スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

ウィンタースポーツ

羽生結弦氏出演の「能登半島復興支援チャリティー演技会〜挑戦 チャレンジ〜」に、現地の人々と伴走する「共に、前へ」の精神を感じた件。

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「共に、前へ」の心で!

15日に配信された「能登半島復興支援チャリティー演技会〜挑戦 チャレンジ〜」はご覧になりましたでしょうか。羽生結弦氏の演技そのものを新たに見守る機会としては久しぶりのような感覚もあり、僕も15時からの配信を楽しみに待ち受けておりました。もっとも十分に建付けを理解しておらず、ライブ配信なのかどうかも明確には承知していないくらいの感じでしたが、翌日の報道など見ましてようやく全体像に理解が及んできました。





会場となったのは現地にあるスポーツセンターのリンクで、そこに羽生氏のほか無良崇人さん、鈴木明子さん、宮原知子さんの出演者が集いつつ、ネットワークで能登高校書道部の皆さんと輪島・和太鼓虎之介の皆さんをつないでの公演となっておりました。会場内には被災各県から招待された子どもたち(&保護者さん)の姿が少数見受けられたほか、大型のモニターが置かれておりパブリックビューイング会場の様子も映されているようでした。

会場には大掛かりな照明・演出の設備はなく、カメラやマイクの台数にも限りがあるようでした。そもそもいわゆるスタンドというか観客席がなく、あくまでも少数の関係者が見守れるだけの環境です。聞けば現地では通年のアイスリンク自体がなく、冬季に運営されるリンクを通例よりも前倒しで氷を張って今回の開催に漕ぎつけたのだと言います。その意味では、ショーアップされた大型公演とは趣が異なるものです。

しかし、それがすごく心安らぐような公演でした。

オープニング、明るい照明のもと輪島・和太鼓虎之介の皆さんによる能登國切籠祭に乗せて滑り出した4名のスケーターたち。衣装はこのイベントのチャリティーTシャツです。光の演出や特殊効果は用いず、和太鼓と選手たちの滑り、そこに重ねるエッジの音で演目を作っていきます。そこにはチャリティーとしての性質上なるべくコストをかけず寄付額を増やしたいという前提がありつつも、単純なコストだけではない、この公演の精神性のようなものを僕は感じました。そして、その後つづいたのが輪島・和太鼓虎之介の皆さんの演奏であり、能登高校書道部の皆さんのパフォーマンスであったことにも、同じような精神性を感じました。

それは「共に、前へ」の心です。

現地に行くこと、現地でできることでやること、現地の人と共にやること、それが何よりも大切にされていたのだろう、そんなことを思いました。世のなかにはいろいろな形のチャリティーがあります。もっと大規模にニューヨークや東京ドームで何かを行なって、大きな収益を寄付として届ける形もあるでしょう。現地に素晴らしいパフォーマンスやエンターテインメントを持ち込むことで、元気を出してもらうという形もあると思います。ただ、今回はそういう形ではなく、自ら立ち上がり歩き出そうとしている人に、これからそういう心持ちを目指そうとしてる人に、そしてまだそんな気持ちには至れない人に歩み寄って寄り添い、最初の、小さな、元気や勇気を一緒に掘り起こしていくような、そんな想いを僕は感じました。言葉にすれば「共に、前へ」とでも言うような。

公演全体でも特に印象的だった演目のひとつが能登高校書道部と和太鼓奏者の今井昴さんによる書道パフォーマンスでした。ニュースなどで聞いた校舎や生徒・関係者の方々の被災の様子と、笑顔と元気と輝きがあふれるパフォーマンスと、それが太鼓と紙と墨と筆と身体で行なわれるという形式とが、素朴であるぶん力強く、天災にも負けない人間の強さを感じさせてくれたような気がしたのです。たとえ天災が来たとしても、人間からすべての太鼓と紙と墨を筆を奪うことはできないでしょう。すべてが奪われてもすぐさままた(最高の品質ではないにしろ)作り出すことができる自然の恵みなわけですから。そうして記されたメッセージの全体像を見たときに、またその言葉が強く、たくましく、輝くばかりなのです。完成品は実際の映像で見てもらうのがよいですが、そのなかに比較的小さく書かれた「私は負けない」の文字を見ると、今もまた思い出して涙が出てくるのです。羽生氏を見ようと見始めたはずが、若者の輝きに心惹きつけられてしまい、心の「主役」さえも持っていかれんばかりに眩しいのです。

それでいいし、そうあるべきなのだと思いました。遠くからお金や物資を届ける形や、楽しいもの元気が出るものを持ち込む形も素晴らしいけれど、一番大切なことはそこにいる傷ついた人たちが自らを癒し、自らのチカラで再び輝くことだろうと思います。そうでなければ「復興」ではないのですから。現地でやること、現地のものでやること、現地の人と共にやることを通じて、彼ら彼女らもまた「主役」となり、世界のスケーターたちと併走しながら自らを輝かせていく機会なのだと思うと、見始めたときよりも一層の意義を感じながらの鑑賞となり、襟を正すような気持ちになりました。あぁ、そうか、一緒に立ち上がり、一緒に踏み出すために肩を貸しに来たのだ、そう思いました。「届ける」ことも目的ではあるけれど、何よりも手を握り、肩を貸しに来たのだと。そして、これを見せたかったのだと。




それだけに、その後のスケーターたちの演目に入る段では少しの緊張感も覚えました。ここからもう一度、自分たちの演技でしっかりと肩を貸せるだけの存在感を見せなければ公演が美しくまとまらないでしょう。その重圧をチカラに変えていくスケーターたちはさすが「世界」の選手たちです。ホッケーサイズよりもさらに小さいと思しきリンクでも雄大に勇敢に演じた無良さんの「燦燦」、そこに「愛の賛歌」をつなげて「愛燦燦」のメッセージを贈り返した鈴木さんの演技と構成力、大切な人を失った人への思いを聖歌に重ねるように演じた宮原さんの「Stabat mater dolorosa」。いずれもそれぞれの思いが言葉ではなく演技で届くような、言葉ではなく演技だから受け止めやすくなるような、柔らかな演技たちでした。スポーツのチカラを柔らかく重湯にしたような、しみわたるエールでした。

