はもちろん、2種類ともナレーターとしても羽生アンバサダーを起用しており、アイスストーリーでも見せつけている「語り」の魅力も存分に活かされています。「More Creation, More Possibilities Haier」や「無限大の誠心誠意で本質の愛を届けるAQUA」などはサウンドロゴとしてこの先もそのまま使われるんじゃないかという気さえするほどバッチリ決まっています。思わず耳を傾けてしまう声と語りで、お茶の間でのハイアール・アクアの認知度上昇も間違いないことでしょう。

聞けばハイアールさんとアクアさんは今回日本地域における「第三の創業」という意気込みでブランド展開を行なっていくのだとか。日本市場参入の「第一の創業」、アクアブランドデビューの「第二の創業」につづき、生態系のエコシステムのように複数のパートナー企業と連携しながら有機的につながり成長していく「エコシステムブランド」への変革を目指すという新たな挑戦は、「プロのアスリートとしてのフィギュアスケーター」という世界の誰もよく理解できていなかった概念を自らの活動で具現化してみせた羽生氏の姿とも重なるもの。たとえば冷蔵庫の購入を入口として、そこから食生活や健康管理にまで複合的なサービス・体験を提供していくような壮大なエコシステム構想も、具現化されれば「最初からこうあるべきだった」と気づく瞬間があるのかもしれません。そんな可能性をイメージさせてくれるアンバサダーとの出会いは、ハイアール・アクアにとっても素晴らしい機会になったのではないでしょうか。

今のところ、まずは企業ブランドの周知というところがメインのようですが、いずれは商品告知のCMも出てくることでしょう。冷蔵庫を開けて、食材を詰め込んだり、食材を出したり、キッチンで食材に丸鶏がらスープや香味ペーストをアンバサダーが混ぜ込む圧倒的調理映像なども出てくるだろうと思うと、この先の展開も楽しみです。何なら掃除から洗濯から炊事までひとりでこなす生活力高めのCMなどもいいかもしれません。今回のCMではチラッとしか映っていませんがハイアール・アクアでは掃除機や電子レンジ、食洗器なども手掛けられているとのことですので、ハイアール・アクアに包まれるその「生活感CM」にも期待が高まります。これまで基本的に生活感を見せてこなかった羽生氏だけに、冷蔵庫を開けたり閉めたりするだけでも「そこから開けるんだぁ〜」みたいな感慨がわくかもしれませんよね。「お風呂ではどこから洗うんですか?」的な興味の一端として。ちなみに僕が一番よく開ける扉は、製氷機の扉です!

↓発表会ではグループ副総裁との特別対談も上映されたのだとか!


↓発表会の模様は後日公開してくれるとのことで、そちらもお待ちしております!



それにしてもこの展開の早さたるや。アンバサダー就任のお知らせが11月21日で、そこからわずか1ヶ月での爆速のCMスタートには、年末年始の家電量販店を羽生アンバサダーとともに席巻してみせるぞという意気込みを感じずにはいられません。クリスマス、福袋、初売り…家電を買うにピッタリのこの年末年始、CM放送もまさにその24日からだと言うのですから、これは店頭でも何らかのアクションがあっても不思議はないでしょう。すでに一部家電量販店ではハイアール・アクア製品を購入するとアンバサダーのクリアファイルがついてくるキャンペーンが実施されたとの噂も聞き及んでおりますので、サンタの代わりにアンバサダーがやってくる、そんなクリスマスも大いにあり得るというもの。青のハイアール、白のアクア、そして赤のサンタでトリコロールを形成するようなクリスマスが。今年の贈り物は冷蔵庫と洗濯機で決まりですね。あんまりクリスマスプレゼントで白物家電ってのは聞かないですが、常識は超えていくためにあるのです。

