スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム

競馬

東京が大祭りの集中開催に揺れるなか第93回日本ダービー観戦に赴き、念願の東京競馬場の芝生を踏むことができて大満足した件。

07:00
念願の芝生を踏みました!

ビッグイベントが集中した5月31日、東京のあちらこちらで大祭りが起きていました。東京ドームでは嵐のお別れのコンサート。国立競技場ではサッカー日本代表によるワールドカップ前最後の試合となるアイスランド戦。神宮球場では東京六大学野球の早慶戦に天皇陛下と愛子様が御幸されました。何なら4週とか5週に分けてもらってもいいぐらいの目移り具合。ここに冠婚葬祭でも重なったら「先生、何とかなりませんかね」「形式的でいいんであと4週間もたせてください」「認めなければ負けじゃない的な精神で」なんて相談でも始まりそうな大渋滞です。

そんななか僕は、まだ名前を挙げていない大祭りへと行ってまいりました。東京競馬場で開催された日本ダービーです。ダービーそのものへの関心ももちろんあるのですが、狙いはもう少し別のところにありました。ここ数年、都合2回か3回ほど無念撤退を繰り返しているのですが、東京競馬場の最終開催日に芝コースを歩かせてくれるというイベントがありまして、何とかそれに参加してフカフカの芝生で記念撮影をたいと思いながら、はたせずにいたのです。早朝に来て整理券をもらえたら入れる、みたいなシステムなのですが僕が朝に超弱いタイプなもので、毎度遅刻しては芝コース入りを逃していたのです。

次回も6月21日の第3回東京競馬の最終日に芝コースの開放をするということなのですが、今回は競馬場イベント参加アプリによる抽選で3000名に絞られるとかで、さらに厳しい環境に。経験上、このアプリは早く引いたものほど当たりやすくなっていると踏んでおり(※GPS判定つきで入場後に抽選に参加できる)、かつ僕の端末はどうも嫌われているようで、何をどうやっても何にも当たらないのです。頑張って早起きして朝からギャンブル場に行って、クジで弾かれる可能性がある。ギャン場に来るギャン中にはぴったりのシステムと言われたらそうかなと思いますが、ちょっと都合よくいく気がしません。

そこで、ダービーです。一年でももっとも大きな注目を集めるダービーの日は、混雑緩和のために障害コースの一部を開放し、収まりきらない客を障害コースに詰め込むことが行なわれているのです。長年の競馬歴で何度もダービーの現地観戦をしたことがありますが、そういえば障害コースから見たことはなかったなと。芝コースと障害コースは厳密に言えば別物ではありますが、甲子園の土を持ち帰るときに「それはフェアゾーンの土じゃなくてファウルゾーンの土だから本当の甲子園の土じゃありませーん」とか重箱の隅をつつくような輩は令和の世にはおりますまい。本人がよければそれでヨシが、令和の基準。「障害コースでもヨシ!」と僕がなりましたので、ダービーとの合わせ技でコチラに向かうことにしたのです。

↓ということでやってまいりました日本ダービー!
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↓まだまだスタンド前にも余裕がある段階です!
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相変わらずの朝の弱さでノンビリ到着となりましたが、場内はいたって落ち着いたもの。平成の頃(※入場者20万人規模)は前日からその辺に新聞を敷いて入場待ちをしている人がいたものですが(※ギャン中は勤勉/パチ屋の開店にもいっぱい並んでる)、昨今はそもそもの入場者数を制限しており今年も8万人規模に抑えているのだとか。入場するためにも事前に公式サイトで入場券を購入する必要があり、昭和からギャン場でギャン中している諸先輩が自然淘汰で来られなくなる手法を採用しておりますので、クリーン&クリアーな風景が広がっています。何ならコスプレで来ている女子が目立つくらい。うーん、爽やかな日曜日です。

入場後は各種のアプリで抽選などにトライします。競馬場イベント参加アプリでの抽選となる体験乗馬イベントやら馬車に乗せてもらえるイベントやらはサクッと落選しましたが、別のアプリで抽選となる来場者プレゼントでは3万8000名に当たるというダービーリボンが見事に当選しました。8万人中3万8000人なので約2分の1(※抽選に参加しない人もいるのでほぼ当たるんじゃないかと踏んでいる)ならさすがに当てていただける模様で、今日は馬券も当たりそうな予感です。

↓赤のリボンが当たり、予想が若干引きずられそうな気分に!
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ダービーに向けて気を練っている(※買わずに資金を確保しているの意)と、場内にちょっとした人だかりが。何やら行列などできておりましたので、ノベルティでももらえるのかと思いましたところ、YouTubeで人気だというデカキンさんが発見されたとかで、即席の記念撮影会などが行なわれていたようです。最終的な動画配信とかはさすがにスタジオ(家)からやるんでしょうが、来て見て買って帰っているんだなーとか思いました。大変そうですが、すごい大当たりをされていたみたいで、あとから振り返れば僕にも剛運のおすそわけでもあったのかもしれないなと思います。

その後ほどなくして障害コースの開放時間に。内馬場のほうに向かいますと、すでにフェンスの前には人垣ができています。まるでゲートで武者震いする馬のように扉が開くのを待ち、出遅れた馬の感じでそろりそろりとコース内へ。何度も門前払いとなった東京競馬場の芝生についに足を踏み入れると、それはそれは感動するようなフカフカ具合です。旧国立競技場だとかそれなりに名のある芝生に足を踏み入れてきましたが、こちらの芝生はまた別格のフカフカさ。フカフカというよりはズボズボという感じで、かなり足が沈み込む感覚です。さすが馬用だけあって馬がフカフカに感じるようになっているんでしょうね。人間なら全力疾走することも難しい感じの毛布のような柔らかさで、座ったり寝ころんだりして大いにグリーンカーペットを楽しみます。

↓芝コースじゃないですが、念願の芝生に立ちました!
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↓名物の大ケヤキもよく見えます!
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↓スタンドも一望できて何だかお休みの日のような静けささえ感じます!