そして、羽生氏は祈りの演目の代表格でもある「春よ、来い」を披露しました。普段なら照明を落として暗闇のなかで演じる「春よ、来い」だけに会場全体が明るいなかでの演技は新鮮でもあり、ピアノを爪弾く細やかな所作までも明滅なく見えてありがたくもあるよう。まるでリンク…大地を鎮めるかのように長く低く身体全体で巡ったハイドロブレーディングや、子どもたちの前でしっかりと放った花びらのような氷の粒も、この日ならではの思い出となるものでした。いい演目を生み、育ててきたのだなぁと改めて噛み締めるような時間でした。優しくて、温かく、次の春…「新春」には少し心が固まる瞬間もあるかもしれませんが、春を待つ気持ちが動き出してくれたらいいなぁと思う演技でした。

その後、公演はフィナーレの4名共演によるMrs.GREEN APPLEの「ケセラセラ」へ。ミセス好きの羽生氏の選曲ということではないとのことですが、企画サイドもその辺りの背景はご承知なのではないでしょうか。僕も企画の立場なら「ミセス見たいです」は言いそうな気がします。ファン目線で見守る者としても貴重な機会を得られて嬉しい限り。その演技は元気で明るく、鈴木さんなどは本当に笑顔いっぱいで(※途中何かに爆笑してた説)、ケセラセラの言葉の意味通りに、哀しみも痛みも今はどうしようもないこともどうしたらいいかわからないことも、「なるようになるさ」と吹き飛ばしてくれるようです。ケセラセラとは不思議な感覚のいい言葉ですね。たとえそこに絶望しかなかったとしても、「なるようになるさ」は間違いにならない、そんな希望の言葉でもあるのですから。たとえ「明日なんて来ない」と思う日であっても「なるようになるさ」は言葉通りの真実なのですから。

楽曲中盤から登場した羽生氏が熱唱しながら演じていることや(※想定内)、自分のところだけ明らかに表現している音と振り付けが3倍マシマシであること(※想定超え過ぎ)には、ここまでのどちらかと言うと「祈りを捧げる」的な静謐なムードが一気に元気なお祭りに転じていくような効果も感じました。ちょっと自分でやる前提のところだけ凄過ぎて、「あ、コレ本人肝入りの振り付け…!」「本人以外こうはしてこない…!」「ひとりオーケストラ…!」ってなりましたからね。とにかくいいものを見させていただき、ありがたい限りです。大いに楽しませていただきました!

↓素晴らしい演技たちをありがとうございました!


公演後も能登高校の皆さんからの質問などに応じつつ、実り多いチャリティー演技会は終了しました。どれも本当にいい質問…今悩んでいることや取り組んでいることがよくわかり、そして真剣であることが感じられる質問ばかりで、いい出会い、いい機会だったなぁと観衆としても嬉しくなりました。一生懸命何かに取り組んでいる人たちの出会いは本当にいいものです。「元気や勇気を届けてくださり感謝しています」という能登高校の皆さんからの締めくくりの言葉にも、「皆さんの姿でこちらも元気や勇気をもらいました」と返したい。皆さんもこの演技会の主役でしたし、しっかり並び立つ存在だったと思います。届けた・受け取ったではなく、一緒に進んだ、そんな思い出にしてもらえたらいいなと思います。

個人的にも、実態としては「楽しい有料配信番組を見た」だけなのですが、それが何かのお役に立つのだということで嬉しく思います。負担感のないフリーライドなのに恐縮ですが、「能登に気持ちを届けた」ということで、少しいい人気分を味わおうと思います。どこかで機会があれば、名目「元気を届ける」で実態としては「楽しく遊び歩いた」みたいなこともできたらいいなと思います。誰かがですね、「ツアーを開催することにした」とかですね、行くべき強い理由と揺るぎない日程を定めていただけるとパワフルに話が進むような気もするのですが、それも含めて機会を探っていきたいと思います。「いつでもいい、いつか」だとどうしても計画がグダグダになるので、「ここしかない、その日」でビシッと行けるといいなと思う次第です。21世紀美術館とかにも足を伸ばしたいので、優先度タカメでお願いできますと幸いです!

↓楽しい演技会を見ているだけなのにちょっといい人を気取れるというありがたさ!

まだご視聴されていない方は次の3連休の予定として、いかがでしょうか!

「高校生の眩しい青春に泣く」「ケセラセラの限界突破に挑む羽生氏」「終盤はほぼチャリティーコンサート状態」の3本でお楽しみください!



「スポーツのチカラ」が柔らかく広がる素敵なチャリティー演技会でした!

大好評発売中『羽生結弦PROFESSIONAL Season2』の動向を震えながら見守っていた早口長文マン、勇気を出して告知の巻。

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この記事には告知が含まれています的なやつです!

先日、発売されました『羽生結弦PROFESSIONAL Season2』(扶桑社刊)、ご覧になりましたでしょうか。僕もご多聞に漏れず拝見していたのですが、ちょっと今回は違う感覚での出来事となりました。実は編集部さんからご依頼をいただきまして、こちらの本に寄稿をさせていただいたのです。

通常ですと新しいお買い物品が手元に届くと、ただただ楽しく開封して舐めまわすだけなのですが、自分が参加していることでまるで縛られるように心身の動きは重たくなりました。不安、不安、不安。本書への世界からの期待感の高まりを感じるほどに、その2乗に比例して自分のやらかしへの不安が高まり、出るのが楽しみなような心配なような、複雑な気持ちになっておりました。

版元さんから献本いただけるとのことで、せっかくならば限定版をとお願いしまして発売日には手元に品物が届いていたものの、「手元にキター!」みたいなアクションを起こすのも自重してしまったほど。「キター」などと盛り上がっている感を出したあとでシュンとなる展開があったら居住まいが悪いという肝っ玉の小さい話なのですが、まぁそのぐらいビクビクしていたということです。

もちろん自分で何かやらかしに気づいているとか、何か手を抜いているとかいうことはまったくなく、自分に有る袖は一生懸命振ったつもりではいるのですが、それはそれ。頑張りと仕上がりは別軸の問題です。せっかくの楽しいお祭り事に何かよからぬ影響であるとか、辛い感じであるとかがあったら申し訳なく、楽しむ側の自分としても残念になりますので、何とか平穏に、邪魔にならない程度になっていてほしい。そんな気持ちで息をひそめて様子をうかがっていた次第です。

↓手心のないアマゾンのレビューは怖くて見られていないのでイイ話があったら教えてください!