\ピコーン/

この発想はまさに電撃的なひらめきを僕に与えるものでした。これまで僕は自分ひとりで完結することばかりを考えていましたが、ハイアール・アクアが目指す「生態系のようなエコシステム」はキャンペーン参加においても有効なはずです。たとえば僕に子どもや孫や甥っ子・姪っ子がいるとします。進学のため、郷里を離れ独り暮らしをするとします。で、その子らにクリスマスプレゼントをあげたいなと思ったとします。

「メリークリスマス!」
「クリスマスは何がほしいんだね?」
「偉い人の話の本とか?」
「地球儀とか?」
「横山光輝の三国志全巻とか?」
「ブリタニカ百科事典はどうだろう?」
「あー、いらない」
「しょうのないヤツだな…」
「ふーん、来年は進学なんだ」
「なおのことブリタニカ百科事典を…」
「あー、いらないと」
「絶対にいらないと」
「まったくしょうのないヤツだな…」
「まぁ新生活は何かと物入りだろうし」
「部屋もワンルームとかだろうしな」
「最初にブリタニカ全巻置いたら」
「暮らす場所がなくなるもんな」
「そうだ、新生活には絶対必要な」
「白物家電の王様、冷蔵庫と洗濯機を」
「叔父さんが買ってあげよう」
「ん?テレビとかパソコンはダメだ」
「ダメに決まってるだろ」
「電子レンジとか食洗機ならギリOK」
「電子レンジでも見つめてなさい」
「ん?スマートウォッチはダメ」
「ワイヤレスヘッドホンもダメ」
「そういうのは全部ダメ」
「ワインセラーならギリOK」
「オシャレでいいじゃないか」
「友だちにも個性をアピールできるぞ」
「メーカーは叔父さんセレクトでいいよな」
「クリスマスに送っておくから」
「ん?進学が決まったばかりで」
「新居もまだ決まってないから」
「クリスマスは早過ぎる?」
「いいだろ、実家に置いておけば」
「叔父さんはクリスマスから年末年始の」
「一定の期間に贈りたいんだ」
「キャ…気分の問題があるからな」
「洗濯と炊事の練習でもしてなさい」
「あと、もし新居が決まって」
「エアコンなしの部屋なら教えなさい」
「夏のキャンペ…一定の期間に」
「今度はエアコンを買ってあげよう」
「メーカーは叔父さんセレクトでいいよな」
「時期は…お盆くらいかな…?」
「あー大丈夫大丈夫」
「東京って言うほど暑くも寒くもないから」
「届くまでは窓開けたり閉めたりでしのげ」

どうでしょう、これであればご自宅の白物家電とハンマー片手に対話する必要もなくなるのではないでしょうか。有効かつ必要なお買い物で、誰にとってもハッピーな世界がやってくるはず。問題は僕には進学や引っ越しを控えた子どもも孫も親戚の子も結婚を控えた友だちもそもそも友だち自体もいないということですが、このシステムを活用できる方はきっといるはず。どうぞ、子・孫・親戚をハイアール・アクアで染め上げてください。僕もかつてはそうやって、両親の温かい思いやりにより自宅をほぼ三洋電機に染められた経験があります。その三洋電機が今のアクアだと思うと、僕と羽生アンバサダーの間にも一筋の運命を感じますよね(←本人が感じるって言ってるんだから「んなアホな」とか言わない)。

それではクリスマス・年末年始、春の新生活キャンペーンなどでは「贈る」需要も念頭に置いていただき、贈るとお得な大型キャンペーンなども実施していただけるとコチラとしてもチャンスが広がるなと思います。贈るのは私、使うのはあなた、もらうのは私、そんなエコシステム構築も視野に入れていきます!

↓CM放送開始までは駅に出現した「AQUAの旅路」をご覧になってお待ちください!




知らないうちに存在していた高校生くらいの子ども、念のため探してみます!

「Echoes of Life」の余韻冷めやらぬなか、池袋駅・新宿駅と家電量販店で羽生結弦氏広告による「AQUAの旅路」を巡ってきた件。

08:00
AQUAの旅路を巡ってきました!