しばし障害コース内に留まり、イベントやらを見守っていきます。メインスタンド側では陸上自衛隊による演奏会が行なわれ、「走れマキバオー」などの競馬ファン受けしそうな選曲で楽しい時間に。そのあとは栄えあるダービーで騎乗するジョッキーの皆さんが大観衆の前で紹介されていきました。遠くからなのであんまり細かい部分は見えていないのですが、リアライズシリウスの津村騎手が大きく足上げしながら入ってきたのは、元気そうでよかったなと思いました。

↓前日落馬で乗り替わり含めて心配されたなかで、この元気アピール!
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その後は、折からの猛暑に耐えかねて、日傘を差せないコース内からは撤退しましてメインスタンド側へと引き返します。メインスタンド内で展示されていたフォーエバーヤング関連?のブリーダーズカップの展示を拝見したり、競馬博物館で前週のオークスを制したジョウリョクピエロの展示物を拝見したり、ダービーへ向けて気力と予想を練りに練っていく僕。決して「お金もないし、暑くてレースなど見ちゃおれん」ということではありません。

そうこうするうちにダービーの時刻が近づいてきましたので、パドックに向かい馬の様子を確かめることに。この日は栄えあるダービーということで、馬主さんたちもいつも以上に大挙お集まりで、華やかで大変イイ雰囲気です。あまりに華やかでご立派なものですから、ゴーイントゥスカイの馬主さんたちが手を振りながら颯爽と登場してきたときには周辺から「竹内涼真じゃない?」「あぁCMの」「じゃアレは長澤まさみと見上愛か」「まさみちゃーん」という声があがっておりましたので、ご報告しておきます。

肝心の馬たちはどれもピッカピカに仕上がっており、もはや僕が見たところで何も分かる感じはしません。全部速そう。ただそれだけです。あえて言うなら、折からの猛暑がすさまじく、すでに白い塩のような汗をダラダラ垂らしている馬が見られ、それはちょっと苦しいのかななどと思いました。そんななか、1番人気で2冠目を狙うロブチェンは落ち着いた感じで、これはさすがに穴党でも切り飛ばせない雰囲気です。相手関係は考えるにしても、馬券には入れておきたいところです。

↓馬主さんたちが騎手と記念撮影したりして楽しそうでした!
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↓1番人気のロブチェンはよさそうでした!
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↓焼け石に水とは思いますが、ミストが噴き出していましたよ!

パドックでの確認(※馬相眼ゼロ)と最終予想決定を経て、いざ観戦へ。今回は障害コース開放を見に来ましたので、観戦も障害コース内で見守ることに。昼間からずっと陣取っていた人たちの後ろにまわることになったので、あまり視界はよくありませんが、ダービー馬と同じ芝生を踏みしめていると思うと感慨もひとしおです。

↓視界があまりよくないですが、スタートのあたりで見守りました!
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↓一応出走前の馬の様子なども拝見!
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そしていざ始まったレース。実際の視界からは一瞬で馬が消えていったので、ターフビジョンで展開を見守ります。キレイなスタートからメイショウハチコウ、リアライズシリウスらが前に行き、皐月賞では爆速の逃げで押し切ったロブチェンは中団から後方に控える格好です。最後方には少し離れる感じでバステールが構えており、単に出が遅かったのか、最後に賭けているのか、ちょっと不穏な感じです。

1000メートルの通過は60秒7でやや抑えたペース。全体スローであることを踏まえてか、向こう正面ではバステールが一気に中団から先団まで上がっていきました。その動きを見てもまだロブチェンに動きはありません。3コーナーから4コーナーにかけてはリアライズシリウスが先頭に立ち、それをバステールが追う形に。

直線に入って残り400メートル、外からはパントルナイーフが末脚を伸ばし、その後ろからようやくロブチェンも上がってきました。実況からはロブチェンが苦しいのではないかという心配の声も上がるほどまだ先頭との距離はあります。残り200メートル、先頭はバステールに代わり、それをパントルナイーフとロブチェンが追います。リアライズシリウスは頑張っていますがもう苦しく、あとはさらに後ろから追ってきたゴーイントゥスカイが届くかどうかといったところ。

最後はパントルナイーフとロブチェンの追い比べとなって、アタマ差でロブチェンが2冠を達成!3着には早めに動いたバステールが粘り込み、11番人気からの馬券圏内となりました。目の前にいたお兄さんが写真判定の結果を祈るように見守り、ハナ差でバステールが3着・ゴーイントゥスカイが4着だとわかったとき、ア゛ーーーー!と叫びながら芝生を転がりまわっていたのは「芝生がフカフカで気持ちよさそう」と他人事ながら思いましたよね。これぞギャンブルの醍醐味。当たっても外れてもこれだけドーパミンが出てそうなレースならきっとハッピーになれることでしょう。

↓なお僕は前走の結果から軽視され気味だったパントルナイーフからの馬券で見事に的中でした!
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うむ、さすがルメールさんが選んだ馬!

勝てばより大きな当たりでしたが、勝ったロブチェンが強かったですね!

惜しむらくはダービーリボンの赤色にサインを感じられなかったことくらい!



皐月賞では超高速のレコード決着だったものが、ダービーではスローな流れからの瞬発力勝負となり、まったく勝負の様相が異なるなかで2冠を達成したロブチェンの強さはちょっと一枚抜けているかなと唸らされました。鞍上の松山弘平さんは初のダービー制覇で大変素晴らしい結果だったうえに、松山さんはデアリングタクトで牝馬三冠を達成しておりますので、もしロブチェンで牡馬三冠となれば牡馬牝馬両方で三冠ジョッキーとなるという大偉業にも王手がかかりました。

このダービーではすぐ後ろにルメールさん、川田将雅さん、武豊さんと実力実績備えたレース巧者が強いお手馬を伴って居並んでいましたので、その圧力を跳ね返して菊花賞を取れるのか、楽しみに見守りたいと思います。こうしてクラシックなど見ておりますと、また愛馬でも持ちたいなという気持ちも盛り上がってきまして、継続した競馬場へのお出掛けの理由付けの意味でも、久々に一口出資など検討したいと思い始めました。

最近、お食事券などをもらおうと思って始めた投資で、キオクシアとかいう株を1株売ったり買ったりするだけで日々5000円プラスとか3000円マイナスとか馬券以上のギャンブル感を味わえると気づきまして、馬券で儲けるというよりは出資で儲けるほうが可能性あるんじゃないかと世界の真実に目覚め始めています(←ダメな人そう)。愛馬への出資、その投資で儲けて、現場の馬券は記念程度にする、これが大人っぽいギャン活なのかなと(←雰囲気が諸先輩方に近づいてきた)。いつかゴーイントゥスカイの馬主さんみたいに華やかな場に立つ夢を、可能性だけでも追ってみたいなと思いましたしね。一回くらい愛馬のいるクラシックを見たい、それを次のギャン目(←ギャンブル目標の意)にしようと思います!