しばらく様子をうかがっておりまして、本は総じて好評そうであることと、「アレがなければ…」みたいな感想もとりあえずは見つけられなかったので、覚悟を決めて「告知」でもというのが本日の主旨となります。自分のところ以外は何がどうなっているのか承知しておりませんでしたので、バラバラに書いた寄せ書きの完成形を見たときのような気持ちで本を開いたのですが……いやぁ……美しかったですね……よかったですよね……。

表紙・折り込みポスター、そして写真集のような巻頭大型ビジュアルページとつづくフォトグラファー・矢口亨さんによる美麗写真の数々は、普段着では目にすることのない傾向の装いと、一歩踏み出した感もある銀色のイヤーカフによって新鮮な驚きを与えてくれます。シーズンの切り替わり、さらなる進化、そういった未来への予感を感じさせてくれる新しさに満ちていました。そして、その写真集の最後の締めくくりとして寄せられた矢口さんによるテキストがまた素敵なものでした。分量としては1000字前後くらいではあるのですが、互いに触れ合い、言葉と創造を交わし合った同士だからこその濃密さで、まるでその場に立ち会ったかのような気持ちになるものでした。鑑賞や評論では迫れない、創造の部分にある何かが掬い取られている、そんな感覚になりました。反省はしませんが、「僕6000字も送っちゃったな…」とは思いましたよね。反省はしませんけれども、何か仕事などでよく指摘される「早口でまくし立てる人」の素性(!)が出ちゃったなと。圧巻の巻頭でした。

そして、その後につづく本書のメインディッシュとも言える羽生結弦氏ロングインタビュー、こちらも2年目の総まとめにふさわしい内容でした。創造者としては「すべて作品で語る」というスタンスもあり得るところではあるわけですが、作品を自ら読み解いてくれているような、創造の意図を明かしてくれているような語りで、羽生氏だけではない過去のいろいろな映像を見返しながら、さらに深層を目指していくような機会となりました。収録のタイミングがファンタジー・オン・アイス2024を終えてからということで、比較的近いタイミングの話題が多くはなっていますが、「RE_PRAY」について語られていた部分では感じていたことや寄稿で触れたことと重なる部分もあって「セーフ!」と思いました。完成するまで意識していませんでしたが、このページと読み比べて決定的な解釈違いとかとんでもなく的外れな憶測みたいな展開があったら、今頃寝込んでいただろうなと思いました(怯え)。ストライクではなくてもゾーン周辺であればヨシ、そのぐらいの気持ちで恐る恐る読み進めた次第です。まさに手に汗握る読書体験でした。

以降も2年目を締めくくる企画の数々がつづきます。田口有史さんによるファンタジー・オン・アイス公演の写真集ページでは、現地で見た幕張公演の記憶を甦らせつつ「この衣装の秘話が…」「このポーズの意図が…」「下半身から生まれる演技…」「田中刑事さんの『誰に寄せるんだろうと思っていたらそっちかい!』の感想ワロタ」などと本書で得た刺激を積み重ねながら、さらに楽しむことができました。ネット上で見る速報の画像もいいものですが、創り手が吟味を重ねて作品として仕上がった段階での「厳選集」を見られるのはありがたいことだなと改めて思います。誰もがそうなるわけではなく、撮り甲斐がある被写体と、意志と意欲と共鳴がある撮影者と、それがプロの仕事として成立する環境とかが揃ってはじめてできることなのだと思うと、当たり前ではないことを噛み締めないといけないなと思います。「いつも皆さまありがとうございます」の気持ちで、拝見いたしました。

田中刑事さんのインタビューでは前述の面白感想のほか、刑事さんが明かす意外な真相(!)に少しのジェネレーションギャップを感じてみたり、山本草太さんのインタビューでは刑事さんとはまた異なる視点から「人物」というよりは「スケーター」としての羽生氏を語るような秘話を聞かせてもらったり、このシーズンを重層的に振り返ることができる時間となりました。「RE_PRAY」ツアーを振り返るページは、すでに内容承知していますので内容への感想はないのですが、誌面として見たときには「長っ!」と思って一回慌てて閉じましたね……。もともと想定されていた長さを超えていったとかではないので、長い分には差支えなかったという認識ですが……寄せ書きの右下隅あたりにビッシリとボールペンで書き込みがあった感じの異彩を放っていたかもしれないですね……。これで「notte stellata」を振り返るページが妙に短いとかがあると冷や汗が噴出したかもしれませんが、そちらもしっかりと振り返りがありつつ、大地真央さんから公演の秘話を存分に語っていただけていたので心から安堵しました。そのなかで語られていた羽生氏から大地さんに伝えたという「無理だと思うことをあえて全部言ってください」の精神は、ファン・観衆としても大事にしていきたいなと思いました。3年目のシーズンへ向けて、期待を自分で制限しない、答えを自分で限定しない、可能性を常に最大限に広げておく、そんな気持ちで自分もいられたらいいなと思いました。

巻末にかけては今シーズンも多大なるご支援をいただいたコーセー「雪肌精」さんの振り返りにより、「若竹の君」をフィーチャーする特集も。「若竹の君」は界隈が呼んでいる通称だという認識でしたが、記事の見出しになるとちょっと嬉しいようなこそばゆいような気持ちになりました。先日メゾンコーセー銀座さんで見た写真展も装飾として竹林を作っていましたし、公式ニックネームくらいになっているのかもしれませんね。雪肌精さんは裏表紙部分にも広告を出稿いただいており、本書にも大きなご支援をいただいてる模様ですので、「本当にいつもありがとうございます」と改めてまして深謝深謝です。

濃密で爽やかな読後感とともに、この素晴らしい2年目への感謝がこみ上げる時間でした。

すべての皆さま、いつも本当にありがとうありがとうございます!

3年目もどうぞよろしくお願いします!

↓広告もコンテンツであり、広告で参加してくれるお相手がいることにも喜びを感じるような素敵な締めでした!