「Echoes of Life」の余韻冷めやらぬなか、12日はテレビなど見ておりました。フジテレビの「この世界は1ダフル」という番組さんで、12日放送回では、界隈ではおなじみの記者・スポーツフォトグラファーである小海途良幹さんがご登場されておりました。小海途さんは人生で一番心に残った試合として平昌五輪の羽生結弦氏のフリープログラムの演技を挙げ、30分ほどにわたって羽生氏の半生を振り返る特集が組まれていました。

内容そのものはすでに広く知られたことですが、フル尺で「SEIMEI」をテレビ地上波で見ることもでき、当時の興奮が改めて甦ってくるようでした。そして同時に、そのときの運命的な「バラ1」に勝るとも劣らない新次元のバラ1をつい先日見たことや、フィギュアスケートの新たな世界を創造しつづけるアイスストーリー「Echoes of Life」のことを思って、あの公演を早く見たい、また見たいと渇きを覚えるような気持ちになりました。早くもロスを感じております。

さて、そんな渇きを癒すためということではありませんが、僕もアレを見てきました。「Echoes of Life」にタイミングをバッチリ合わせるように池袋駅と新宿駅に登場したAQUAさんの交通広告を。さすが世界でも指折りのメガターミナルだけあって、その広告効果と人通りは大変なものでした。ホントにただただ見てきましたよ、というだけの話ですが、記録として残しておこうと思います。

↓まずは西武池袋駅B1階改札口からJR池袋駅方面へ向かう通路の広告です!

西武線からJR線へと乗り換える人の多くが通る大動脈は、西武百貨店の入口にも面していることで常に大賑わい。その通路の天井ではアクア様の大型バナーが道行く人を見守り、左右に展開されたデジタルサイネージの柱では2タイプの羽生氏広告が「いってらっしゃい!」「おかえりなさい!」と人々を見送っていました。AQUAさんの広告が出るのは通路の片面で、そちらの柱は全面がAQUA広告という状態。ちょっと数は数え忘れてしまったのですが、15本以上はあったでしょうか。その表面と裏面の両方にAQUAさん広告が出つづけるのですから、それはもう壮観です。「通常CM⇒キャンペーン情報⇒羽生氏広告」と1〜2分程度でループするので、もはや「羽生氏常駐」と言ってもいいレベルの露出ぶりでした。

↓いろいろなところにつながった交通の要所みたいな場所でした!
PC111313


↓コチラはバストアップの羽生氏広告!
PC111425


↓コチラはほぼ全身での羽生氏広告!
PC111459


↓どこまでも長い通路をAQUA様が埋め尽くす!
PC111367


↓この通路を「AQUAの旅路」と呼ぶことにしました!
PC111501


バナーに書かれた「無限大の誠心誠意で本質の愛を届ける。」なるキャッチコピー。もはや家電のキャッチコピーじゃないんじゃないかくらいの壮大な話な感じもありますが、それぐらいの意気込みがあればこそ羽生氏の起用という展開にもなったのでしょう。「無限大の誠心誠意」「本質の愛を届ける」それは羽生氏の界隈でいつもファンたちが感じていることでもあります。家電もそうありたい、その心意気や素晴らしいではありませんか。それが満たされていれば、性能・お値段・安全性・耐久性・新機能などなども必然として伴っていくというもの。これは我が家の家電との対話も急ピッチで進めないといけなさそうですね。広告の節目に出てくる「お近くの家電量販店へ!いますぐGO!!」のご案内に気持ちも急いてくるようです。