↓来年は馬車のパレードを近くで見たいですね!
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馬券も当たりましたし、芝生に関しても満足できた会心のダービーでした!

春の東京競馬最終日の芝コース開放イベントを狙って朝から競馬場入りするも、ギャンブラーの朝が案外早くて出遅れ大惨敗ですの巻。

08:00
ギャンブラーは朝が早い!

本日はお出掛けの記録です。通算何百回目かの引退をしては翌週になると何故かシレッと復帰し、いい加減に複数のコンプライアンス違反か何かで永久に消えろと言われそうな気もしてくる競馬に行ってまいりました。昨今はオンラインカジノなどにうつつを抜かす遵法精神のない困ったギャンブラーが多い世情ですが、清く正しいギャンブラーはちゃんと国もしくは警察とグルのところに行くのです。法律を守ることができて(もしくは法律が罰することができない範囲を見つけられて)えらーい。

と言っても、今は夏競馬が始まろうという競馬の準オフシーズンみたいな時期。オークスもダービーもすっ飛ばして今頃になって競馬場に出掛けようと思いましたのには理由があります。この週末をもって開催が終了する東京競馬では、開催終了のこのタイミングだけ芝コースを開放してくれるのです。昨年も一度くらいコースの芝生を踏んでみたいと、この芝コース開放の日に行ってみたのですが、その際はノンビリ出掛けてしまったため整理券の配布に間に合わず、芝コースに入れなかったのです。今回はそのリベンジをしようという算段です。

入念に公式情報をチェックしますと、22日の開門から馬場内で整理券を配布し、上限3000人が芝コースに入れるとの話。うむ、開門から先着順であると。ここはまぁ素直に開門から並べよという話ではあるのですが、なにぶん朝が苦手なもので、できることならノンビリ行きたいとXで昨年の様子などを探ってみますと「9時半で余裕でした」みたいな書き込みがありました。この都合のいい情報を鵜呑みにした僕は「上限3000人ならそんなもんであろう」「GIもないのに開門から来る輩もおるまい」「仮に開門から来る人がいても、そんな生粋のギャンブラーが芝生だワーイなんて並ぶわけがない」とできるだけ自分に都合のいい世界を想像し、開門時間に少し遅刻で現地に到着したのですが……

↓あ、開門待機勢への配布で整理券終わってた!
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9時半余裕じゃないじゃん!

やっぱ開門同時だったじゃん!

===本日のお出掛け終わり===



えーーー、本日の計画はここですべて終わりました。特に買いたいレースがあったわけでも見たい馬がいたわけでもなく、ただただ芝コースに入って「新しいウマ娘だぞー」とか言いながら走りたかっただけなのに、あとほんの少しの早起きを渋ったために計画はご破算となりました。東京競馬場が次に芝コースを開放するのは秋競馬の終わりなので11月くらい。青々とした芝生らしい芝生を踏み締めようと思ったら、また来年を待たねばならないことになりました。あまりの計画倒れにしばし呆然とする僕。とりあえず自席に座り、このあとどうしようかと思案しながら、うなだれておりました。

「今からでも野球なら間に合うぞ」「映画でもいいんじゃないか」「いっそ帰れば?」と逡巡しますが、熟考の末、まぁせっかく競馬場まで来たのだから競馬をしようかと思い直します。先着順だとわかっていたのに最善を尽くさなかったのは自分が悪いわけで、それを引きずっても仕方ありません。「珍しく張り切って朝から競馬に来た」と思って楽しもうじゃないですか。ただ、朝イチから来てしまっているので、何も考えずに遊べば大損は確実です(←当てようとか増やそうみたいな野心も自信ももはやナイ)。できるだけレース以外のことで有意義に時間を過ごしながら、今日を充実させていきたいところ。

ということで、なるべくレースに魂を引きずられないように、競馬場がギャンブラー以外の人に媚びてイメージアップを図ろうと繰り出してくる各種イベントに参加していくことに。頑張ってイベントに参加していれば、いらんレースを買って、いらん損失を出さずに済むでしょう。そんな僕にちょうどいい感じで飛び込んできた情報が、「コンピューターがランダムに選んだ馬券を売ってくれる」というガチャガチャ馬券のコーナーです。コレを買って「今日はAIにすべてを託してみた」みたいな設定にできれば、ほかの馬券を買わずに済むに違いない。と思ってガチャガチャ馬券を買いに行ったのですが……

↓あ、うなだれてる間にガチャガチャ馬券も売り切れてた!
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こんなの絶対当たんないのに何で皆さん買ってんの!?

早めに並ばなきゃいけないなんて思ってなかったのでまたしても痛恨の出遅れ!

===本日のお出掛け終わり===


まさかの一日で二度の出遅れという事態。これは「もう帰りなさい」という賭博の神様のメッセージだったのかもしれません。しかし、ここまで来たらもう引っ込みがつきません。賭博の神様なんてどうせ邪神なんだから言うこと聞く義理もありません。何とかして「充実のお出掛け」という体裁だけでも取り繕わないと、本当に何しに来たんだかわからない。ということで、たまたまこの日開催されていた「府中フェスティバル」なる地域との友好関係を構築するイベントを冷やかしに行きます。普段なら行かなかったかもしれませんが、「今日はこのために来ました」くらいの顔で行くことにしましょう。

↓府中の学校や企業が集まって盛り上げてくれていましたよ!
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↓ユーミンの歌でおなじみのビール工場からギャンブラーに酒が届きました!
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↓まだギャンブルはできない高校生がギャンブラーにお菓子を作ってきてくれました!
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↓地元・府中出身ということで有名人の太田光代さんと見栄晴さんも来てくれました!
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よかった!有名人を見られた!

有名人を見られたんだから来た甲斐があったはず!

この日を僕の「見栄晴記念日」と名づけよう!

どうでしょう、じょじょに有意義なお出掛けに見えてきましたでしょうか。「見栄晴さん見られてよかったですね」「すごーい!見栄晴さんを見たんですね」「私も見たかったなー」などという激励の声が薄っすらと聞こえてくるような気がしてきました。その後も僕は積極的にイベントに参加し、何故かクイズに挑戦したり、何故か握力を測ったり、何故か輪投げにチャレンジしたり、およそギャンブラーらしからぬ平和な日曜日を過ごします。お昼からは併設の競馬博物館で開催された「ばんえい競馬トークショー」に参加し、たっぷり1時間ばんえい競馬についてのお話を聞いてきました。博物館で開催中の展示などもじっくりと舐めまわすように堪能し、競馬に関する知識と見識を深めることに成功。レース以外を楽しむのも悪くないものですね。

↓イベントに参加したらばんえい競馬プリッツをいただきました!
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↓有意義に過ごしすぎたのか、お昼ご飯に決めていた牛丼は売り切れに!
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この牛丼って売り切れたりするヤツだったんだ!