そして数日の様子見の果てに、ようやく不安感も鎮まってまいりましたので書店さんでの販売の様子もうかがってきました。今回は中心的な企画として大阪梅田の阪急三番街にてパネル展を大々的に行なうということで、そちらへは足を伸ばせていないのですが、東京羽生氏書店界隈の聖地である有隣堂アトレ恵比寿店さんでパネル展を開催されるとのことでしたので、そちらへうかがうことにしました。いっちょ前に我が子を見守るような気持ちで店頭の様子を拝見する所存です。

カフェも併設される大型店ということで人の流れが絶えない人気店にあって、そのなかでも際立つ人だかりができていたのが『羽生結弦PROFESSIONAL Season2』パネル展のコーナーでした。たくさんのお仲間が入れ替わり立ち替わり記念撮影を行ない、品物を買い求めていく様子を見守るのは自分としても大変嬉しい体験となりました。何ならお手を取って「ありがとうございます」くらい言おうかなとか思ったりもしましたが、さすがに話の前提が吹っ飛び過ぎていて不審者になりそうだったので、それは自重しまして、輪に加わって撮影などして楽しみました。帰宅後、我ながらナイスな判断だったなと思いましたよね。いきなり手を取って御礼言うなんて、選挙の候補者だってしませんからね。

↓行ってまいりました有隣堂アトレ恵比寿店!
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↓店内のスペースを最大限活用して展示を実施!
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↓告知の映像もレジ前で上映してくれていました!
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↓トリィに構っている羽生氏と「僕も指に止まる」と言いたげなプーさんを描いた店員さんの熱いポップも!
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今回の展示の主題である『羽生結弦PROFESSIONAL Season2』はもちろん、これまでの書籍や雑誌の数々のほか、塩沼亮潤さんとの対談を収録した「家庭画報」さんなど充実の品揃え。書籍・雑誌以外も12月7日に絞った花結びメッセージカード、金色の羽根型ブックマークやシール・ペンなどニヤリとするラインナップの雑貨も並び、もはやこれは書店の1コーナーというよりも「専門の物資調達係が必要なものを揃えておいた専門店」みたいな感覚にさえなります。毎日通っているわけではないので実態はわかりませんが、何なら過去にはギョーザとかガムとか売っててもおかしくない熱気だな思いました。直接の関連商品という意味ではコチラも同じものをチェックしているわけですが、文具とか雑貨とか「つながり」を感じる品物も見ることができ、リアル書店+人間の想像力があって初めて生まれる「出会い」はイイものだなと思いました。決まってないものを買うから楽しい、それは人生の潤いです。買うことも含めての「お祭り」とできるお店があることがありがたいなと思います。通販ばかりになりがちな我が身を反省しつつ、展示を楽しませていただきました!

↓大阪梅田の阪急三番街では大型のパネル展も開催されているとのこと!

東京民はいつも近所開催で優遇されてるので言うのもアレですが、羨ましい!

訪問した方のレポート映像など見ながら、唇を噛んでおきます!



えー、もう発売日から結構経っておりますので、買われる方はとうに買われたあとだとは思いますが、まだの方がいらっしゃいましたらぜひお買い求めいただけるとよいかなと思います。何となく大丈夫だったんじゃないかなという感じがしてきましたので、遅ればせながら告知などもさせていただきまして、少しでも本のほうに貢献できたらいいなとおもいます。感想のなかで言ってくださっていた方もいましたが、この機会に参加できたことを僕自身とても嬉しく思っております。自分の楽しみや、頑張るチカラがさらに湧き上がるような気分になりました。また、こういう機会をいただけるような日々を過ごしていけたらいいなと思います。実態としては「楽しいから楽しんでいる」だけだったりはするのですが、それが何かの機会につながっていくのであれば、とても嬉しいことだなと思います!


相変わらず営業力弱めで恐縮ですが、読者としてもオススメの一冊でした!

羽生結弦氏「GIFT」DVD・ブルーレイ発売を記念した注力展開店舗を巡りながら、羽生氏映像作品の売り場はどこなのかを考えた件。

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羽生氏の映像作品の売場が悩ましい問題!

羽生結弦氏による東京ドーム公演「GIFT」のDVD・ブルーレイ発売、誠におめでとうございます。「早く見てください」「早く見ろ」「まず見ろ」などの激励のお声をいただきつつ、本日も見る前のステップを踏んでいければと思います。前日の開封の儀につづき、本日は店舗巡りです。何と今回「GIFT」発売にあたり、全国各地の店舗さんでグッズ販売と合わせた注力展開を行なっていただいているとのこと。応援する身としても店舗さんに販売協力をいただけるのは嬉しい限りです。ということで、すでに初回限定版を購入済ではありますが、感謝の店舗巡りをしてまいりました。

↓全国各地の店舗の皆さま、ありがとうございます!


↓巡りのようすを動画でまとめました!地下通路のウォークスルーもあるので、遠方の方は行った気分でお楽しみください!



東京方面では渋谷3店舗と新宿1店舗での注力展開があるとのこと。早速、最近よく行く渋谷へと向かう僕。前回は渋谷TSUTAYAさんの神殿展示を「順路を逆走」する形で巡ってしまう失態がありましたが、その反省を活かして今回は渋谷地下通路からTSUATAYAさんへ向かいます。前回は天井画が掲出されていた入口部分には特に何もありませんが、それもまたTSUTAYAさんの狙いのうち。前回はどこかの方向音痴が順路を逆走して「巡ってきました!」などとのたまっておりましたが、そうした人もいることを考慮して(?)わかりやすい「一本道」の展示にしていただいた模様なのです。

勢いよく入店しますとそこには早速巨大なGIFT壁画が。「壁画の前で手を挙げて撮影してね」と言わんばかりのキービジュアルを前に、僕も「GIFT欲しい人ー?」「はーい」などとブツブツ言いながら記念の「挙手」を体験します。ま、挙手の最中にうっかり店員さんと目が合ってしまい「御用ですか…?」「違います!ごめんなさい!」のアイコンタクトをしてしまったのはご愛敬ですが、非常にポージングもやりやすくて充実の壁画鑑賞です。

↓この前で手を挙げて記念撮影をするときは、2人以上でするのがオススメです!
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1人だと来ちゃいますからね!

だって、手挙げてるだけの人がいるんだもん!