ひとしきり池袋駅の旅路を愛でたあとは新宿駅へ。これまで何度か羽生氏の大型広告が展開されてきたメトロプロムナードよりも少し新宿三丁目方面に向かったあたりにAQUAさんの広告は展開されていました。最近改装などしていた新宿サブナードとの接続口にあたるジャングルゲートのあたりから始まっており、出口で言えばB10番あたりが最寄りになるでしょうか。とまぁ、そんなことを思って「目印はB10出口ですよ…」などと案内用の動画を撮っていたのですが、これは新宿三丁目寄りの目印なのであまり実践には適さなかったかもしれません(基本的に新宿側から行くでしょうし…)。まぁこのあたりは出口だらけですので、A6〜A8出口からB11〜13出口のどれかに行けばわかるでしょう。バナナジュース専門店の看板前あたりがAQUAさん広告が表示される柱です。

こちらは池袋駅とは違って、さまざまな企業の広告が連続で流れるタイプ。そのうちAQUAさん広告は通常CMと羽生氏登場広告の2パターンがあり、1周ごとに1回ずつ流れる仕組みです。僕が見る限り、流れる広告の順番や本数は固定のようでしたので、待ってさえいれば苦労なく堪能できるものと思います。「次はいつ出てくるんだろう…」と迷わずに済むのは助かりますね。あとこちらの広告が池袋駅と違っていたのは、羽生氏のバストアップ広告とほぼ全身図広告がフワーッと変化して連続で表示されること。柱の本数自体は少ないのものの、ちょっと動きがある感じになるので、記録としても映える感じでいいですね。

↓新宿駅の「AQUAの旅路」はこんな感じでした!
PC121834


↓バナナジュース専門店看板前あたりが鑑賞にいいポジションでした!

その勢いで新宿の家電量販店へも足をのばしますと、白物家電のフロアではいい位置にAQUAさんHaierさんの冷蔵庫・洗濯機が展示されており、そこには早くも羽生氏広告が掲出されておりました。SNSなど見ると店舗によっては等身大パネルなども出ているようですが、営業時間終了間際の駆け込みだったものでいろいろな店舗を見て回ることまではできず、今回は等身大パネルには出会えませんでした。

それでも冷蔵庫のてっぺんには羽生氏のポップアップ広告が掲示され、洗濯機のてっぺんでは羽生氏のステッカーがしっかりと存在感を示しておりました。ほかのお客さんが写らなければ撮影もシェアも大丈夫ということでしたので、そちらも記録&堪能させていただきました。今後、パンフレットやらパネルやらキャンペーンやらで家電量販店が賑わうと思うと、僕が手元に抱えるビックカメラ株主優待券も熱を帯びてくるようです。次なる展開が楽しみですね。

↓じょじょに白物家電フロアが神殿と化してきました!
PC121901


↓ナンバーワンのさらに上を目指す意欲は十分です!
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↓どんな洗濯物でも引き受けてくれそうな頼もしさ!
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↓AQUAさんとHaierさんのどちらにすればいいのかも悩みどころとなりそう!
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しばし家電量販店で品定めなどしておりますなかで、ひとつ提案がひらめきました。将来的に羽生氏オススメのモデル的なコラボ商品でも開発されるようでしたら、そちらの品の型番はぜひ「VGH-」にしていただけるといいのではないでしょうか。型番なのでガチガチのルールとかあるかもしれませんが、「VGHー」シリーズの冷蔵庫なんか出まして、開けたり閉めたりすると音声が流れまして、「あなたの問いに応じて今晩のオカズを提案します」みたいなAI便利機能とかついちゃってたりしたらワクワクしますからね。「区別さえつけば何でもいいんですよ」「大体はメーカーごとに略称つけてるだけ」「数字の決まりもあってないようなもの」みたいな話であるようでしたら、ぜひVGH、VGHシリーズの採用をご検討ください。ちょっとVGHが何の略なのかは僕もよくわかっていないので、そのあたりは気にせずでお願いできますと幸いです。AQUAさん、Haierさん、これからの旅路が末永くつづきますよう、どうぞよろしくお願いいたします!

↓そんな巡りの様子を動画でまとめておきました!遠方の方は行った気分でご覧ください!

春から新生活でいろいろ買う必要がある人がちょっとうらやましいです!

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婦人公論 2017年 12/27、1/6 合併特大号

僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)

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