昼食べてから来ることが多かったので気づかなかった!

===本日のお出掛け終わり===


とまぁ、そんな感じで有意義に半日過ごしたのでそろそろレースを解禁することに(←することがなくなったの意)。あまり大怪我にならないよう、嗜み程度にギャンブルを楽しんでいきます。勝負とか儲けとかへの邪な欲が出そうになったときは、珍名馬の応援馬券などを買ってそのレースをやり過ごし、上手に自分をコントロールしていきます。おかげさまで目的を見失った状態で朝から競馬場に滞在していながら、中学生のお小遣い程度の負けでメインレースを迎えることができました。「少しでも当たる可能性がある買い目を追求すべきだった」ような気もしないではないですが、珍名馬応援馬券が手元に1枚あってもいいかなとは思ったので後悔はありません!

↓頑張れチョメチョメ!チョメチョメの応援馬券を買いました!
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↓そしてメインレースでは行き掛かり上ある程度の点数を購入!
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↓なお、結果としては3番人気馬を切り飛ばしてて惜しくもハズレでした!
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↓あったまきたのでヒヒーンの応援馬券を買いました!そしてヒヒーンも負けました!
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何やかんやで丸一日競馬場に滞在しまして、最後は本当ならそこに自分も参加している予定だった芝コース開放の様子を見守るまで存分にレジャーを堪能。コース内に整理券を持つ人たちが入りますと、「新しいウマ娘だぞー」みたいな感じで猛ダッシュをするお兄さん方の姿を見ることもできました。自分で走ることはできませんでしたが、誰かが走ってくれたので気分的にはスッキリしました。次回こそは自分で芝コースに入り、新しいウマ娘ごっこができるよう、しっかりと開門時間に並びたいと思います。今回でしっかり反省しましたので、次回は「30分くらい遅れても大丈夫だろう」みたいな舐めた感じは拭い去っていこうと思います!

↓勝敗で揉めてましたらご参照ください!内が先着です!
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↓次回は芝生に入れるようしっかり早起きします!

早起きは三文の徳というか、徳のために早起きできてこそギャンブラー!

ドバイワールドカップでのフォーエバーヤングの「アウェーの洗礼」の内容が判明し、通算何百回目かの競馬引退は怒りの撤回ですの巻。

08:00
アウェーに入りてはアウェーに従って、なお勝て!

周回遅れでアッタマきました。去る4月5日深夜、僕は通算何百回目かの競馬引退をしました。UAEはドバイのメイダン競馬場で行なわれた2025年のドバイワールドカップで大敗を喫し、引退したのです。日本から乗り込んだ押しも押されぬ1番人気馬・フォーエバーヤング号にドカンと賭けてドカンと負ける大惨敗。一応馬は3着入線を果たしたものの「確勝」という見立てでの購入であったため、その日の資金はすべて露と消えました。

気になったのはレース後の矢作調教師の言葉。言い訳はできないとしつつも「アウェーの洗礼を受けた」「ひどい仕打ちを受けた」と何かヤラれたことを匂わせていた矢作師。その背景が今になって明かされたのですが、どうやらフォーエバーヤングはレース前に抜き打ちの尿検査対象に指名され、そこですっかり入れ込んでしまったようなのです。これにはさすがの僕もアッタマきましたよね。「それ先に教えてくれよ」「そしたらエバヤン切ったのに」「あー金返せ!」と。怒りのポイントが若干ズレているかもしれませんが(!)、とにかくこんなことで引退するわけにはいかぬと、通算何百回目かの引退は怒りの撤回となりました。

↓一体どんな洗礼があったのかと気になっていたのですが…!


↓矢作厩舎より質問及び要望書が現地当局に送られており…!


↓こんな回答が得られたとのこと…!



原文は各自で読んでいただくとして抜粋要約すると、フォーエバーヤングはレース前の抜き打ちの尿検査の対象となり、数十分間検査所に留め置かれ(厩舎主張は35〜40分間暗室に入れられた、現地回答は時間は26分間で明かりもエアコンもついていた/要望あれば映像も出せるとのこと)、その結果馬は大きなストレスを受け、レースへ向けた装鞍などの準備時間を大きくロスしたというのが「アウェーの洗礼」の概略であるようです。

なるほど、「金を賭けている」立場からすると怒り心頭の事態です。レース前にストレスを受けたり、4人掛かりで抑えなければならないほど入れ込むような状況がどれだけレースに悪影響を及ぼすかは言うまでもありません。そんな話だと分かっていれば、馬券の買い目も再考しましたし、少なくとも「単勝一本全ベット」とか「アタマ固定」といった前のめりな賭け方はしなかったでしょう。

日本の競馬でももちろんドーピング検査はありますが、それはレース後に上位入線馬と「謎の大敗を喫した人気馬」など一部の指定馬を対象に行なうものであって、レース前に抜き打ちで呼び出して一部の馬にだけストレスを掛けたりするようなものではありません。当日のドバイワールドカップデー全体では9頭がレース前検査の対象となったそうですが、そのうちの1頭が「メインレースの断トツ1番人気馬」だというのは、「ははーん、やってるな?」と疑わざるを得ないでしょう。

しかも、その9頭のなかには同じ日本からの出走でドバイターフに出走したソウルラッシュも含まれており、こちらも大変なストレスを受けたというのですから疑いも確信に変わるというもの。ソウルラッシュも相当激しく入れ込み、厩舎スタッフの肩を脱臼させるほどだったそうで、管理する池江調教師は「除外を覚悟した」とも言います。コチラは何やかんやの本番大爆発で現役世界最強馬の一角であるロマンチックウォリアーを下して勝ちましたが、だからといって「な?大丈夫だったろ?」なんて話になるわけがありません。くー、こっちのレースは当てたんで「金返せ!」とは言いにくいのですが「倍払え!」くらいの気分です。

↓「アッタマきた!ヒヒーン!」で勝った説、あると思います!