販売コーナーでは映像による作品紹介に加えて、店員さんによる手書きの激熱ポップが購買意欲をそそります。当初の想定を上回る熱量で書いてしまったのか最後のほうがちょっとあふれ気味になっているところであったり、氷の粒のような白い汚しを施しているところであったり、ひとつのファンアートと言ってもいいような仕上がりに、リアル店舗のチカラというものを見た思いがします。いつも通販購入済みで来店してしまって大変恐縮ですが、ぜひ今後もお力添えいただけますと幸いであります。

↓壁画横に販売コーナーが設置されていました!
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↓激熱ポップの制作、ありがとうございます!
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↓グッズも多数展開されていました!
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グッズ販売コーナーを眺めつつ店外へ出ますと、次なる店舗へと導くかのように羽生氏の壁画群が地下通路を彩っています。前回は通路の一部分を羽生氏が占めている格好でしたが、今回は貼れるところほぼ全部が羽生氏GIFTの壁画です。お仲間の方々も当然多数訪れて記念撮影をしていましたが、これだけの物量が並ぶと皆さん気になってしまうようでたくさんの「へー」という感じの人たちも記念撮影をしています。うむ、ぜひこの映像作品を買って帰るとよいでしょう。衝撃的な世界が待っているはずですからね。

↓地下通路をジャックして充実の壁画展示が行なわれていました!
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地下通路を出て左折しますと、その先には次なる店舗HMV&BOOKSさんが待ち構えています。普段はあまり利用機会のないお店なのですが、なかに入ったら驚くような光景が。いろんなコンテンツのいろんな展示が店内狭しと実施されており、店内丸ごと「推し活」会場のようになっているではありませんか。あまりに種類が多くてどれがどれやらという感じになりつつも、そのなかでしっかりと存在感を放っている羽生氏展示を発見。コチラも推し活オーラを放って記念撮影に励みます。

↓HMV&BOOKSさんの神殿はこんな感じでした!
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HMV&BOOKSさんを後にすると、通りの反対側には次なる注力展開店舗タワーレコード渋谷さんがそびえ立っています。まるで街全体がテーマパークのように、テンポよく巡れるこの感じ。何ならスタンプラリーとか謎解きとかを同時展開しても楽しいんじゃないかと思う感じも。渋谷の街歩きを楽しみながら推し活をできるなんて、ちょっと感覚まで若くなった気がしてきます。

渋谷の文化のシンボルでもある聖地・タワレコでは「なるほどー」と唸る出来事が。こちらでは1階フロアで新作を取り扱っており、もちろん羽生氏「GIFT」も1階で大きく取り扱われているのですが、グッズは7階で売っているというのです。で、その7階フロアというのが主にクラシック音楽を取り扱うフロアなのだとか。

↓1階新作フロアで「GIFT」の取り扱いがあるのですが…
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↓グッズは7階レジ横で販売中とのお話!
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↓グッズは7階だけど椎名林檎さんの「三毒史」は何故か横に置いてあるぞ!
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ただの店員さんではないな…!?お仲間がタワレコで働いていると見た!

まだ出てないDVDの収録予定曲を先に置くという手練れの技!



7階への道すがら、エスカレーターに揺られながらしばし考え込んだ僕はピーンと来ました。こ、これは、もしかして、羽生氏と大型レコードショップが直面する新たな大きな課題ではなかろうかと。皆さんも考えてみてください、「羽生氏の映像作品をどのフロアのどの売り場に置くべきか問題」を。話題の新作として特設フロアに置いている間は特に問題はありませんが、そこから常設の商品として数本を棚に並べて長期的に売っていくターンに入ったとき、大型レコードショップのどこに羽生氏は置かれるのでしょう。

スポーツ映像作品…WBCの総集編とかワールドカップの総集編とか相撲の名取組集の横でしょうか。オリンピックの演技映像ならそれでもいいかもしれませんが、「GIFT」や「RE_PRAY」といった映像作品が「昭和の大横綱」とかの隣に並んでいるのは何か違う気がします。白鵬・羽生結弦・日馬富士とかキレイに「は行」で揃えられても、見つけづらい感じがしますしね。

客層的には韓流アーティスト…BTSさんとかの横に並んでいると衝動買いが見込めるだろうと思いつつも、そこに置いてあったらさすがにファンでも見つけられませんよね。「あー、ANAの動画でBTS踊ってたもんなー!なるほどー!」とかなるわけないのです。ノーヒント謎解きみたいなディスプレイは全部で10階くらいある大型店舗ではタブーです。イメージ通りの場所にズバッと置かなくては。

(※新宿店さんの展開と混同して書いてしまいましたが、タワーレコード渋谷店さんの7階はロック、クラブ、ジャズ、レゲエなどのほか、サウンドトラックや映画を取り扱うフロアでした。「映画」扱いで置かれていたのかもしれません。カンチガイ部分を削除して訂正します。すみませんでした)

そうした検討の結果、タワレコさんが出した答えが「クラシックのところに置こう」だったのではないでしょうか。確かに公演の冒頭がいきなりストラヴィンスキーの「火の鳥」ですし、メインとなる演目のひとつは「オペラ座の怪人」ですからね。ショパンの「バラード第1番」とかも収録されていますし、フィギュアスケートと言えばクラシックというイメージもあるでしょうし、なるほど納得の置き場です。まぁ、それはそれで見つからないんじゃないかなって気もしないではないですが、合っていることは間違いありません。

↓クラシック買いに来た人がGIFTを買うのかはわかりませんが、買って損することはないでしょう!
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東京フィルハーモニーの生演奏で五輪2連覇の羽生氏が舞うんですから!

クラシックファンにとっても新鮮な衝撃があるはず!



その方針は新宿で注力展開を行なっているタワーレコード新宿さんでも共通しているようで、こちらでもでは「GIFT」は10階のクラシックなどを取り扱うフロアでの展開となっておりました。そして、そこでもまた驚きが。先に渋谷に行ってしまったためか、何と新宿店では肝心のディスクがすでに店頭から消えてしまっていたのです。その結果、タワレコのクラシックコーナーの一角でアクスタやバスソルトを販売する謎のコーナーが爆誕しているではありませんか。

店員さんも「これが一番上ならギリいける説」ということで最上部にオペラグラスを置いていたりするものの、さすがにこれは緊急追加仕入れが不可避でしょう。「次回のオペラ鑑賞のためにちょうどオペラグラスを探していたのです」というピンポイントの需要もあるかもしれませんが、やはりディスクというメインディッシュの購入と併せて、観賞を楽しむためのグッズを手に取りたいというもの。まずはディスクから買いたいという需要も大きいと思いますので、緊急追加仕入れで引きつづき注力展開をお願いいたします!

↓両隣が「熟睡クラシック」とか「癒しの名曲」とかなので、バスソルトもギリいける説!
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なお、在庫が店内のどこかの棚に1枚くらい刺さってるのかもしれませんが見つけられませんでした!

羽生氏の作品どこに置くのか問題は緊急検討課題ですね!


次回はライブDVDの「は行」のところも探してみようと思います!

氷解水キーリングはないものの羽生結弦氏謹製「GIFT」限定版ボックスに貴重な品々を詰め込み、子孫に遺すGIFTボックス完成の巻。

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「玉手箱」ってこれぐらいのサイズだと思う!

パリ五輪が熱戦に盛り上がるなか、喜ばしい報せが届いておりました。1924年パリ五輪開催に合わせて結成され、世界各地のスポーツ記者が加盟するという国際的な協会「国際スポーツ記者協会」が、結成100周年事業として行なった投票企画において、羽生結弦氏が1924年から2024年までの100年間におけるベストアスリート男性部門の第6位に選出されたのです。

フモフモ茶の間記者協会(※設立19年/会員1名)で同じ投票をすれば羽生氏がぶっちぎりの第1位(※1票)にランクされるところではありますので「ふーむ」という感じもしなくはありませんが、これは国際的な投票企画ですので各国・地域でさまざまな意見や競技の偏りがあるのは当然のこと。それでもランキングを見渡せば、第1位のモハメド・アリさん(ボクシング/アメリカ)に始まり、ウサイン・ボルトさん(陸上/ジャマイカ)、マイケル・ジョーダンさん(バスケ/アメリカ)、ペレさん(サッカー/ブラジル)、ロジャー・フェデラーさん(テニス/スイス)とつづいての第6位ですからこれはそうそうたる顔ぶれのなかでの堂々のランクインです。

以降も第7位にマイケル・フェルプスさん(競泳/アメリカ)、ディエゴ・マラドーナさん(サッカー/アルゼンチン)、フランツ・ベッケンバウアーさん(サッカー/ドイツ)、ジネディーヌ・ジダンさん(サッカー/フランス)とつづき、誰ひとりとして世界のスーパースター以外の人が存在していません。ややサッカーが多めではありますが、この多くはフモフモ茶の間記者協会で投票しても有力な上位候補にあがっただろう人ばかり。すごい顔ぶれに圧倒されるようです。

女子のランキングも同様に世界のスーパースターが並ぶのですが、4位にランクしたナワル・エル・ムータワキルさん(陸上/モロッコ)はアフリカの女性初、イスラム教徒の女性初の金メダルという大きな歴史的前進を成し遂げた人であったり、8位のフランシナ・ブランカース=クンさん(陸上/オランダ)は1948年ロンドン五輪で4個の金メダルを獲得した同一大会最多金獲得者のひとりでありつつ、「妻」や「母」となってもアスリートとして活躍をつづけ「女性」へ向けられる偏見に抗った選手としても知られる存在だったりするなど、そこには選出にあたっての「意義」のようなものが見える投票結果となっています。

その意味では男子1位のモハメド・アリさんなどは、ボクシングの金メダリストであり世界的なプロボクサーであることはもちろん、ベトナム戦争への反戦の姿勢を表明し、それによってキャリアと名誉を大きく奪われたことや、黒人に向けられる差別と戦った人であるという人生を通じての人間社会への貢献といったものを含めて、多くの記者の票を集めたのだろうと思います。つまりこれは単に「自分が好きで自分が見てきた選手」に入れている人気投票ではなく、スポーツを通じて社会や世界が豊かになっていくことに大きな価値を見出す人たちが「歴史的な貢献」を念頭に置いての投票なのだろうと思うわけです。

なるほど羽生氏においても、冬季五輪の主要な競技のひとつであるフィギュアスケートにおいて競技自体を大きく前進させ、幾多の世界記録と五輪2連覇を含む幾多の勝利を積み重ねてきたスーパースラム達成者としての活躍はもちろんありつつ、その活躍を礎に、天災によって傷ついた故郷や同じように苦境にある多くの地域・人々の支えにならんと、同じ痛みを負って前進しつづけている人でもあるわけです。そうした活動が世界の記者たちにもしっかり受け止められていたからこその選出なのだろうと思うと、頑張るチカラはちゃんと伝わり広がっていくんだなと感極まるような思いがします。これまで歩んできた道を讃え、これから歩んで行く道を照らすような、「励み」になる報せだったのではないでしょうか。

↓ますますのご活躍を祈っております!



五輪期間中に触れることができずにいた話題を今になって取り上げたのは、「嬉しい報せ」の報告をしようと思ったときに心が連鎖したからだったりするのですが、昨日我が家に嬉しい報せが届きました。待望の!夏の元気な贈り物!羽生氏の東京ドーム公演「GIFT」のブルーレイが届いたのです。全世界の憧れ「氷解水入りキーリング」は残念ながら当選とはなりませんでしたが、初回限定の豪華ボックス仕様で特典グッズのパーカーがセットで届くということで宅配のお兄さんの来訪を今か今かと待っておりました。「何だZOZOか」などの数回の空振りを経たのち、いよいよ届いたアスマートさんからの荷物。「明日届くって連絡をくれるからアスマートなんですね!」などと思いながらウッキウキで受け取ります。開封します。そして思います。「デカいな」と。

↓「ブルーレイが届いたよ!」の絵面には見えないこのサイズ感!ちっちゃいタンスの引き出しくらいあるんですが!
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勝手な思い込みで書籍くらいのサイズの「ブルーレイボックス」と一緒にパーカーがダンボール箱に入ってくるものだとばかり思っていたのですが、ダンボール箱を開けたらなかからデカい箱が出てきたではありませんか。「お土産は大きなツヅラと小さなツヅラのどちらがよろしいですか?」の質問に大きなツヅラと答えたのち、家に帰ってツヅラを開けたらなかから小さなツヅラが出てきたときの気持ちとでも言えばいいでしょうか。箱から出てきたほぼ同じ大きさの箱に僕はしばし圧倒されていました。縦36センチ、横25センチ、高さ10センチの大型ボックスは、表面に大きな文字で「GIFT」と書いてあり、ちょっとした玉手箱のようです。竜宮城土産ともなればコレくらいはあるでしょうなぁ、というとてもとても立派なサイズ感です。