と、ひとしきり憤慨しましたが「これが勝負」かなとも思います。日本ではレース前の検査はしないものだとしても、それが全世界共通のルールということではありません。レース前に抜き打ちで検査をするところもあれば、レース前に全頭の検査をするところもあります。UAEの競馬規則では必要なときにいつでも検査ができるということになっており、レース前検査もこの日だけ急に実施されたわけでもないそうです(2024-2025シーズンは64開催で429頭にレース前検査を実施したとのこと)。仮にそれが「コイツちょっと嫌がらせしてやろう」と作為的に運用されていたとしても、その悪意を証明する証拠は出ないでしょうし、公正なレースのために必要だと言われたら黙るしかありません。強いアスリートほど検査をされるのは、人間の世界でも同じです。

もちろん日本の感覚からすれば「レース後の検査でいいじゃん」「1時間くらい経ったところで何も変わらないだろ」「やるなら全頭やれ」とは思いますが、それはコチラの考えであってアチラの考えではありません。日本だって東京五輪の際には日本としての考えを貫いて、「集団で飲食した」だの「観光のために外出した」だのという理由で選手資格をはく奪したのです。UAEの競馬がレース前検査を必要だと思うならするでしょうし、両者からの経緯説明を見ても不当な嫌がらせのための検査とまでは言えない内容ですし、それで負けたのは馬と人間が弱かったと言うしかないのです。

細かい運用の部分で「検査は何時間前に実施する」とか「尿が何分間出なかったらレース後の検査とする」など決めてくれていたら、もうちょっと動きもスムーズだったかもしれませんが、一度検査を始めてしまったなら尿待ちで26分間とか40分間とか掛かったとしても仕方ないでしょう。人間のドーピング検査も「出るまで待つ」仕組みです。厩舎側でも「検査があるかもしれない」とは認識していたようですから、出なかったときの対応を用意しておくとか、すぐ尿を出すための備えをしておくとか、現地の係員とコミュニケーションできるスタッフを帯同させるとか、そこまで徹底してこその海外遠征なのかなと思います。招待競走とは言え勝ったらガッツリ金を持ち帰ろうという大勝負です(※696万ドル/約11億円)、相手もこれぐらいやってきて当然かなと思いますし、むしろ、これぐらいやってくる戦いのほうが金の奪い合いとしては燃えるというもの。

今回は僕にも「確勝」などと勝手に思い込んだ落度がありましたし、厩舎側にも馬にも弱いところがありましたし、そこまでやってもなおフォーエバーヤングには3着賞金120万ドル(約2億円)を持ち帰られ、あまつさえソウルラッシュには勝利まで許したのですから、みんなちょっとずつ負けた痛み分けとする案件かなと思います。あえてひとつ公平性に関して要望するなら、レース前検査に指名された馬は速やかに公表し、JRAやメディアなどを通じて日本にもその情報が伝わるようにしてもらいたいということ。人気馬がレース前検査に指名されていたら、チャンスと思って切りますので(←金目線の要望)。

まぁ、こんな舞台裏だということであれば、何も世界の競馬はドバイだけなわけでもありませんし、日本から参戦するのであればサウジアラビアのサウジカップのほうが賞金も高く、日本のダート馬にとっての適正も合っているだろうと思いますので、ドバイワールドカップは「夢」を追う者の舞台とするのがよいのかなと思います。凱旋門賞と同じように。そういう意味では、夢を追う者の旗手である矢作師がこの舞台に挑み、敗れ、怒り、毅然として質問と改善要望を出し、結果を受け入れているのは熱いなと思います。この憤りを来年以降の楽しみとしたい、そう思うレースとなりました。「来年はすぐ尿出して勝つ!」ことを期待しております!

↓ま、どの道、1着馬も2着馬も切ってたんでハズレでしたが!



↓いろいろトラブルが多くて、逆の意味で持ってる馬だなと思いました!

ウマ娘とかに採用しやすそう!

不運キャラとかで!



負けた原因もハッキリしたので、次走はまた狙っていこうと思います!

一年締めくくりの有馬記念でドウデュース号への思い入れと「夢馬券」しか買わない性分に気づき、もう競馬予想は止めようと誓った件。

08:00
もう競馬予想やめた!

22日、中央競馬一年間の締めくくりとなるGI・有馬記念が行なわれました。昨年の今頃は「人生初の年間収支プラスになるやいなや」で競馬関連の投稿なども盛んに行なっておりましたものですが、今年はその辺りの報告もトンと消え失せておりました。理由は単純で、年間を通じて大負けしていたからです。

買えども買えども当たらない。当たらないことが重なり、少しずつ負けが積み重なっていくことで予想も中途半端に穴狙いに重心が傾き、ますます傷口は広がっていきました。もとがケチ臭いので金額としては大したマイナスではありませんが、割合としては引くほど負けました。

有馬記念レース開始前時点で見た今年の収支は回収率40%、的中率33%という惨憺たるもの。特に秋シーズンに入ってからは状態が悪く、秋のGIシーズンは的中1戦のみ(※しかもトリガミ)となり、ほぼ全寄付となったのです。「もう競馬やめる」「本当に競馬やめた」「今度こそ競馬は卒業」などと心で宣言しては翌週にはまた寄付をしている無限地獄は、規模の小さい一平のようでした。

しかし、だからこそ、この有馬に(金を)賭けたのです。

昨年は「有馬で負けなければ年間プラス」という状態で敗れたわけですが、今年はその逆で「有馬で勝って年間プラス」という状態に持ち込めばいい(←ダメ人間の発想)。競馬にはそのドリームがあります(←ダメ人間の発想)。一撃100万円だって非現実的な出来事ではありません(←ダメ人間の発想)。勝てばいいんだよ勝てば(←ダメ人間の発想)。勝つ前提で買い目を決めよう…とまぁそんな作戦で一発逆転勝利を目指すことにしたのです(←ダメ人間の発想)。

↓当てればいいんだよ当てれば!逆転勝利に必要な金額を賭けたうえで!