↓開けたらなかからブルーレイが出てきました!
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↓そして二重底の下にGIFTパーカーが!
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SNS界隈では「大きな箱をもらったよ!」という喜びから、早速お片づけタイムが始まりました。アフターパンフレットやGIFT新聞などの大型紙モノのほか、GIFTの応援フラッグや当日会場でもらった光るリストバンドなど入るわ入るわの大騒ぎ。僕もピーンと来まして「そうか!みんなのために収納箱をくれたんだね!」とGIFT関連グッズをこの箱に詰め込もうと思ったのですが、初手でボアブルゾンを握ってしまって「さすがに無理だな」と気づきましたよね。せやせや、GIFTのグッズはボアブルゾンのほか帆布的なガッシリしたトートバッグとか、缶に入ったレターセットとかオペラグラスとか割と大物が多いのでした。

「うむ、全部入れろというメッセージではないな!」と判断しまして、よく使う厳選グッズを入れることに。フラッグとおおきいさん・ちいさいさんのアクスタ、それからリストバンドなどを入れまして収納させていただきました。ちょっと応援したいときにパッと応援グッズを取り出せるのはいい感じですよね。何ならこの箱のままトートバッグに入れて持ち歩けば(←念ずれば入る)、ちょっとしたお泊りセットにもなりそう(※徹夜推し活会など)。ブルーレイを見る前に整理整頓を始めてしまったのは若干段取りが悪かったかもしれませんが、各所に分散していたGIFTグッズ群を整理するいい機会になりました。ブルーレイはのちほどじっくりと拝見できればと思います。

↓フラッグがちょうど入るのはいいですね!
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↓絵本は本棚に入れるべきだなと途中で思い直しました!
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これを僕はこの先も大切に保管していくわけですが、未来がちょっと楽しみになるような気分です。僕が子を持ち、家を持ち、蔵を持ち、大往生でこの世を去ったとき、きっとこのボックスは僕の蔵に遺されるのでしょう。そしていつかの未来において、僕の子孫たち(←いないのでは?とか言わない)がその蔵を漁ることでしょう。金目のものはあまりないかもしれませんが、大捜索の果てにずっしりと重量感のあるこのボックスを彼らは発見するのです。

ダンボール箱を開けて箱を取り出すと、そこには大きく「GIFT」の文字。子孫たちも「ご先祖様の遺産だ…」「一体どんな贈り物が…」「なんでも鑑定団に電話したほうがいいかも…」などと思いながら開けるのでしょう。そして見るのです。箱のなかから次々に出てくる「GIFT」と大書された品々を。そして一緒に遺されていたブルーレイを同じ蔵から発掘してきた往年のプレイヤーで再生するのです。そこには空前絶後・唯一無二の美しき舞が収録されています。そして子孫たちは思うのです。「ご先祖様、目利きだな…」「素晴らしいな…」「美品だし価値が上がってるかもしれん…」「ガンプラとかも箱がキレイだととんでもない値段になるもんな…」「一応、なんでも鑑定団に電話しとこう…」と。

校庭に埋めたタイムカプセルのような気持ちで、いつか子孫たちが開くであろうGIFTボックスのことを思って暮らすこれからの日々。大事にしてもらえたらいいなと思います。やましいヤツとかは全部キレイに処分したうえで、美しい品物だけを遺す人生にしたい、そう思います。何なら金庫でも買って、金庫に入れて、死ぬ前に金庫の鍵捨てて、「開かずの金庫」形式で相続してもいいかもしれませんね。ご先祖様が何を大好きで、何を大切にして、誰が心のランキング第1位であったのか、その形式のほうが伝わるような気がしますので。開けたとき「何かいいもの入ってそう」ってワクワクしてくれる瞬間が今から楽しみです!

↓「氷解水キーリングはないのか…ご先祖様のクジ運…」って気づいてくれる子孫だと、嬉しいですね!

すまんのぉ、氷解水は当たらなかったんじゃ!

じゃが、アスマート特典のキービジュアルポストカードとロゴステッカーはあるぞ!



僕の子孫が氷解水キーリングを受け継いだ誰かと結ばれますように!

羽生結弦氏「プロローグ」DVD・Blu-ray発売を記念した渋谷TSUTAYAさんの特別展示会で、「プロローグ神殿」を逆行してきた件。

08:00
渋谷TSUTAYAさんでプロローグ神殿を見てきました!

7月19日羽生結弦氏プロ2周年記念の日、世界ではお祝いの声と希望の光があふれていました。世界から寄せられた「2」のお祝い。スポーツ報知さんで行なわれた3日間連続の紙面インタビュー。そしてこの日に合わせたさまざまな商品の発売。我が家のパーティー会場にもたくさんのご来賓(※通販で届く品物の意)がお越しになり、大盛り上がりの記念日となりました。

世界の盛り上がりを前に羽生氏本人が「おぉぅふ…想像以上にみんなが盛り上がっている…」と驚きながら最後にやってきた感もありましたが、それもまた嬉しいサプライズです。御礼としていただいたさまざまなバリエーションの4回転ループ動画は、世界中から「動画編集するの早くなりましたね!」の激賞の声…じゃなくて、「またひとつループを重ねてくれた」ことへの感謝を広げていくようでした。この大技をこんなに豊かなバリエーションで成功できる人が今世界に何人いるのかな?などと思いながら堪能した、進化こそあれ後退など微塵もない世界最高峰の大技の贈り物でした。

↓貼りやすいところでコチラがX版の4回転ループ動画です!



その勢いに乗って僕も話題の場所に行ってまいりました。東京の中心地として世界からインバウンドが集まる渋谷スクランブル交差点の象徴として存在する渋谷TSUTAYAさんにて、羽生氏のDVD・Blu-ray「プロローグ」の発売を記念した特別展示が行なわれているというのです。お店のなかの一角ということで開催期間も短めではありますが、東京の中心に現れたプロローグ神殿を見逃すわけにはいきません。ということで奮って渋谷に向かいました。

↓こちらおなじみの渋谷TSUTAYAさんです!
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↓このビジョンでは10分間隔程度でプロローグの告知映像を流していました!
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早速、渋谷TSUTAYAさんに元気に入店した僕。神殿はお店の地下2階にあるということで、エスカレーターでそちらに向かいます。店内には大型の壁画や販売ブースなどがあり大変立派です。が、ひとしきり拝見しているとガラス窓の外の地下通路に大型の壁画が展示してあるではありませんか。「はて、神殿の参拝順路はどうあるべきなのか…?」としばし検討の結果、入店からやり直すことに。正面入り口ではなく、地下通路を先に見てから入店する方向で改めて初見ヅラで入り直します。

↓コッチの入り口から入り直しました!
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地下へ向かう秘密の階段を下りていく僕(※何があるか知ってるけど初見の体裁)。薄暗い階段を下っていくとリアル「8番出口」みたいな雰囲気で何かが現れそうな雰囲気です。やがて遠くの壁に何らかの気配が。しかし、それは怪しいものではなくどちらかと言えば神的な気配。何かが始まりそうな神々しい気配を感じながら進んでいくとそこには…!

↓「プロローグ」の巨大壁画様がおわしました!
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↓さらにすぐ近くにもう1枚壁画様が!
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さぁこれで入店するぞ…とはならないのがプロローグ神殿。お店の入り口に向かおうとしたとき、通路の先からまだ神々しい気配が漂ってきます。一旦店舗入口を通過して先に進むと、何と逆方向からの通路にもプロローグ壁画様…いや天井画様がいらっしゃるではありませんか。そして僕は気づきました。「わかった!コッチ側のしぶちか通路から入って、天井画を見ながら入店し、店内で本殿に参拝したのち、レジでお会計してから最後に通路壁画を見るんだ!」と。そして思いましたよね、「完全に順路逆行してしまったな…」「でも動画撮りながら来ちゃったし…」「もう逆行でいいことにしよう…」と。

↓コッチから入るのが順路でしたね!
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いよいよ入店した僕。さまざまな商品の大型展示が行なわれるイベントスペースにポッカリと空いた空間とひときわ巨大な壁画。存分に記念撮影をお楽しみくださいとでも言うように、巨大なプロローグ壁画様(本殿)が参拝客を待ち受けています。ハイドロブレーディングをする羽生氏の写真の前では、ハイドロポーズを決めるお仲間たちの姿が。ナイスな記念撮影のアイディアに「くぅー、ふたりいればできるのになぁ」と僕はほぞを嚙みます。

立ちポーズくらいであればソロでいってスマホで自撮りしたるぞという気概もあるのですが、さすがにハイドロは自分で撮るのは厳しいか。しかも、お仲間は2人以上で互いに撮り合っているから雰囲気的にも成立していますが、ひとりでポーズだけ決めれば「え…?この人の狙いは…?」となりますし、カメラなどセットしてタイマーで撮影を始めれば「え…?狙いはわかったけどこの人は一体…?」となってしまいそう。かと言ってお仲間に声を掛ければ「お前、アイツだろ!」と悪目立ちしそうです。

いろいろ思案を巡らした結果、最終的には「隣に展示されている浦島坂田船さんのファンに頼む(※無関係ながらも気持ちは共感してくれそう)」というベストな案を思いついたのですが、ハートマークなど作って展示に寄り添いながら撮影している女性客に「すみません、私も同じくらいの熱量の者でして、アッチの壁画の前で推しと同じポーズの写真を撮りたいのですが、カメラのシャッターを押していただけないでしょうか」「アッチの界隈では推しと同じポーズをするのが流行でして」「推しを持つ仲間としてぜひご協力ください…!」と声を掛けることはちょっとできませんでしたよね…。浦島坂田船界隈のほうで「なんかきた」って注意喚起されそうですからね…。

↓ということなので、大人しく壁画だけ撮りました!
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TSUTAYAさんということでもちろんDVD・Blu-rayも販売中。映像つきのブースには店員さんによる熱いポップも添えられており、これぞレコードショップという雰囲気。「これから紡がれていく物語。これはその序章に過ぎない」「どこを切り取っても芸術そのもの」「彼にしか表現できない唯一無二のアイスショー」などのピーアールは、これが偶然の出会いであったとしても気になってしまうもの。棚の半分が何故かポッカリと空いていたのは「これはBlu-rayで買うしかない…!」という渋谷のお客様の素直な反応だったのかもしれません。見るならやっぱり高画質がいいですからね!

↓映像とともに商品を展開する立派なブース!
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↓店員さんの熱いポップがこの品の魅力を伝える!
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↓販売元さま、補充を!好評につき補充をお願いします!
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店内ではプロローグのグッズも販売しているとのことでそちらも物色。リストを見ると開始当初は一式売っていた気配もあるのですが、実際に並んでいるのは「一部」という感じ。SNSの報告などを見ておりますと、そもそもの仕入れの数も限られており先行参拝者の皆さんがお目当ての品を買い尽くしていった模様です。そうですね、タンブラーを残しておいてくれたりするはずがないですよね!

↓まったくの未購入であれば、界隈で大人気のパーカーなど着流して帰るのもシャレてますね!暑いけど!
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店内にはさまざまな界隈の方が集い、それぞれのブースで記念撮影など行なって大にぎわいのなか、絶え間なく参拝者が訪れるプロローグ神殿の存在感たるや。通販で確実に買うことだけでなく、リアル店舗での購入という体験もまたいいものだなと、ここで発売日に買った方が羨ましくなるようでした。「お待たせしました!ただいまより販売開始いたします!」の掛け声でレジに駆け込む、そういうのも楽しみのひとつとしていいですね。「GIFT」もすでに通販予約済なのですが、今後の作品で「買うことそのものが楽しいイベント」みたいなチャンスがあれば狙ってみたいなと思いました!

↓現地の雰囲気を動画でまとめておきました!


↓プロ3年目もますますのご活躍を期待しております!(※概要ちゃんと理解せずにいきなり宿取りそうになった勢より)



渋谷も銀座のように聖地化してきていて楽しいお出掛けがまた増えそうです!

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婦人公論 2017年 12/27、1/6 合併特大号

僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)

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