しかし、その予想のなかで僕は自分の性分というのを痛感することになります。ずっと今まで気づかずに、あるいは気づきながら無視していましたが、僕は予想や分析などまるでしておらず、結局「こうなってほしい」という夢に賭けていたようなのです。そのことを教えてくれたのがファン投票史上最多得票数&得票率に推されたドウデュースの存在と、そのハ行による出走取消でした。

いざ出走取消となったときに去来した思いは、「やっぱりドウデュースに勝って終わってもらいたかった」でした。事前の予想ではドウデュースにいかに逆らうか、いかにほかの買い目を探るかばかりを考えていたのに、いざドウデュースの有馬がナイとなったら、途端に寂しさがあふれ出てくるわけです。推していた馬ではないのに。むしろ対立するくらいの気持ちで見ていた馬だったのに。

思い返せば近年僕が個人的に一番推した馬はイクイノックスでした。まだ重賞すら勝たない段階でその馬体と風格に魅了され、以降一貫して買いつづけることで大きなリターンをもたらしてくれた「愛馬」の前に立ちはだかった最大の強敵がドウデュースでした。対戦では必ずイクイノックスから買い、ダービーでは破れこそしたものの、古馬となってからは圧倒的な強さで「一蹴」と言っていいような勝利を演じ、勝負をつけたぞ、どうだ見たか、人気は知らんが実力は我が方の圧勝だ、人気も豊さんコミの話だろ、そういう気分でおりました。

ただそれは贔屓からくる歪んだ推し感情であった模様。イクイノックスを推す気持ちがドウデュースへの斜に構えた見立てを生み出し、今季さらなる良化で秋シーズンの主役となり一層人気を高める状況に「でも本当に強いのは…」と反発するような気持ちを生み、何とかして予想の評価を下げよう予想の評価を下げようと感情をこじらせながらも、推しの最大のライバルとしての思い入れもまた強く、「史上2番目に強い馬であってほしい」「イクイノックスをダービーで負かした相手なのだから相当な名馬であってほしい」「あの世代の物語はこのレースで勝ってつづくべき」などと心の底では思っていたようなのです。

「ドウデュースを買わない」ことを先に決めていた予想は、ドウデュースが不在となっても何の状況も変わらないはずなのに、軸を失って途端にゼロに戻りました。なんなら今年の有馬記念は「見」でスルーしてもいいか、くらいの喪失感を覚えました。どうしたらいいかわからなくなってはじめて「あぁドウデュースにも相当に思い入れていたんだな」と気づくような気持ちになりました。そして、今さらながらに、実力分析とか展開分析とか金儲けとかではなく、推しの走りと推しの夢を見るためにお金を投じているんだなと再認識したのです。なるほど何十年もやっているのに一向に馬券が上手くならないわけです。「当たるもの」「儲かるもの」ではなく「見たいもの」に賭けているのですから。「推しがめちゃめちゃ強いのに案外人気しない」という状況以外で勝てるはずがありません。そう、イクイノックスを推しながら、ドウデュースが人気を2分するような状況以外では。

で、お察しかもしれませんが、イクイノックスの影とドウデュースの喪失を埋め合わせるかのように、買っちゃいましたよね、ジャスティンパレスを。推しと、推しのライバルと、ずっと戦ってきた世代の雄を。スタート直後からコーナーに入って6回コーナーをまわる中山2500メートルで?、絶好のスタートからでも一旦後ろに下げるようなチグハグなレースをする常時展開不利の馬が?、去年よりさらにズブくなったのに中山の短い直線で一気に抜き去るとでも言うのか?、なんて疑問符は全部ぶっちぎって買いましたよね。「坂井瑠星なら前に行かせるかもしれない」「枠順と展開考えれば押し出されるように先団外目でまわってきちゃいそう」「早めにまくれば中山でも届くんちゃうか」などと全部都合いいほうに考えて。愚かだなとは思いますが、自分がこうしたかったんだろうなと思うほかありません。

↓この馬券で勝てば、年間収支はプラスになる!
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↓はたして実際のレースはどうなったのでしょうか!?




迎えたスタート、有利な内枠に入ったはずの1番人気アーバンシックはスタートで出負けして、同じくスタート失敗のプログノーシスとともに後方からの追走となります。もともと後方追走型の馬ではありますが、意図して位置取りを下げたものではないでしょうから、これはちょっと苦しい。慌てて前に押し出しますが、本来ならラクに取れたはずの位置取りからは2列ほど後ろに下がったでしょうか。

一方コチラも人気のダノンデサイルは好スタートを決めて先頭に立ちます。内枠から好発走のベラジオオペラ、スターズオンアース、レガレイラなどが枠なりに前につける形で先団を形成していきます。外枠組からはスタニングローズなどが前への進出を図り、僕が買っているジャスティンパレスは頑張って上がってきたアーバンシックの横に並んで中団につけます。そのさらに横に外から被せてきたシャフリヤールが壁になっているのが気になりますが、まぁまだレースは序盤ですから、ここから何とかすればいいでしょう。

スタンド前を通り、1000メートルの通過は1分2秒9とかなりゆったりしたペースに。レースペースを見ても、1ハロンに12秒中盤から13秒近くかけており、完全に逃げた馬にレースを作られています。ここから急にペースが上がるわけもなく、このままの展開となれば最後のコーナーあたりから一気にまくっていくようなレースでもしないと後ろからは届きそうにありません。今のところ逃げたダノンデサイルが一番展開を利したレース運びをしています。その後ろにつけたベラジオオペラも悪くありません。

向こう正面の直線に入ったところで、中団からはじょじょにシャフリヤールが前へと進出を図ってきます。僕が買っているジャスティンパレスもその後ろについていって合わせてまくる感じにできればよさそうでしたが、行列のようになって外側からローシャムパークがクチをパクパクさせながら被せてきており外に持ち出せません。さらに後ろからも馬がつづいており、外にも出せず、かといって少し位置取りを下げてその行列の後ろに並ぶわけにもいかず、スローの流れのなかただただ馬群のなかで待機する格好に。このあたりはやはりレース展開に合わせて、行くべきときに行く判断というか、何なら最初から行っておけばよかったというか、理想のイメージと実際のレース運びがだいぶ違ってしまった部分だなと思いました。まぁ、馬がもう前に行かないのかもしれませんが。

じょじょに全体のペースは上がり、終盤は長いスパート合戦の様相となります。1ハロン11秒台のラップを連打しながら、先団のペースも落ちることなく、ダノンデサイル、ベラジオオペラが1・2番手のままレースは最終コーナーへ。この時点で2列目あたりまでにつけておいて「バテなかった馬が勝ち」というレースですが、僕が買っているジャスティンパレスは皆と同じタイミングで仕掛けたらズブいぶん普通に置いていかれてしまい、最終コーナーあたりでは最後方から4・5番手というよくない位置取りに。何ならスタートで出遅れたアーバンシックにもスペースを取られて、「うーん、さらに内に入れるか」と切り返してさえいます。あー、これは厳しい。最後の直線200メートルほどで5着入線まで追い上げてきたのは立派でしたが、レースはド下手だった…そんな内容でした。

レースのほうはと言うと、内の好枠から逃げた1番ダノンデサイルと5番ベラジオオペラが前残りするなかで、2列目につけていた8番レガレイラと、大外枠発走からレース中盤の好判断で前目に押し上げてきていたシャフリヤールが並んで先頭に立ち、最後はクビの上げ下げでレガレイラが有馬記念を制しました。レガレイラは「強い馬が有利な条件で枠なりにいい競馬をした」という感じで、シャフリヤールは「不利を跳ね返す好騎乗、馬もよくチカラを出した」といった感じでしょうか。最後の勝敗を分けたのは3歳牝馬ということでの斤量差も効いていたかなと思います。

見終わって思ったのはレガレイラはイクイノックスを管理していた木村哲也調教師の管理馬で、「そっち方面」からイクイノックスの影を追っていれば単勝10.9倍的中での年間収支逆転勝利もあったかもしれないなということ。臨戦過程から割引で見てしまっていましたが、有馬記念では「牝馬の強いのがいたらとにかく馬券に絡める」というのを大きな反省としたいと思います。牝馬の強いのは有馬ですごく走るんだと何度勉強すれば覚えるのかわかりませんが、何度目かの勉強を来年以降に活かせればいいなと思います。物覚えが悪いので、何度も反省と失敗だけを繰り返す人生ですが、来年はこの反省を覚えていたらいいなと思いました。

↓有馬でよく馬券に絡む牝馬ですが、3歳牝馬の優勝となると64年ぶりの快挙とのこと!


このような反省を踏まえまして、今後は競馬予想は止めようと思います。結局、データとか展開予想を多少やったところで最後は「こういう夢が見たい」で捻じ曲げてしまう自分の性分を思い知りました。予想をするという意識よりも、1頭ずつの馬への思い入れだったり背景だったりを重視して、見る夢の幅を広げるほうが結果的にプラスだなと思いました。「同世代」で夢のバトンを託す安直な選択だけでなく、「だったら同厩舎でも同馬主でも別によくない?」という発想から手を広げていれば、予想ではなく夢の形そのものが違っていたかもしれませんので。

まぁそういう性分なのだということを言語化できたことで、収支がよくないことへの痛みはだいぶ和らぎました。仮に当たらなかったとしても、夢以外の馬券を買う気にはならない性分なんだなと、反省のうえでもやっぱりそう思いましたので。今後はもっと視野を広げて、夢の選択肢そのものを増やし、そのなかに結果的に当たるものが入っているように祈りたいと思います。もう「予想」はしないし、負けたときも収支は気にしません!本当にありがとうございました!

↓レガレイラの夢を見た皆さん、おめでとうございます!



1年間夢を見た結果として2万円程度の負けであれば、悪くない一年でした!

「相当強い」が「相当不安」な香港馬ロマンチックウォリアーの安田記念を経て、自分の性分に合った馬券の買い方をついに発見した件。

08:00
欲望と臆病の間を見つけました!

久しくご報告しておりませんでしたが、昨年来若干調子に乗っておりました競馬関連の状況についてご報告です。「そんなこと誰も聞いてない」「ネットで報告する場合は最低でも100万円賭けてくれるか?」「リアルに負けてグッタリしている愚者を安全地帯から見下すコンテンツだぞ?」という声もあるかもしれませんし、僕も基本的には同意見ですが、断固として報告をしたいと思います。

すでにダービーも終わり、春競馬の大レースは宝塚記念を残すのみという時期まで沈黙を守ってまいりましたのは、まったくいいところがなかったからです。一昨年・昨年あたりは「ついに競馬が上手くなった」というカンチガイも生まれ、年間収支がプラスになるのではないかという一瞬の夢さえ見た僕ですが、どうもそれは単なる偶然だったようです。イクイノックス号に代表される「強そうな馬に強そうな騎手が乗って案の定強い」というパターンがたまたま多かっただけで、それが当たっていたのは僕の実力ではなく、馬と騎手の実力だった模様。

それが一転して今年は抜けて強い馬がいるわけでもなく、頼りのルメール騎手もお怪我などされてお調子がいまひとつのご様子。僕の冴え渡る予想は「大外れ」と「当たったけどマイナス」を繰り返し、回収率は埼玉西武ライオンズの勝率とどっこいどっこいで地べたを這うような低空飛行を繰り広げていました。

何を買ったのかもよく覚えていないGIフェブラリーステークスは1700円買って全負け。例年なら忘れてて買わないことも多いのに「今年はGI全レースを買って、収支プラスになるかチャレンジしよう」などと思ってしまったことから気持ち半分で買った高松宮記念はルガル号にほぼ全額を持って逃げられて負け。大阪杯は2番人気・3番人気の組み合わせでワイドを的中させるも買ったぶんを取り戻すので精一杯。

クラシックシーズンが始まり緒戦の桜花賞はチェルヴィニア号を本命にするも、最後の直線でご機嫌を損ねたようでズルズルと後退。抑えの買い目で1着・2着のワイドが当たりましたが、資金の大半は溶けてしまい「当たったけど損」のトリガミに。皐月賞はレコード勝ちするジャスティンミラノ号を軽視したうえに、「キミに決めた!」と指名したレガレイラ号は「あ、この馬、牝馬なんだ」とレース後に気づくという体たらくで全負け。勝ったジャスティンミラノ号の調教パートナーは今年事故で亡くなられた藤岡康太騎手だったことから、改めて追悼の想いも広がるなかで、僕は猛反省の時間となりました。



春の天皇賞は1番人気テーオーロイヤルをズバッと本命に指名するも、相手はズバッと指名できずにワイドなのに11点もグダグダ買ってしまう愚挙の末、1500円買って800円しか戻ってこないという馬券下手ぶりを発揮しました。つづくNHKマイルカップ、馬券自体は的中するも1番人気・2番人気のワイドを少額当てたのみでコチラも当ててマイナス。ヴィクトリアマイルは「藤岡騎手とGIを勝ったナミュール頼むぞ…」と予想ではなく想いで馬券を買ったところ、ナミュールはどこかに消えていき、その代わり「騎手生活21年目でGI初勝利」という津村明秀騎手騎乗の14番人気・テンハッピーローズの勝利を見守ることに。「外れたけど感動」「どうせ外れてたから感動できてよかった」「感動料金1500円」と僕も涙を流しましたとも。

そこから再度気合を入れ直して臨んだオークスでは、何を血迷ったか1番人気のステレンボッシュ号を切り飛ばした末にワイド2頭軸という謎馬券を購入し、何かよくわからないうちに当たりまして、今シーズン初のプラス収支に。しかし、そこで乗って行けるかと思った日本ダービーでは、皐月賞の反省をまったく活かすことなくまたしてもジャスティンミラノ号を軽視したうえに、「皐月賞上位組で決着やろ」と自信の予想を繰り出したところ「皐月賞は除外で出走していない」ダノンデサイル号に勝たれるという大間抜けぶりを発揮。いやー、「皐月賞上位組で決着やろ」を決めつけ過ぎたことで、馬柱に除外って書いてる馬を何も見ないで切ってしまいましたよね…。「出てたらどうだったか」なんて考えることすらせずに…。




とまぁ、惨憺たる有様だったわけですが、ようやく長いトンネルを脱するキッカケを得ることができましたのが、去る週末に行なわれたGI安田記念。こちらのレースでは非常に厄介な馬が出走しておりました。香港から出走のロマンチックウォリアー号です。19戦14勝、目下GI4連勝中という戦績はもちろん、パンサラッサやジオグリフ、ジャックドールなど香港に参戦した日本馬が一度も先着できていないということで「相当強い」ことは間違いありませんでした。

しかし、ここは香港ではなく日本です。日本の高速馬場で叩き出されるタイムと比較すればロマンチックウォリアーの持ちタイムは見劣りしますし、輸送や環境の問題もあります。芝1600メートルの実績が乏しいのは「マイル戦線には香港最強馬で世界の賞金王・ゴールデンシックスティがいたから」だとしても、相手が強いから戦わなかっただけなのか、そもそも距離が合わないのかは、正味のところ外野からではよくわかりません。騎乗するマクドナルド騎手も日本に来るのは10年ぶりで、世界でどれだけ勝っていたとしても記録上は「日本未勝利」の騎手です。香港競馬は10頭立てとかのレースなので、18頭立ての日本のレースで馬群をさばけるかどうかも人馬ともに不安なところ。「相当強い」のは間違いないのですが、「相当不安」なのも間違いありませんでした。

そのせめぎ合いの結果が、実績に比して低評価の単勝3.6倍というもの。今買えば美味しいかもしれない、でも勝ったときスコーンと抜ける可能性も否定できない、と多くの人が思っていました。そんな不安は時間を追うごとに掻き立てられていきました。発表された馬体重マイナス12キロ。まぁ普段の状態がわからないので、これが弱っているのか締まっているのかもよくわかりませんが、とにかくガタッと体重は減っていました。気配は当然のことながら異国の地で落ち着きはなく、少し雨も降るような天候なのにやたらと汗をかいており、胸から腹にかけて真っ白く泡立っているような姿も。む、難しい…。

そして僕は決めたのです。

買わない、と。

わかんない、と。

知らん、と。

↓「不安だから買わない」と決めた馬の走りは果たして…!




いやーーーー、ロマンチックウォリアー強かったですね…。日本馬なで斬り、着差こそ大きくはないものの完敗でした。スタートいい出足から好位につけ、直線に入るとスムーズに手前を変えて先頭に抜け出せば、そこからマクドナルド騎手の風車のようなムチを受けて力強くゴール板を駆け抜けました。日本馬はナミュールとソウルラッシュが半馬身差に迫るのが精いっぱい。主戦場は2000メートルの馬がマイルでこの強さというのは、もしも宝塚記念に出走していたら日本馬総なめもあったかもしれないなと震えるようでした(※回避する模様)。これが単勝3.6倍なら買いの一択でしたね…。

そのように馬を見る目も馬券センスもない僕ですが、このレースは見事に勝利することができました。1番人気ロマンチックウォリアーを切り飛ばした末に、「もしもロマンチックウォリアーが来ても後悔しないように、ワイドで2着・3着1点狙いで当てる」と決意して臨み、見事にそれを引き当てたのです。2番〜4番人気の3頭を中心に6点1500円を購入しましたところ、ズバリ2着・3着のワイド9.2倍を当てて3680円の払い戻し。回収率245%という大勝を記録したのです。

そして、気づきました。この買い方は自分の性格に合っていると。

過去の実績と評判に囚われ、人気サイドしか買う気にならない冒険心のカケラもない予想センス。ひとつの買い目あたりが100円〜500円程度で小さくしか張れないミクロ肝っ玉。そのくせ「勝ったらハンバーグ食べたい」とか思っている欲深さ(※焼肉と言わないだけマシと考えているフシも)。と同時に「とにかく当てるだけは当てたい」と敗北を嫌う気持ちは人一倍。そのすべてに応えてくれるのが「1番人気馬はいないものとして、残りの馬の上位を当てる」という買い方だったのです。

これであれば必然として1番人気がある馬は買い目に入りませんのでオッズは高めに出る傾向となり買い方がショボくてもハンバーグ代くらいには届き得ます。「当たったけど損した」というパターンにもなりづらく、もしも1番人気の馬が飛んだ場合は、一気に大勝の流れも見えてきます。人気サイドをショボく買っておきながら、「アレが飛んだら…」という夢を見ながらレースを見守れる一石二鳥。思い返してみれば今季唯一のプラスとなっていたオークスも、買い目に迷った末に1番人気のステレンボッシュまでは買っておれんと切り捨てたことから生まれた勝利でした。ちょっとこの路線を少し追ってみたいなと思います。1番人気になっちゃうような推し馬も現状おりませんし。

「1着を当てようとするのをやめる」という選択と集中。これで自分のスタイルを築くことができれば、今度こそ本当に馬券上手となれるのではないか…そんな想いを胸に残りのシーズンに挑んでいければと思います。現在のところ、16200円購入で10000円払い戻しの回収率62%となっておりますので、まずはこれを標準的な期待値としての回収率77.5%に戻しまして、そして回収率100%を目指していきたいと思います。春競馬も間もなく終わりですが、そんな自信と意欲が沸いてきましたということで、後半戦にご期待いただければと思います(←まぁ他人のギャンブルになど興味ナイかもしれないが…)。調子よくレース回顧とか的中自慢とかしていたら、好調だと思ってください!

↓不調の場合は「もう競馬止める!」などとつぶやいて以降無言になります!



競馬を止めた競馬民は、1週間競馬を止めたのちまた競馬を始めます!

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婦人公論 2017年 12/27、1/6 合併特大号

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